地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

再びアンタルヤ空港へ。

2017年02月05日 | middle east

なんとびっくり!

前回の投稿から一ヶ月近く放置してしまい、

数少ない読者の皆様がもしかして続きを期待してくださっていたかも知れないのに

新年早々いい加減さを露呈してしまいました。

もし待ってくださっていた方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ございません・・・。

言い訳としましては、

新年早々、面白いブログを!と気合いを入れてしまったため、

ギリシャに帰国して続編を書くまとまった時間を作ることを怠り、

自分で自分の首を絞めたような形になったままズルズルと時間が経ってしまったという訳です。

というわけで、まずはかなり錆び付いてしまった続編をどうぞ。

--------------------------------------------

 

お昼になったので、レストランに行きがてらロビーに下りると、

何だか様子が違う。

あんなにうじゃうじゃ人で埋まっていたロビーが、

少し閑散としているではないか・・・。

受付に聞いてみると

「あ、みなさんもうバスに乗って空港へ向かっていますよ。あなたも早くバスに乗ってください」

「は?えっと・・・今って・・・ 今?!」

 

なんで教えてくれないのーーー!!!(怒)

 

慌ててエレベーターに乗って部屋に戻るも、カードキーが効かなくなっていて、

また急いで受付に戻る。

こういうときのこういう手間!!!

ぎゃーーーーーー!

落ち着いて、落ち着いて・・・

再度部屋に戻って重たいスーツケースをがちゃがちゃと締め、

やっとこさ転がしてロビーに戻ると、

最後のシャトルバスは行ってしまったところだった。

忌々しい気持ちをコントロールして、タクシーで一人空港へ。

ここは日本ではないのだ・・・。

もう十何年も日本を離れているのに、

何を今になっても母国と比べているのだ・・・。

 

昨日も居たアンタルヤ空港に着くと、

相変わらず人でぐちゃぐちゃだ。

全体的に昨日よりも動揺の量は減り、

怒りが増えている模様。

チェックインカウンターには長蛇の列ができていて、

また相当待たされることになりそうだ。

私は気長に待とう、と、読みかけの本を取り出して、読み始めた。

 

ふと横を見ると、チケット売り場にももっとうなだれるような長蛇の列があった。

あそこには行きたくない。

絶対に・・・。

 

今思えば、なぜあそこで周りの人に聞かなかったのだろうかと思う。

例のベルギー人の即席相棒を失ってから、

私は孤高の一匹狼と化していた。

私の列のすぐ隣に日本人のグループがいたというのに、

私は声をかけられなかった。

昨日今日会ったばかりの見知らぬ人同士がこんな災難を経験するうちに、

彼らはぐっとチームワークを高め、

うまく言葉で言い表せない、日本人独特のノリで盛り上がっていたのだ。

大学時代に3年間アメリカに留学し、

日本の大学に戻った時に感じた、あの溶け込めない雰囲気、まさにそのものだ。

あれからほとんどの時間を海外で過ごしている私には、

このノリがとても異質のモノに感じてしまい、

「いえーい」と記念写真を撮ったりしている彼らに、ついつい声がかけられなくなってしまった。

ああ、何をやっているのだ、私は・・・。

 

彼らのうちの一人が、どこかから興奮してやってきた。

多分、チケット売り場から来たと思われる。

何やら歓声をあげ、盛り上がっている。

一人をチケット売り場に派遣し、

他の者はチェックインカウンターで並んで待つというそのチームワークの良さ。

私は同郷の迷い人を誇らしく思った。

誇りに思っている場合ではない。

私も多分、何とかせねばならないのだが、

すでに一時間以上並んでしまっていたため、

今さらこの時間を水の泡にして、チケット売り場に行く気に到底なれなかった。

前後の人たち(日本人ではない)に聞くと、彼らも同じ口で、

「今さら向こうに並び直すなんてそんなことできないよな」

ということで安心し、さらにあともう1時間並んだ。

そしてとうとう自分の番になったところで、

目を瞑って祈ってみたが、

こう告げられた。

「ここではイスタンブール以降のブッキングはできません。チケット売り場に並び直してください」


最新の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2017-02-07 00:28:46
心配しましたが、良かった。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。