気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

首長の多選

2006-11-17 08:07:45 | Weblog
知事の不祥事続発で、首長の多選禁止の法制化が話題になっている。
1997年5月、私の市では与党自民党の現役県議会議員2人により、党を2分する激烈な市長選挙が行なわれた。私が支持したO氏は、聴く人に訴える演説の上手さ、清潔感・情熱・政治手腕、総ての面で勝り初当選した。それ以降は実績を評価され、現在3期目である。
初当選直後、O氏自身が言ったのを覚えている。
「長期政権には得てして問題も出てくるからそれは望まないが、3期はやってみたい」
「そうですね。やはり人間は弱いもの、“初心忘れず”を貫くのは余程の意志の強さがないと難しいようですね。一般的には3期ぐらいが良いのかも知れませんね」
私は、率直に自分の考えを述べた。そのことをはっきりと記憶している。
だが、後任に彼以上の適任者が見当たらぬ現状と、今もってクリーンさを保ち続けている姿勢および50代前半というO氏の年齢を考えると、場合によっては4期という選択肢があってもいいのかなと、自分の考えが変化しつつあるのを感じている。