滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1005/86:新陳情ルール】政策提案前に意見交換 県と民主国会議員、新陳情ルール導入で

2010-05-13 23:58:02 | Weblog
【写真:県の政策提案について県側に意見を述べる民主党国会議員(奥)=東京都の都道府県会館で】

 県は5月12日、県選出の民主党国会議員と意見交換会を都内で開いた。2011年度に向け政府への政策提案をまとめるのが目的。議員の意見を踏まえ内容を調整し、5月末までに民主党県連を通して党本部の幹事長室に提出する。政権交代後、民主党が幹事長室を仲介させる陳情の新ルールを導入した影響で、意見交換と同じ日に各省庁に出向き提案していたこれまでの方法を見直した。

 奥村展三(衆院4区)田島一成(2区)徳永久志(参院滋賀選挙区)林久美子(同)の4氏が出席。嘉田由紀子知事や副知事、政策監が意見を求めた。

 県側は政策提案の原案を提示。地域主権や環境、子ども・暮らし、経済・雇用のテーマごとで政策案を示した。琵琶湖の総合保全や巨額債務を抱える造林公社問題への対応、新名神高速道の全線整備などを盛り込んだ。

 議員らは、地域主権改革に向けた県の提案に全国知事会の要求と重複する部分がある点などを指摘。田島氏は「県らしい要望に集約すべきだ」と要求。政策の実現性を高めるため、各省庁の官僚の思考に配慮した文言の精査も注文した。

 県は琵琶湖の保全施策で行政負担の現状などを説明し、国の対応の必要性を訴えた。嘉田知事は「大事な意見をいただいた。内容を詰めて提案をまとめたい」と述べた。

 徳永氏は、政府への陳情を県議会の民主党会派と県連が窓口となって取りまとめるルールを県にあらためて要求。「政策提案でも県議会会派との調整を」と念押しした。意見交換後、奥村氏は「地方の要望をあずかる与党としての責任がある。従来の方式とは変わった。その切り替えをしっかりやってほしい」と話した。 (林勝)

(5月13日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100513/CK2010051302000004.html


【1005/85:県高齢者向け講座】レイカディア大学 存続へ / 滋賀県が方針転換

2010-05-13 23:49:10 | Weblog
【写真:陶芸作品について講師から講評を受けるレイカディア大の生徒ら(草津市・県立長寿社会福祉センター)】

 滋賀県の財政難のため来年度で休校が決まっていた、お年寄りが学ぶ「県レイカディア大学」について、県は5月12日までに、存続させる方針を固めた。卒業生らが収益を増やして支出を減らす計画を県に提案し、存続の道を開いた。卒業生らは喜びの一方で「活動の在り方について話し合っていきたい」と気を引き締めている。

■受講料値上げなど卒業生提案生かし

 レイカディア大学は県の委託を受けて県社協が運営。60~75歳の県民が必修科目と園芸や陶芸などの専門科目を学ぶ2年制講座で、30年以上にわたり親しまれてきた。

 しかし、県は昨年、本年度で生徒の募集を停止し、在校生が卒業する2011年度での休校を決めた。

 「理由が財政難なら解決策は簡単。収入を増やし、支出を減らせばいい」。30期卒業生の増山元彦さん(68)=甲賀市=は同期生や在校生に呼びかけ、存続方法を話し合った。

 生徒も運営に携わる仕組みを考え、受講料を値上げし、卒業生が「経費削減につながることは何でもする」サポート隊として、ボランティアでかかわる方策を打ち出した。

 地域で活躍する卒業生を講師に招く構想もあり、「年寄りをもっとただで使ってください、ということを言いたいんです」と増山さんは笑う。

 県社協が呼びかけた同大学の再編検討会での議論を経て3月末に県に計画を提案した。在校生や同窓会も陳情書や署名を提出し、強く存続を求めた。

 こうした熱意を受けて、県も地域への貢献度や必要性と合わせて再検討し、休止から継続へと方針を転換させた。今後の運営について、検討会の提案も参考にするという。

 支出を減らすアイデアはほかにも浮かんでいるといい、「卒業生が活躍する場面を増やしていきたい」と増山さん。入学を考えている人にも「将来の地域活動を担うために希望を持って応募してほしい」と期待を込めている。

(5月13日付け京都新聞・電子版:14日付け毎日・読売の電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100513000043&genre=O1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100514ddlk25100448000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100513-OYT8T01179.htm


【1005/84:過払い金訴訟】過払い金返還へ、滋賀は54人提訴

2010-05-13 23:44:29 | Weblog
 利息制限法の上限利息を超える金利を払ったとして、過払い金の返還を消費者金融会社などに求める全国一斉提訴が5月13日にあり、滋賀県では、54人が24社に約7900万円の支払いを求める訴えを、大津地裁と県内の簡裁に起こした。

 弁護士らでつくる「滋賀県クレジット・サラ金被害をなくす会連絡会」が呼びかけ、今回が9回目。

 滋賀を含めた全国では、今回、6府県の約580人が約50社に過払い金約5億5千万円の返還を求め、提訴の件数は約660件になった。

(5月13日付け京都新聞・電子版:15日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100513000224&genre=D1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100515ddlk25040487000c.html


【1005/83:知事選】市長会は知事選で推薦出さず、目片大津市長が見通し

2010-05-13 23:40:33 | Weblog
 滋賀県内の13市で構成する県市長会の会長を務める目片信大津市長は5月13日までに、7月11日投開票の知事選への対応について、市長会としては特定候補に推薦を出すことはない、との見通しを示した。

 目片氏は12日の会見で、嘉田由紀子知事が再選を目指して立候補することに「(市長の間に)反嘉田がたくさんいる。それでまとめるのは難しい」と述べた。一方、知事選への対応を決めていない自民党が独自候補を擁立した場合についても「親嘉田(の市長)もいる」と話し、市長会として特定候補を支援するのは困難との見方を示した。

 市長会によると、過去の知事選では原則として現職を支援しており、2006年の前回知事選では当時の国松善次知事を推薦している。

(5月13日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100513000212&genre=A2&area=S00


【1005/82:作品展】東欧の絵本作家の作品250点展示 / 大津・県立近代美術館

2010-05-13 23:34:40 | Weblog
 絵本作家、ドゥシャン・カーライの作品展「ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち」が大津市瀬田南大萱町の県立近代美術館で開かれている。6月27日まで。

 カーライはスロバキアの首都ブラチスラバ出身。手がけた絵本や挿絵は100冊を超え、88年には国際アンデルセン賞画家賞を受賞した。同展では代表作「不思議の国のアリス」の絵本原画や絶版になっている絵本など約250点を展示。アンデルセン童話全156作の挿絵の原画100点もある。同美術館は「誰もが知っている懐かしい物語を東欧の作家がどう表現しているか見てほしい」と話している。

 30日にはカーライの教えを受けた作家のリュボスラウ・パリョさんの講演がある。午前9時半~午後5時。月曜休館。一般950円、高大生650円。小中生450円。同館(077・543・2111)。【村瀬優子】

(5月13日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100513ddlk25040483000c.html