米の卸売加工会社が「事故米」を食用に転売して問題になっている。
“自由貿易の拡大を目指した貿易ルールの合意”により、政府は年間計77万トンにも上る米を中国・米国・タイ・豪州・ベトナムから輸入しているのだそうだ。この点に関し疑問を感じないわけではないが、それら輸入米の中で、サンプル検査により農薬・殺虫剤・カビ毒が基準値を超えたものが「事故米」となる。
それらの「事故米」は「工業用接着剤」の原料などとして、政府から民間業者に売り渡される。悪徳業者がそれを洗浄したりして食用として販売したのが今回の事件の流れである。
だが不思議でならぬのは、食用にならず工業製品の材料としなければならぬ製品を、何故食品を扱う“米卸売加工会社”に譲り渡すのかということである。
「事故米」の価格は、食品用の米の価格の1/10以下だそうである。同じ会社で両方を扱っていれば、悪い奴が悪いことをする機会は増えるというものだ。彼らは米菓・和菓子・焼酎メーカーへ流したようである。業者はもちろん許せないがそれを見逃していた行政の責任も大きい。
“自由貿易の拡大を目指した貿易ルールの合意”により、政府は年間計77万トンにも上る米を中国・米国・タイ・豪州・ベトナムから輸入しているのだそうだ。この点に関し疑問を感じないわけではないが、それら輸入米の中で、サンプル検査により農薬・殺虫剤・カビ毒が基準値を超えたものが「事故米」となる。
それらの「事故米」は「工業用接着剤」の原料などとして、政府から民間業者に売り渡される。悪徳業者がそれを洗浄したりして食用として販売したのが今回の事件の流れである。
だが不思議でならぬのは、食用にならず工業製品の材料としなければならぬ製品を、何故食品を扱う“米卸売加工会社”に譲り渡すのかということである。
「事故米」の価格は、食品用の米の価格の1/10以下だそうである。同じ会社で両方を扱っていれば、悪い奴が悪いことをする機会は増えるというものだ。彼らは米菓・和菓子・焼酎メーカーへ流したようである。業者はもちろん許せないがそれを見逃していた行政の責任も大きい。