大津市監査委員は5月13日、市南部のごみ焼却施設と最終処分場に関連し、市が施設のある大石学区自治連合会に支出した補助金は違法な支出として市長に返還を求めた市民団体のメンバー2人の住民監査請求を棄却した。2人は市が2005年度~09年度に法的根拠のない同自治連などに迷惑料として補助金計2500万円を支出したのは違法などと主張、市長に返還を求めた。
監査結果によると、05~08年度の支出については監査請求できる期限が過ぎているとして却下。09年度分は「市長の事務執行上、裁量権の乱用には当たらない」との理由で棄却した。市産業廃棄物処理公社が大石中自治会に老人憩いの家建設の補助金1900万円を支出したのは違法、とする監査請求については、市の行為ではなく審査対象外として却下した。監査請求した滋賀県市民オンブズマンの池田進さんは「主張がまったく認められず不服だ。提訴の方向で検討する」と話した。(箕浦成克)
(5月14日付け京都新聞)
監査結果によると、05~08年度の支出については監査請求できる期限が過ぎているとして却下。09年度分は「市長の事務執行上、裁量権の乱用には当たらない」との理由で棄却した。市産業廃棄物処理公社が大石中自治会に老人憩いの家建設の補助金1900万円を支出したのは違法、とする監査請求については、市の行為ではなく審査対象外として却下した。監査請求した滋賀県市民オンブズマンの池田進さんは「主張がまったく認められず不服だ。提訴の方向で検討する」と話した。(箕浦成克)
(5月14日付け京都新聞)