気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

金属疲労

2007-05-09 08:25:23 | Weblog
近所の歩道に接したマンション敷地の一角に、子供用の遊具が設置されている。地面に固定されたコイルバネに取り付けられた椅子で、それに腰掛けた子供がその上でグリグリ動くと、全方向へ自由に揺らすことができる。
小学生でも、高学年の子供が遊んでいる様子を見ていると、スプリングの伸び縮み・曲がりが激しく、最初にそれを見たときに「金属疲労」による事故が頭をかすめた。直ぐとは言わぬがいつか・・・・・? との不安がよぎった。
金属はその引張強さを超える力を加えられると破壊する。しかし、それより小さな力でも繰返し加えているとやがて破壊してしまう。針金や鉄板に、何度も折り曲げを繰り返していると遂に折れてしまうことは知っているだろう。これを「金属疲労」による破壊という。
死亡者も出た、大阪府吹田市の遊園地でのこの度のジェットコースター脱線事故は、車軸がほぼ垂直に切断され、「金属疲労」の可能性が高いようだ。そうした場合、内部から亀裂が生じるので外観からは見つけ難い。定期交換以外に確実な方法はないと思う。
改めて、近くにある例の遊具が気になって仕方がない。