気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

帚木 蓬生

2009-07-21 06:09:35 | Weblog
以前書いたことがあるが、私はNHKのラジオ番組「心の時代」を聴いている。もちろん聴き逃すことも多いが、半分以上は聴いている。
つい先程、聴き逃した分のアンコール放送:「忘れ得ぬ心象風景から」の第1回分が放送された。明日、その続きが放送される。再放送されるだけに、非常に聴き応えのある内容であった。
出演は、小説家であり精神科医でもある帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい、1947年1月22日 誕生)であった。このペンネームは、「源氏物語」五十四帖の巻名「帚木」と「蓬生」から取ったそうである。「賞の柩」で第3回日本推理サスペンス大賞、「閉鎖病棟」で第8回山本周五郎賞等を受賞している。
彼は、東京大学文学部仏文科を卒業後、TBSに勤務・退職、九州大学医学部を経て精神科医になったという変わり種である。開業医として人間の心と社会に接しているからこそ、ヒューマニズム溢れる、普通の作家には書けない分野の作品を出し続けられるのだと思う。明日の放送が待ち遠しい。