これだけ旅していても
どの国に行っても
仕事していて驚くことがある
マリでの今までの一番の驚き
教育省の人たちが
みんなフランス語を直さずにいられないこと・・・
ひとつのミステイクも許せないばかりか
人それぞれこだわりがありまくり
写真のこの人は官房長官
金曜のモスクから帰ってくるの待ってから
プロジェクターでスクリーンに映し
2時間延々とグラマーを直す
「じゃあこのパラグラフをもう一度読んでみよう」
か、官房長官・・・。
これはあなたの仕事でしょうか?
しかしこの後。
官房長官「ま、このくらいで良いだろう。次官に送ってくれ。ワード文書で。次官も読み直して直すだろうから」
私「・・・。大臣にサインしてもらわないといけない期限がとっくに過ぎているのですが。」
次官に送る。
月曜日の朝、ソワソワしているところに電話があり、
次官「今、15ページまでの修正箇所を送った。あと10ページはこれから送る」
私「あ、ありがとうございます。でも今朝大臣にサインしてもらわないと・・・!」
正午にあと10ページ修正分が来た。
ダッシュでプリントアウトし、
再度教育省に届ける。
私の代表が手渡し、一緒に署名しようとするも、
今度は・・・
大臣が・・・
「読まないといけない。この文法は・・・」
えーーーーーーっ。この人たち!!
こういうのは、概要聞いて、部下を信用して、さくっと署名してもらわんと!
そういうことしているから物事が進まないのですよ!!!
おーーーーい!
その後、大臣は一通り読み込み、やっと署名。
それをダッシュでまた「国連事務総長特別任命大使補佐」というお偉いさんのところに届けた。
はーーーーーーーー。
教訓。
仏語磨こう。
早めに完璧に仕上げてから教育省に持っていこう。