群馬が誇る?歴史的文化遺産「富岡製糸場」。
それを中心とした絹産業遺産群をひっくるめて世界遺産登録を目指す動きが本格的に進められています。
以前は無料開放されていた富岡製糸場も、今は有料で解説員さんとか警備員さんとかたくさんいます。
ってことで、今更ながら改めて見学に行ってきました。
めちゃめちゃ沢山の人がいてびっくり。さすが世界遺産登録暫定リスト入り・・・!
▼積み方が特徴的(らしい)赤レンガ

▼繭をゆでるかまの煙突(たぶん)

▼座繰り式の絹つむぎ体験(茨城から来た男の子)

絹産業って、日本の一時代を支えた大きな産業なんですね~。
私が小学生のころ、近所は桑畑だらけで養蚕農家だらけでした。
そもそも我が家もお蚕やってました。
イモムシは嫌いですが、今でもお蚕だけは平気でさわれます。
ひんやりしててやわらかくて、気持ちいいんですよ(笑)
お蚕から繭になって絹ができるまでの工程や、それを大量生産可能にする技術、それを支えた女工さんの暮らし、レンガでできた工場自体の歴史的価値などなど・・・
いろいろ勉強になりました。
ちなみに「女工さん」っていうとみんな野麦峠とか過酷な労働をイメージするかと思いますが、富岡製糸場の女工さんはかなり恵まれた待遇ではたらいてたんですって。
一日8時間労働で制服、食事、お風呂付き。
ひとつき5円で家族が暮らせる時代に、女工さんは1円75銭もらえたそうな。
何せ日本ではじめて国が主導してつくった工場ですから、富岡製糸自体でどれだけ絹をつくるかといよりも、どれだけ多くの女工さんを勉強させて地元にノウハウを伝達するかが大事だったわけですよ。
ある程度、地位やお金のある家の娘でないと富岡製糸場では働けなかったという話も聞きます。
今まであんまり興味なかったのですが、なんかうまいこといって世界遺産登録できたらいいなぁと思いました。
あ、冒頭にもあるように、富岡製糸場単体で登録するわけじゃないです。
卵を保管するための風穴、お蚕を繭まで育てるための農家群、養蚕法を広める学校?みたいのだとか、できた絹をはこぶための鉄道とかもひっくるめて絹産業遺産群として世界遺産を目指しています。
調べてみたら色々参考になるサイトがあったのでご紹介します。
興味があれば、ぜひ♪
【参考サイト】
富岡製糸場 世界遺産登録推進HP 富岡製糸場と絹遺産産業群 秘密のぐんま (富岡のご当地ぐんまちゃん女工ver.がかわいいです。)
21世紀シルクカントリーぐんま