新宮熊野神社は喜多方市慶徳町新宮にあります。
この神社は源頼義・義家親子が天喜3年(1055年)「前九年の役」で陸奥征討に赴く際、武運を祈って紀州熊野から熊野堂村(現会津若松市河東町)に勧請創建したのが始まりと伝えられています。
その後「後三年の役」(1083年~1087年)で再びこの地を訪れた源義家は熊野神社を新宮の地に移すように命じました。
造営は応徳2年(1085年)に始まり、寛治3年(1089年)に完成遷座し現在に至っています。
この神社は本殿として本宮殿・新宮殿・那智殿の熊野三社を祀っています。
当初新宮の地には熊野新宮社のみが遷座・造営され、熊野本宮社と熊野那智社はそれぞれ別の地に遷座・造営されました。
後年この二社が新宮社に遷され、以後三社合わせて祀られるようになりました。
この本殿三棟は昭和42年に県指定重要文化財となっています。
新宮熊野神社の「長床」は昭和38年に国の重要文化財に指定されています。
昭和46年から49年まで足掛け4年の歳月をかけ、約1億4千万円の経費を費やし解体修理復元がなされました。
長床は拝殿として建てられたようですが、その建立年次は不明です。
解体調査によれば、形式・技法などから平安末期の建立と見られています。
建物の特徴として周りには壁も扉もなく四方が吹き抜けになっているため、内部に林立する太い柱が見通されます。
長床の規模(概略)としては以下の通りです。
★間口:27.273m ★奥行:12.12m ★柱間:3.03m(桁行9間・梁間4間)
★柱数:44本 ★軒高:4.3m ★棟高:11.25m
この新宮熊野神社のご神木の大イチョウは高さ30m・根本周り8.1mで樹齢は600年といわれ、喜多方市の天然記念物に指定されています。
葉が黄色く色づいた大イチョウや落葉した後の黄色い絨毯と長床とのコントラストはとても見ごたえのある素晴らしさです。
シーズン中には多くの参拝客・観光客・写真家がここを訪れます。
日曜日(16日)の午前中に「長床」へ行って来ました。
例年だとここの大イチョウの見頃は20日以降なんですが、今年は紅葉の始まりが例年より1週間以上早かったのです。
なので、予定を1週間早めて見に行きました。
大イチョウの葉はごく一部がまだ緑色のままでしたが、ほぼ全体が黄金色に染まっていました。
丁度いい見頃ではなかったかと思います。
時折吹く風に乗ってイチョウの葉がひらひらと舞い落ちていました。
コンデジでその瞬間をとらえようと何度か試みましたが、なかなかタイミングが合わなくて結局1枚も撮影出来ませんでした。
今回は大イチョウをいろんな方向・距離・角度から撮影してみました。
大イチョウ以外のものも撮ったのでまた写真の枚数が多くなりました。
もし時間に余裕がございましたら、是非ご覧になってください。
※新宮熊野神社の由来その他に関してはパンフレットの説明文から抜粋しました。
平安時代には
蟻の熊野詣でといわれるぐらい
熊野信仰が盛んだったのですね。
平安時代といえば遠すぎて想像が及ばないですが
会津の地にもこんなに立派な神社が建立されたのですね。
歴史が古いだけに
イチョウの樹齢もたいしたものでしょうね。
幹が太くて本当に立派です
大阪ではもみじが少なくてもイチョウはたくさんあるのですが
こんなに大きなのはないと思います。
写真はどれも素敵なんですが
中ほどの
建物の中から太い柱を入れて外のイチョウを写したのに
目が釘付けになりました
きっとMicchiiさんが行かれて、完成された黄葉ぶりを写真に撮って来られると思ってましたよ。
私が行った時にはあんなに緑だったのが
今はすっかり黄金色になってしまいましたね。
ちょっと寒い日が続いたので、紅葉も進んだのでしょう。
ちょうど良い日に行かれましたね~~
もうライトアップが始まったようですね。
テレビのニュースでやってましたよ。
昼間の日差しの下の大イチョウも美しいですけど
夜空に広がる大イチョウの黄葉も見ごたえがありそうです。
年期の入った幹の周りに広がる黄色い絨毯もお見事です。
こんなに大きなイチョウはなかなかお目にかかれませんね。
下の田んぼ越しに見える綺麗なひかった峰は飯豊連峰ですか?
どんな風になっているのかが良く分かるし、とても好きな写真です。
長床の太い柱を額縁に見立てた様に(?)撮られたイチョウの黄色が、さらに美しく映えて見えますね~。
勿論、その他の写真もゆっくり楽しませて頂きました。
お花も紅葉も丁度良い時に・・・って中々行かれなかったりしますけど、
Mcchiさん、本当にグッドタイミングでしたね~。
熊野神社って、全国にもの凄い数あるのですね~。
Micchiさんのこの記事をみて、我が家から車で30分程の所にある熊野神社も同じ系列(?)かと
調べてみたら、各地の神社の一例の中に新宮熊野神社もこちらの熊野神社も掲載されていました。
大イチョウの鮮やかな緑色の葉は清々しく感じられ、
結構いいもんだなと思いました。
熊野信仰が確立されたのは平安時代末期から鎌倉
時代初期にかけてらしいですね。
ほんと、どんだけ昔なのか見当もつかないです。
会津は大昔から神仏への信仰が盛んな土地柄だった
らしく、古くて立派な神社仏閣がたくさんありますよ。
樹齢600年もの大イチョウの木は本当に珍しいんじゃ
ないかなと思います。
外(西側)から建物越しに大イチョウを撮っていた
方がたくさんいたので、僕も真似をしました。
もしも、右手の方向(南側)から明るい陽が差し込
んでいたらもっといい具合に撮れていたと思います。
もとても印象的で良かったです。
来年は僕も緑色の大イチョウの写真を撮りに行きたい
です。
できるだけ青空が広がる快晴の日がいいかなあ。
もちろん、比較するために黄金色の大イチョウも撮り
ますよ。
実は昨夜ライトアップも見て来たんですよ。
先ほどその記事と写真をアップしましたのでご覧
ください。
コメントありがとうございます!
見事なイチョウの絨毯が木の根元一面に広がって
いる様は今でも目に焼きついています。
山々の写真の2枚目(一番最後)ですが、奥の方に
飯豊連峰の姿が見えています。
一枚の写真で表現するのは不可能です。
できるだけ理想に近い形でと思って撮った写真が
6枚目のものです。
外から建物越しに撮った2枚の額縁写真(?)
ですが、左側がノンフラッシュ撮影で右側がフラッ
シュ撮影ですが、ほとんど違いがないみたいです。
花見も紅葉も丁度いい見頃を予測してなおかつ
その頃に見に行けるようにするのは難しいです。
まず、運が良くないとだめですね。
熊野神社と名が付く神社だけでも全国各地(北海道
と沖縄を除く)で何と3000社もあるそうですよ!