地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

出張明け。

2011年04月18日 | haïti

ハイチに戻ってから

それはそれはまあたっぷりと寝ています

あっという間に時差ボケも疲労も取れた感じ

 

日本人の

あの被災地の人たちの

あの市町村役場の人たちの不屈の頑張りを見て

日本人たるモノを散々見せつけられたので

帰ってきたその日から仕事する気でいた私

空港からそのまま出社した私に周囲が

「あれ 今日着いたのに出社したの」「もう帰るでしょ」と言われて

そういうものだったかと気がついた

それからも

今まで穴を開けてしまった分取り戻そうと必死で仕事しているのだけれど

来週やって来る休暇も取らないでおこうかと思っているところ

「とりなさい!自分では気づいていなくても必要なんだから!」と同僚に怒られている

日本人の基準からするとこのぐらいぶっ続けで働くことくらい何でもない

そんなに柔じゃありません

必要だったら自分で気づくって

といいたいのだけれど

敵も相当頑固なのである

 

私は我慢強く、真面目で、自分よりも周りのために働く日本人を見てきて

自分のルーツを見て

それを忠実に守りたい

今はやる気満々なのである

 

もっと日本で働きたかったとは正直思う

私のモチベーションも今までのどの国を支援してきたよりも百倍くらい高いのは言うまでもない

でも

幸運にも最初の1ヶ月に必要な立ち上げの部分に携わり

あとはおまかせして

私は自分の元の任務に戻らないといけない、というのも納得がいく

何より 日本は私がいなくても何てことはない

自分と被害の両方を過小評価しているのではなく

日本では素晴らしい高水準の復興がものすごいスピードで展開されていて

それを国民全体で支えているという事実

比べてこちらは

大地震後15ヶ月経ってもさほど変化も見られないし

まだ瓦礫の山は全然片付かないし

テント生活を送る人々はまだ50万人以上いるし

多くの子どもたちは学校に行っていないのだ

日本に帰りたくてしょうがない

自分にやれることもあるだろう

でもここハイチでがんばることもまた私の任務

素晴らしい日本の力を見てきた今だからこその

ひらめきもある

 

・・・脱力感もあるけどね