滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1005/135:柔道部員死亡問題】遺族側の要望を愛荘町が再拒否

2010-05-20 02:18:10 | Weblog
 愛荘町立秦荘中学校の柔道部員村川康嗣君(当時12)が昨夏顧問に投げられ、その後死亡した問題で、町の事故検証・安全対策検討委員会への出席などを求める遺族側の2度目の要望に対し、町は再度拒否する旨の回答をした。

 遺族側は報告書を事前に開示するように求めていたが、これについても町は「委員会での検討内容は個人情報保護の観点から非公開の決定が出ている」として退けた。

 村川君の伯父義弘さん(48)は「委員会のメンバーは一方の当事者である町が選んでいる。何をもって公平、公正かという認識が異なっており、理解していただけず残念だ」と話している。

【関連ニュース番号:1005/18、5月4日;1004/71、4月9日;1003/251、4月1日など】

(5月19日付け朝日新聞)

【1005/134:温暖化対策】温室効果ガス半減を

2010-05-20 02:11:41 | Weblog
 県は、2030年の温室効果ガス排出量を1990年比50%まで削減するロードマップ(行程表)づくりに取り組んでいる。すでに素案を取りまとめ、今年度中に策定を終える方針。行程表づくりは国も着手しているが、都道府県では初めてで、県は「琵琶湖を抱えた県として地球環境を守る行動を実践していきたい」としている。

 「50%減」は、県環境総合計画で掲げている長期目標。1990年の温室効果ガス排出量は1342万2000トンで、何の対策も取らなければ2030年に1457万4000トンに増えると予想されている。このため、行程表では806万トン削減を目標としている。

 素案には、琵琶湖を生かした船舶による輸送や次世代型路面電車(LRT)導入など190項目の施策の実施時期と削減目標を明記。削減目標を分野別に見ると、「交通・運輸」が最も多く224万トン。このほか▽「まちと建物」17万トン▽「生活」94万トン▽「産業活動」222万トン▽「新エネルギー」45万トン▽「森林保全」33万トン――となっている。

 このうち、「交通・運輸」では、20年以降に実施予定のLRTなどの導入で0・5トン削減。菜種の作付面積拡大や廃油回収でバイオディーゼル燃料の利用を拡大して26・6トン減を実現するとした。市街地などへの自動車乗り入れ規制や自転車利用の普及も盛り込んだ。

 県は今後、県民や事業者らとの意見交換会などを行う予定。県温暖化対策課は「県民や事業者など各方面から協力を求め、持続可能な社会を構築するための道筋をつけていきたい」と意気込む。

 専門家の関心も高く、国立環境研究所特別客員研究員の西岡秀三氏は「具体的な行程表づくりは先進的。国では詳細な施策まで盛り込んだ行程表は難しいため、各自治体の取り組みが不可欠だ」と評価している。

(5月19日付け読売新聞・電子版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100518-OYT8T01125.htm

【1005/133:鳥獣害対策】人と動物「すみ分け」図る、長浜で森と集落の境界整備

2010-05-20 02:03:12 | Weblog
【写真:鳥獣害を防ぐため、森林の間引きなどをする協議会のメンバーら(湖北有害鳥獣対策協議会提供)=長浜市木之本町大音で】

 人と動物の「すみ分け」を図ることで、農作物への被害を防ぐNPO法人「湖北有害鳥獣対策協議会」(長浜市八幡東町)が同市木之本町大音地区で、樹木の間引きや草刈りをするなどの取り組みを始めた。理事長の小沢幸司さん(63)=電子機器製造会社経営=は「ほかの場所でも引き受けるので相談を」と呼び掛けている。

 協議会はことし3月、市内の猟友会の有志ら20人で設立。高齢化などで手入れが行き届かず、草木が生い茂って動物が隠れやすくなった森林と集落の境目を整備して、鳥獣害を予防する。

 古戦場で知られる賤(しず)ケ岳のふもとに位置する大音地区での取り組みは、被害に悩む地元の営農組合の依頼で実施。

 協議会と組合の計約25人がスギやヒノキをチェーンソーで切ったり、草刈り機で雑草を取り除くなどして、民家と隣接する山沿い約200メートルの見通しを良くした。

 伐採した木は、高さ1メートルほどに積み上げて動物の侵入を防ぐ柵として活用。今後は柵に電気線も取り付ける。

 小沢さんは「無駄な殺生はせず、生活の場を区分けして共生を目指したい」と話している。

 協議会は市内からの相談を無償で受け付けている。問い合わせは、小沢さん=電090(5130)1785=へ。 (対比地貴浩)

(5月19日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100519/CK2010051902000010.html

【1005/132:RD産廃処分場】栗東RD産廃 対策工事同意先送りも /知事「調査と分ける」

2010-05-20 01:53:08 | Weblog
栗東市のRDエンジニアリング産廃処分場への環境対策工事について、滋賀県の嘉田由紀子知事は5月18日、「処分場の調査と対策工事とを切り分ける考え方が妥当な方向だ」と述べ、自治会からの工事への同意取り付けを先送りし、まず工事前の調査に限定して同意を得る方法もあり得るとの認識を示した。

 同日の定例会見で、嘉田知事は「まずは有害物調査をさせてほしい。どういう対策工事が妥当かは次の段階として考えたい」と表明。有害物をどの程度除去するか現時点で規模が不明で、工事への賛否を判断できない、とする自治会側の声に配慮をみせた。

【関連ニュース番号:1005/115、5月18日】

(5月19日付け京都新聞)


【1005/131:県女性委員】09年度は過去最高33%/10年度40%目標達成は困難に

2010-05-20 01:48:24 | Weblog
 滋賀県が行政テーマごとに設置している審議会などに占める女性委員の割合が、2009年度末で前年度より0・5ポイント増の33・3%となり、過去最高だったことが県の調査で分かった。ただ、伸び率は鈍く、来年3月で40%という目標達成は困難な状況だ。

 調査対象の審議会などは計112機関あり、今回調査では委員数1617人(前年度1624人)のうち女性が538人(同533人)だった。女性の割合が増えたのは15機関で、7機関では減少した。

 女性割合は調査を開始した1998年度の17・3%以来、2007年度を除いて毎年上昇。ただ、過去5年の上昇幅は0~1・5ポイントで伸び悩んでいる。特に、男性が多い首長や各種団体の代表がメンバーとなる防災会議や国民保護協議会、交通安全対策会議などは女性登用が困難という。

 県は08年2月に策定した県男女共同参画計画で本年度末に40%との数値目標を掲げている。県男女共同参画課は「足踏みが続き、(目標達成は)なかなか難しい。今後も審議会を所管する各部署に働きかけ、女性の積極登用を図っていきたい」としている。

(5月19日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100519000204&genre=A2&area=S00