気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

「お好み寄席」

2009-07-08 06:25:56 | Weblog
毎週火曜日の18:00から、NHKのBS2で、落語を中心とした「お好み寄席」が放送されている。
大喜利「花の落語家六人衆」・名作落語披露「落語長講一席」・「師弟競演」などのコーナーがあり、落語の持つ魅力をさまざまな面から味わえる。もちろん落語以外にも、漫才・コント・マジックなどいわゆる「色物」も楽しむことができる。
昨日の出演は、「笑点」で司会者を務め人気抜群の、落語芸術協会会長桂歌丸であった。30分に亘り「厩火事」を熱演した。古典落語は筋を云々するというよりは、その噺の中で表現される演者の演技を楽しむものである。落語もよかったが、私は終了後に企画されたアナウンサーとの対談に興味を持った。
昔の落語家は殆どが10代で入門したが、どんな子供も最低限の躾は身につけていた。だが今の弟子はそうしたことが全く出来ておらず、初歩から教えなければならず大変であると語っていた。現在は大学出の入門者も多いと聞くが、そんな常識が欠落しているとは情けないことである。