今日秋分の日は秋彼岸の中日で、墓参りをされた方もいらっしゃると思います。
.
会津若松市出身である僕がこの日によく観に行く一大行事があります。
それは会津若松市で毎年催される「会津秋まつり」のメインイベントである「会津藩公行列」です。
今日は鶴ヶ城本丸内での行列の出陣式と出陣して行く様子をじっくりと観て来ました。
出陣式は午前9時半開始でしたが、撮影の場所取りのため1時間前から待機していました。
9時前から本丸内広場に隣接する場所でしめやかに執り行なわれた「先人感謝祭」の終了後に、出陣式の開始を告げる伝令の騎馬武者が広場内を疾走しました。
すると今度は天守閣中段の屋根の上から放たれた御神矢が広場中央の芝生のど真ん中に見事に命中し、大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
そして、西出丸で待機していた行列の一行が次々に広場に入場して来ました。
家老や各隊の隊長が騎乗する馬達も行列の出陣に備えて北出丸で待機しているはずです。
会津藩初代の藩主保科正之(ほしなまさゆき)公(三代将軍家光公の異母弟)と最後(九代目)の藩主松平容保(まつだいらかたもり)公の隊列に加え、会津藩ゆかりの各地から参加された団体の皆さんなど、総勢500名の行列です。
今年のゲスト参加者は「会津親善大使」の俳優辰巳琢郎さんでした。
辰巳さんは会津藩の名家老といわれた田中玄宰(たなかはるなか)に扮しています。
全員集合した後は保科正之公に扮した市長さんによる出陣宣言がなされ、「会津藩鉄砲隊」による火縄銃演武、プロの演劇集団による殺陣演武、飯盛山(白虎隊自刃の地)近くの市立一箕(いっき)中学校の生徒さんによる白虎隊剣舞、県立葵高校の女子生徒さんによる娘子(じょうし)隊演舞などが披露されました。
最後に出陣の号砲が2門の大砲から発射された後で、参加者と観客全員による「エイ、エイ、オー!!」の雄叫びで1時間ちょっとの出陣式は締めくくられました。
僕は城内から街中へと出陣していく行列の撮影のために次のポイントへと急いで移動したのでした。
行列は市内の目抜き通りを中心に昼休みを挟んで練り歩いた後、午後3時前着の予定で鶴ヶ城本丸へ帰陣します。
以下の写真の説明は長くなるので省略しますね
(^◇^)