気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

「それでもボクはやっていない」

2007-01-29 08:06:24 | Weblog
前回「武士の一分」を観てから1ヶ月振りで映画を観た。話題になっている「それでもボクはやっていない」である。
私の場合、観に行く映画を決める基準は〔1〕好きな俳優・女優が出演している〔2〕評判がいい〔3〕前に納得した作品を監督した人の作品等である。尤も、前評判がよくても「日本沈没」のようなつまらない作品もあったが・・・。
今回の映画は、代表作「Shall we ダンス?」から早や11年目の周防監督作品であり、選択基準〔2〕と〔3〕に該当する映画である。
これほど取り調べと裁判の進行をリアルに(自分はそんな風に感じた。多分そうなんだろう)描いた映画やドラマはこれまでになかったのではないだろうか? 実際に裁判を傍聴したことはないので断言はできないが・・・。
法曹界の裏側も描かれている。我々の知らない現実を教えてくれる素晴らしい作品だと思う。それだけに、「・・・あなたは間違いを犯した。僕は絶対に無罪なのだから・・」という主人公の最後の独白が印象に残り、後味がいい映画とは言えない。