気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

参議院

2009-01-30 07:43:47 | Weblog
「貴族院」とは、貴族制度が存在する国の2院制の議会において、貴族やその他の議員により組織される議院であり、日本には1947年(昭和22年)、終戦の2年後まで存在した。
その組織は、華族議員、国家に功労があったか学識ある30歳以上の男子の中から天皇が任命した勅選議員、多額納税者議員等により構成され、衆議院の行き過ぎた決定を見守る役目を果たしていた。
戦後その貴族院が廃止された後に、選挙により議員を選ぶ参議院が創設された。当初は貴族院議員経験者も多く、両院には人的な連続性もあった。従って、政党人が争う衆議院に対し、参議院は“良識の府”と呼ばれたものである。だが現在のように、政党人に占められ政争の場と化してしまった参議院は、どうみても“良識の府”とは言い難い。
以前のように自民党がそれなりの支持率を集め両院の多数を占めていた時代には、“参議院は衆議院のカーボンコピー”と軽視され、現在のように衆参両院でネジレ現象が生ずれば政策決定が遅れ、何一つとしていいことはない。私には必要のない代物と思えるのだが・・・。