滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1005/173:口蹄疫】嘉田知事、畜産農家支援示す / 口てい疫拡大で

2010-05-25 23:57:33 | Weblog
 宮崎県での口蹄(こうてい)疫拡大によって滋賀県のブランド「近江牛」の子牛確保が懸念されていることについて、嘉田由紀子知事は5月25日、「子牛が入らないと施設の稼働率が低下し、畜産農家の経営に影響を与える」と述べ、既存の制度資金の活用などで畜産農家の支援にあたる意向を示した。

 県内の子牛の仕入れは宮崎県産が4割を占めている。嘉田知事は同日の定例会見で「子牛市場の価格が上昇傾向にある。価格動向を分析し、農家へ情報提供する」と語り、畜産農家の要請があれば経営相談や制度資金の紹介を行うとした。

 また、仕入れ先の変更については「産地ごとに肥育のノウハウがあり、経験のない他地域からの子牛導入は簡単ではない」として、県畜産技術振興センター(日野町)で技術相談の対応をとる考えも示した。

【関連ニュース番号:1005/158、5月24日;1005/138、5月21日;1005/137、5月21日など】

(5月25日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100525000170&genre=A2&area=S00


【1005/172:官製談合疑惑】「町幹部が認識」業者、上申書提出 / 甲良町の談合百条委

2010-05-25 23:45:43 | Weblog
 甲良町発注工事の指名競争入札を巡る町議会の官製談合疑惑調査特別委員会(百条委員会)が5月24日開かれ、「ある町幹部が官製談合の事実を知っていると発言した」と主張する建設業者が証人として出席。ICレコーダーで録音した発言を記録したというCDなどを上申書とともに委員会に提出した。

 上申書には、この建設業者と町幹部との「会話要点記録」が添付され、業者の「不正な官製談合は間違いないんやで、ほやろ」の問いかけに、町幹部が「社長が言うてるのは、わしもわかってるで」などと同調するような発言をしたとしている。業者は「町当局自体が率先してルール破りを長年続けてきた」と主張した。

 次回百条委は31日に開き、提出された録音を聞いた後、発言したとされる町幹部を証人として招致し証言を求める。

【関連ニュース番号:1005/100、5月16日;1005/27、5月8日】

(5月25日付け朝日新聞・電子版:同日付け毎日・電子版も報道)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001005250001
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100525ddlk25040492000c.html

【1005/171:児童虐待防止】地域で子ども預かり

2010-05-25 23:31:38 | Weblog
 子どもの安全を確保し、虐待などを未然に防ごうと、県は今秋から、保育士などの資格を持つ人を対象に、自宅で子どもを一時的に預かってもらう「ショートステイ事業」の登録を受け付ける。児童虐待の相談件数が増加し、一時的に子どもを預かる保護施設も連日満員の状態が続いているためで、子どもを地域主体で保護する事業は全国的にも珍しいという。

 県子ども・青少年局によると、2009年度の県内の児童虐待相談件数は2802件で、前年度比467件増加。18歳未満の子ども100人当たりに対する虐待被害者数は1・09人(前年度0・91人)と、全国でも上位となっている。

 虐待や保護者の育児疲れなどを理由に、子どもを一時的に保護する施設は、「県中央子ども家庭相談センター」(草津市)など県内には2か所あり、収容人数は最大計約30人。長期間預かる児童養護施設4か所でも一時保護を行っているが、いずれもほぼ満室で、被害が深刻でないと保護できないケースが増えているという。

 事業は育児困難などが深刻化していない、比較的軽度なケースが対象で、保護期間は原則1週間。預かり先としては、児童委員や保育士、里親ら有資格者40~50人を見込んでおり、事前に2、3日程度の研修会を実施した後、ショートステイ先として登録し、各市町に登録者名簿を送付する。

 保護者らから相談を受けた各市町は、名簿を基に登録者と日程などを調整して子どもを預ける。保護者には、各市町の担当者や保健師が家庭訪問するなどし、子育て支援を行う。

 同局虐待・非行防止対策チームの郷間彰主幹は「今まで定員がオーバーで、保護できなかった子どもたちを預かることで、被害の深刻化を防ぎ、地域との虐待防止への連携も深めていければ」としている。

(5月25日付け読売新聞・電子版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100524-OYT8T01120.htm

【1005/170:過疎高齢化】外部移住者受け入れ、賛成7割超す 米原市調査

2010-05-25 23:23:05 | Weblog
【写真:市職員の説明を受けながら、調査結果に目を通す住民=米原市曲谷で】

 過疎高齢化が進む伊吹山ふもとの米原市の8集落で、同市が実施した全戸アンケートの結果、住民の7割以上が将来に不安を感じ、集落外からの移住者の受け入れに賛成していることが分かった。

 それによると、74・5%が集落の将来について「不安」と回答。具体的には、田畑や山林の荒廃や、集落の消滅などが挙げられた。外部移住者の受け入れは、70・3%が「賛成」「賛成だが人による」と答えた。望ましい移住者は、一時的な滞在でなく「集落内に定住する現役世代」を歓迎している。

 市が優先的に取り組むべき施策としては「定住対策」が28・1%で、「生活基盤、安全確保」の18・3%を上回り、移住者定住策の要望が高いことも明らかになった。

 結果を受け、市水源の里振興室は各集落で調査報告会を実施。同市曲谷では住民14人が参加し、農作業に人手が足りないことや、山林の手入れが行き届かない実態を訴えた。参加した50代男性は「まずは人を入れることが大事。そうすれば祭事も復活するのではないか」と今後の市の施策に期待を込めた。

 調査は1~2月、地域活性化を目指す市の「水源の里まいばら元気みらい条例」で重点施策対象地域に指定された甲津原、曲谷、甲賀、吉槻、上板並、下板並、大久保、小泉の311世帯を対象に実施。283世帯(91%)から回答があった。 (森若奈)

【関連ニュース番号:1005/142、5月21日など】

(5月25日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100525/CK2010052502000003.html


【1005/169:知事選】自民県連、上野氏推す声高まる 知事選、嘉田氏の対抗馬

2010-05-25 23:18:59 | Weblog
 7月の知事選で、元衆院議員で県連会長の上野賢一郎氏(44)を推す声が自民党県連内で高まっている。再選出馬する現職嘉田由紀子氏(60)=無所属=の対抗馬擁立に自ら取り組んだが、不調。根強い主戦論に押される形で、候補者として上野氏が浮上し、本人の判断に注目が集まる。一方、共産党県委員会などで組織する「明るい県政をつくる会」は前県労連議長の丸岡英明氏(長浜市湖北町)を擁立する方向で最終調整に入った。

 5月24日に大津市の議員会館で開かれた県議会の最大会派「自民党・真政会」(20人)の総会。「今の自民の組織では参院選でも大変」「選挙資金はどう工面するのか」など消極的な声もあったが、主戦論が多かった。擁立を見送れば、有権者の支持離れを招き「参院選でも惨敗する」と危機感をあらわにする声もあった。総会後、上野幸夫幹事長は「これまで十指に余る名前が候補に出たが、もう一度可能性を見極めたい」と述べた。

 ある関係者は「候補の選択肢は事実上、上野賢一郎氏しかいない」と明かす。2004年参院選で県全域での戦いも経験している上野氏に対して、県連幹部や複数の市長らが、出馬するよう説得を繰り返している。

 国政を主眼に置いて活動してきた上野氏は取材に「まだ結論は出せない」と迷いをみせている。

 一方、明るい県政をつくる会が擁立に向け調整する丸岡氏は、中学教諭を経て全教滋賀教職員組合執行委員長などを歴任した。同会は「暮らしや福祉に対し現県政は冷たい」としており、28日の全体会で最終決定する。

 知事選にはほかに、チケット販売業田中敏雄氏(68)が出馬を表明している。
 (知事選取材班)

(5月25日付け中日新聞・電子版:同日付け朝日なども報道)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100525/CK2010052502000004.html