地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

二本松デビュー☆

2007年05月14日 | japan
智恵子は東京に空が無いといふ、
本当の空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしはうすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に毎日出ている青い空が智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

――「あどけない話」 高村光太郎 『智恵子抄』より


行ってきました、”ほんとの空”を観に。

どれか安達太良山かはわかりませんでしたが、安達太良山は「乳首(ちちくび)山」と呼ばれるそうです。
由来は知りません。
私の友人は「あだたら山は”乳頭”山と呼ばれているんだぞ!」という間違った知識を事前に与えてくれました。
違いますから。勝手に名前を変えないように。

すみません、下ネタでした。


さて、知る人ぞ知る、福島県は二本松。
青年海外協力隊の”訓練所”は、秘密基地か、はたまた隔離病棟か、山のてっぺんにひっそりとそびえたっていました。

私がそこへ行ったのは、これから2年間の任務へ旅立つ協力隊のみなさんに、ルワンダという国を説明するためです。
私は隊員経験者ではないのですが、2005年12月に隊員事業が再開されたルワンダは、まだその”一期生”が現地にいるため、ルワンダに8ヶ月滞在した私に「任国事情説明」のお鉢が回ってきました。

これから2年間、あちこちへ旅立つ皆さん。

ご苦労さまです。

青年海外協力隊は、途上国の条件の悪いところでせっせと活動する、『日本の顔』です。
アフリカの色んな国で協力隊の話を聞いていると、その生活が凄まじいです。
「雨でシャンプー」とかね。「マーガリン食べてる」とかね。
ほんとうに、敬意を払わずにはいられません。
これから旅立つみなさんの顔は、キラキラ輝いていました。
健康第一で、楽しい活動をされてくださいね!

さて、岳温泉でゆったりとくつろぐ前に、二本松でちょっと乗り継ぎの時間があった私は、町を探索してみました。
情緒溢れる町で、やたらと新鮮でした。

こんな昭和っぽいタバコ自販機、今どきありません。
問題は、本当に買えるのだろうか?
もし買えたら、さぞかし味のあるタバコでしょう・・・
吸ってたら石原裕次郎とかが「ちょっと火を分けてくれねぇか」と現れてきそうです。

その自販機の目の前にある、『洗濯屋』。
何をしてくれるところなのか、火を見るより明らかですが、なぜこんなにも新鮮な響きなのでしょう。

最後に・・・ 私の意表をついたお店。
見えますか? 『ファンシーショップ 女の子』
何売ってるんでしょうか??? とにかくすごいネーミングです。ドギマギしながら写真を撮ってしまいました。店の奥には絶対に何かがあるような・・・

さて、二本松のお土産はこちら↓
 
二本松銘菓 玉羊羹と『ままどおる』

まいう~。