皆さん、おはようございます。
つい先ほど大きな地震があって驚いてしまいました。
地震が発生した時間は8時43分頃で、震源地は岩手県内陸の南部で震度6強を観測した地域があったそうです。
こちらでは震度4でしたが、被害はありませんでした。
詳しいことはまだ分かりません(9:06 2008/06/14)
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かなり大きな地震だったので余震がくるかも知れない不安がありますが、とりあえず、記事を書き進めたいと思います。
皆さんは「会津弁」の会話をお聞きになったことがありますか?
会津出身の衆議院議員で民主党の渡部恒三氏(僕の父の教え子であり、僕の出身高校の大先輩でもあります。)のお蔭で会津弁も全国デビュー(?)していますけどね。
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「皆様お変わりございませんか?関東地方では早くもうっとおしい梅雨の季節に入っているようですが、こちらではまだです。あなたのお住まいになっている地方ではいかがでしょうか?」
上の文を会津弁で表記するとこうなります↓
「みんなさん かわりねえがよ? かんどつほうだど はっから あんべえわりぃ つんゆのきせづさ へえってる みでだげんじょ こっつでは まだだがらっし おめの すんでらっとごだど なじょだよ?」
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微妙な発音とかイントネーションまでは文字にできませんがズーズー+語尾の尻上がりが特徴です。
実際にはこれだけ完璧に会津弁をしゃべれる方は60代後半以上のお年寄りの方に限られますけどね。
面積が広い福島県(全国では3番目で、東京都の約6.5倍)は会津若松市を中心とする会津地方と福島市・郡山市を中心とする中通り地方、そしていわき市を中心とする浜通り地方の三地方に分けられています。
共通の方言が多い反面、それぞれの地方によって全く異なった言葉が方言として使われていることもあります。
僕が住んでいる会津地方で使われている方言が会津弁なんです。(当たり前かも)
会津弁でも地域によって微妙な差がありますし、奧会津の只見町・金山町では新潟県訛りが、南会津町・桧枝岐村(ひのえまたむら)では栃木県訛りが混じっています。
南会津町でも南郷地区には大昔に平家の落人達が住み着いていたので昔の公家言葉がそのまま方言として遺されています。
例えば「~してくりゃれ(~して下さい)」などがそうです。
僕は20年間老舗の家具店に勤め、会津一円を中心に家具の配送をしていた関係(婚礼家具の配送では関東地方を中心にして北は秋田県から南は奈良県までとかの遠方への出張配送も経験しました。)で会津各地の方言をお年寄りの会話などから耳にする多くの機会に恵まれました。
その中からお馴染みになった会津弁を拾い集め「標準会津弁」としてまとめてみました。
都会暮らしが10年近くと長かったために、東京訛りがすっかり身についてしまった僕は正直お年寄りと会話をする時以外は普段(使い慣れていない)会津弁をあまり使いません。
会津の若い世代の方も学校教育の影響から(?)今は方言をほとんど使わなくなったようです。
でも、やはり方言も重要な文化のひとつだと思うのでこの会津弁を大切に遺して行きたいです。
以前の自分のブログで発表した「標準会津弁講座」に補足して加筆する形で今回は「改訂版」とさせていただきます。
これから会津へ旅行なさる皆さんの参考になれば幸いです。
序文が長くなり過ぎましたが、次は会津弁の会話編をご紹介します。
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地震に関する新しい情報が分かりましたらお知らせします。
ひとつとかふたつでもいいですから是非会津弁を覚えて使って
みて下さい。
みんなが使うようになれば方言じゃなくなりますから(^◇^)