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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

都市マス、パブコメ再び

2012年04月01日 | とだ*やすこの活動日記
今日から4月。明日4月2日は、再度行われている島本町都市計画マスタープラン(案)に関するパブリックコメント(意見公募)の締切です。
島本町都市計画マスタープラン(案)に関するパブリックコメント(意見公募)

午後は、ふれあいセンターで行われた辻元清美衆議院議員の「辻元清美と語ろう会」に参加しました。戸田のこのブログをみて、はじめて参加してくださった方もありました。参加者から活発な貴重なご意見や質問があり、今後の指針にしたいと思います。また、災害がれきの受入れについては、やはり、みなさん関心が高く「受入れるべきではないか」と考えておられることがわかりました。

わたしは慎重派です。クリアランスレベルの問題、測定されるのはセシウムのみ(ストロンチウムなど他の放射性物質が含まれている可能性は否定できない)、広域に拡散しているホットスポット、焼却による放射性物質の濃縮(深刻)など重要な問題が多すぎます。国の責任においてなされるべき震災がれき処理問題を、国民の善意に頼り「絆」を掲げて自治体に判断を迫る風潮に疑問を感じます。

国政ばかりを批判しても、執行機関は足元の基礎自治体であり、島本町が決めるべきことです。いうまでもなく福島県への原子力発電所の立地も、増設も、みなすべて地方議会で議決されてきたのです。国、府、市町村だけではなく、地方議会にも議決した責任があります。つまり市民にも責任があります。これが自治基本条例、まちづくり基本条例の理念なのです。

地方分権の時代、基礎自治体の議決決定権は高まっており、政策判断能力が重く問われています。市民感覚だけで議案に向きあう怖さを、わたしは常に感じて怯えています。できる限り勉強しているつもりですが、行政の仕事はあまりにも広範囲で限界があり、ひとりひとりの市民力、行政を監視する姿勢が求められています。政治は政局ではなく暮らしそのものです。

さて、昨日、3月31日(土)午後7時、桜井公会堂で「JR島本駅西側地区まちづくり協議会」の第2回総会が開かれました。傍聴しました。平成24年度の活動について、西大和学園・中高一貫進学校と水無瀬病院を核にして土地区画整理事業(組合方式を予定)で進めていくとして賛成多数で可決されました。賛成多数といっても僅差で、挙手されない方が意外に多いのに驚きました。地権者のご意向が一枚岩でないことが改めてわかりました。

JR島本駅西側地区の土地区画整理事業は、非常に無理がある理不尽なスケジュールで、これからなにが起こるかわからない、というのが正直な感想です。土地区画整理事業で農地を換地するというのは、いわば、今日から隣の糠床で漬物を漬けてくださいというのに等しい理不尽な側面があり、開発事業に「まちづくりの理念」がなければ、本来は成立しにくいと考えます。

まして、平成27年に開校したいという法人側の都合で、さまざまな事情を抱えておられる地権者のみなさんに急ぎ決断を迫るようなことは、本来、あってはいけないことなのです。島本町が迫っている様子はなく、(財)大阪府都市整備推進センターが、なんらかの事情を抱えて熱心であるという印象をもっています。

明日4月2日は、再度行われている島本町都市計画マスタープラン(案)に関するパブリックコメント(意見公募)の締切です。既に「広報しまもと」でご存じの方も多いかと思いますが、未実施となっている都市計画道路を大阪府が廃止する方針を示すなど、前回のパブリックコメントの後に新たな変化があったので、今、再び意見を公募するものです。

前回の意見公募で寄せられた85件の意見(30人&1団体から)には、JR島本駅西側地区の農地、農空間を保存して欲しという切実な思いが少なからずありましたが、まったく反映されることはなく、島本町都市計画マスタープランは行政側の思うとおりに策定されようとしています(府の意見、指導などは反映されている)。

議案審議で原文を入手しましたが(共産党による資料請求)「わたしたちに、なにができますか?」という若者の声が寄せられていました。若いひとたちから、胸に迫る、素直な意見が寄せられています(泣けます)。若い世代に政治に関心をもってもらいたいというならば、若者の声を反映する町政でなければ!10年、20年後の町の姿を定める都市計画マスタープラン、当然、次世代の意見が反映されたものでなければなりません。

今日、辻元さんは「普通の政治家は次の選挙のことを考えるが、真の指導者は次の世代のことを考える」(19世紀イギリス)という言葉を紹介されました。2度目のパブリックコメントでも、プラン全体についてご意見いただくことができます。明日一日、可能な方はメールまたはFAXでご意見をお寄せください。意見フォームはこちら


画像は、鴨川のヌートリア、水無瀬川にも生息しています
近所の子どもたちに見せたら「可愛い!」と愛犬と同じ感覚
それが生き物を思うほんとうの心なのかもしれません

大人の手で身勝手に外から移動された外来生物により
わたしたちの周りの自然で、急速に生態が変化しています
動物に罪はありません
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