◇よし笛演奏も
「国際生物多様性の日」に合わせた記念シンポジウム「いのちにぎわう琵琶湖&淀川」が5月22日、草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれ、専門家らがさまざまな生物を例に、多様な野生生物の確保について議論した。
会場では冒頭、琵琶湖岸に生えているヨシで作った「よし笛コンサート」が開かれた。続いて県内外の専門家ら5人が、魚、トンボなどの生物をテーマに講演。琵琶湖・淀川水系の魚についての講演では、大阪府環境農林水産総合研究所の上原一彦さんが「周辺の開発や外来魚の登場が、生き物の多様性をむしばんでいる」と警告。同博物館の中井克樹さんは「外来種にも、他の生き物にとって悪影響が強いものと、そうでもないものとがあり、分けて考えなければならない」と話した。
討論では「多様性」の意味を議論。「生き物の種類が多ければいいのではなく、元の姿をいかに保全し、他の生物と共存できるかが大切」などの意見が出た。【柴崎達矢】
(5月23日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100523ddlk25040285000c.html
「国際生物多様性の日」に合わせた記念シンポジウム「いのちにぎわう琵琶湖&淀川」が5月22日、草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれ、専門家らがさまざまな生物を例に、多様な野生生物の確保について議論した。
会場では冒頭、琵琶湖岸に生えているヨシで作った「よし笛コンサート」が開かれた。続いて県内外の専門家ら5人が、魚、トンボなどの生物をテーマに講演。琵琶湖・淀川水系の魚についての講演では、大阪府環境農林水産総合研究所の上原一彦さんが「周辺の開発や外来魚の登場が、生き物の多様性をむしばんでいる」と警告。同博物館の中井克樹さんは「外来種にも、他の生き物にとって悪影響が強いものと、そうでもないものとがあり、分けて考えなければならない」と話した。
討論では「多様性」の意味を議論。「生き物の種類が多ければいいのではなく、元の姿をいかに保全し、他の生物と共存できるかが大切」などの意見が出た。【柴崎達矢】
(5月23日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100523ddlk25040285000c.html