気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

原信夫とシャープス&フラッツ

2009-03-01 07:44:08 | Weblog
若い人の中にはこの名前を知らぬ人もいるであろうが、このバンドは現存する世界のジャズバンドの中で最も歴史があり、半世紀以上にも亘り活躍している。通常は自分のバンドを連れてくる“世界の一流歌手”も、来日する場合は彼のバンドを信頼して身一つで来たようだ。
彼は海軍軍楽隊に入団、戦終後は横浜のキャバレー専属のバンドに参加、その後バンドリーダーとなり活動場所を東京品川の在日米軍のクラブへ移し、それを機に現在のバンド名に改めた。
1955年には人気歌手江利チエミの要望で大劇場での伴奏を体験し、全国巡業にも同行するようになった。1963年から12年間NHK紅白歌合戦の演奏を担当している。その間、1967年には日本のバンドとして初めて「ニューポート・ジャズ・フエステイバル」に出演し大成功を収めた。
同じ年に、江利チエミの紹介で知り合った美空ひばりの「20周年コンサート」でも共演している。彼女がブルー・コメッッと歌った「真っ赤な太陽」は彼の作曲である。
1998年に勲四等旭日小綬章を受賞した彼は今年で82歳になるが、7月の引退を前に全国ツアーに励んでいる。