気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

柳沢厚生労働大臣

2007-01-30 08:11:14 | Weblog
柳沢厚生労働大臣が、女性を子どもを産む機械や装置に例えた発言をしたとのことで一斉に批判されていたが、ついに陳謝した。
私もこのニュースに接した当初は、東大を出て一応の教育を受けている筈なのに、何と馬鹿なことをと思った。だが、その時の状況を詳しく聞いてみると、不適切だが女性蔑視の気持ちは全然なかったと思う。
生産設備が一定の工場で増産するには、従来からある設備を無駄なく稼働させる以外に方法はない。少子化問題に触れた際、彼は理解し易いように機械のことを例に挙げたのだろう。解からなくもない。しかし、気遣いが足りなかったことは認めねばなるまい。
「15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言し、自分の発言が誤解されるのを恐れたのだろう。丁寧に、「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉も添えている。
多くの人が今回の発言を大問題視しているが、どうせ批判するなら、子供を産み易くする環境作りに何の施策も講じないことの方を指摘すべきだと思うのだが・・・。如何だろうか?