とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

校舎の水漏れ天井

2010年06月09日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
第二小学校の水漏れ天井。濡れ朽ちて一部が抜け落ちたのは5月の雨が直接の原因ですが、シミとカビの状態から、以前から長期にわたる水漏れがあったことがわかります。これは二小だけの問題ではないとのことでした(他の各学校については現在未確認)。

思えば、わたし自身の経験では、PTA活動のなかで「学校施設の改善」に向けて直接的な働きかけが充分になされていたとは思えません。

たとえば、毎年一定の予算がついている「いきいき・ふれあい教育事業」において、家庭教育支援部会の活動趣旨内容は「子育てに関する教室・講座」、地域交流部会の活動趣旨は「地域と協力し合って、話し合いなどの交流を持ち、コミュニケーションを図る。メインイベントは各小学校等の大きな行事」とされています。

保護者が学校を軸にいきいきとふれあう「交流」はもちろん大事です。ですが、保護者の主体性を尊重し、参加を促すことを優先すれば「ネイルアート講座」なども可能になります。これこそ、めぐりめぐってのPTA離れの一因と、わたしは考えています。

もっと具体的に、明確に「こどもたちの環境を改善する活動」に絞れば、保護者のPTA活動への参加意識に変化が生まれると思えてなりません。ふれあいを目的とする活動よりも、具体的な「運動」へと再びシフトチェンジする方が、保護者のつながりと連帯を自然に育むのではないか。

これはPTA活動経験からの私的な「勘」に過ぎませんが、今後の課題として心に留め置くことにします。

画像は、5月28日現地視察で撮影
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個人情報の誤廃棄と学校の耐震

2010年06月07日 | とだ*やすこの町政報告
午前10時から議員全員協議会が開かれました。議長から議員ひとりひとりに開催の通知が事前にFAX通信で届けられます。今日の案件は2件。「生活保護受給者のケースファイルの誤廃棄について」「第一小学校・第三小学校耐震診断結果について」でした。

民税部、総務部において事実確認が行われ、廃棄されたと考えるのが妥当という判断により「誤廃棄」とされたこと、再発防止について今後とられる対策等の報告がありました。それにしても、廃棄するものを入れる「箱」と、一時的にであれ重要かつ繊細な取り扱いを要する個人情報を入れていた「箱」の「形状が似通っていた」というのが、どう考えても気になり、協議会終了後、会派で現場を訪ねました。

なんと、誤廃棄された「箱」は事務用品の入っていたダンボール箱の再利用でした。良かれと思ってしていること(経費削減・リユース)の別の側面、仕方がないと見過ごしている小さなことの積み重ねが、ある日、さまざまに重なって、まさかの事態に・・・

重要な個人情報(今回の場合は永久保存の対象)の誤廃棄は、多くの場合、あってはならない手違いや誤解が複数に重なって、起こるべきして起こってしまう事件です。日常業務というのは、客観的にみれば「まさか!」と思うような環境に、知らず知らずに陥ってしまいがちです。

どんなに優秀な人間でも万能ではありません。工夫して、パターン化して最悪の事態を免れるためのチェック機能が現場になかったことも問題です。管理職が大きく入れ替わった春の人事異動、職場の机やロッカーの配置状況など、さまざまな要因が背景にありました。

民生部はもちろん、他の部局においても、継続的に「カイゼン」に向けた取り組みがされるよう、今一度、職員が「疑いの目」で見直すこと。その見直しを、財政問題や職員数の減少を理由に安易に却下することがないよう、管理職の力量が問われています。

もうひとつの案件です。第一・第三小学校の耐震化診断結果が出ました。どちらも耐震補強工事を要する棟があるという結果が示されました。計算上検討期間も含めて完了までに26ヶ月を要する補強工事とのことですが、夏休みを利用した工事工程を組み立てる必要があります。

一校につき1億5千万円の費用が必要とされ、国庫補助金は3分の1。すべての自治体が公共施設の耐震補強工事という重い課題をかかえており、財政の大きな課題になっています。耐震強化の必要性を否定することはできませんが、実は学校校舎はそれ以前の老朽化問題をかかえています。

5月末の長雨の際、屋上の防水シート張替え工事中の第2小学校が、深刻な水漏れ被害を受けました。5月28日夕方、会派で現地を視察したときの画像をUPします。梅雨に先駆けて急ぎ工事を「計画的に」行ったことが裏目にでてしまったという印象ですが、それにしても・・・

画像は、「土建国家ニッポン」の教育施策の貧しさそのもの!
このことに関して国民は怒りをあらわにしてよいと思います!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫陽花

2010年06月06日 | 花鳥諷詠☆いまここ俳句
忘却といふ軽きこと濃紫陽花  靖子


疲労の蓄積によりちょっと体調不良。仕事に必要な本を読んだり、取り溜めておいた録画ドラマを観たりして過ごすことも多かった数日です。ガスファンヒーターを片付けないうちに冷房の季節に突入してしまいました。

今日の午前中は、史跡桜井の駅跡「楠公さん」で、ふるさと島本案内ボランティアの会「定点案内」を担当しました。初夏の日差しの下でくつろぐ子育て世代の家族連れが多く、史跡案内はできませんでしたが、島本駅ができ「楠公さん」が住民の憩いの場となっている様子がわかりました。

明日は議員全員協議会。6月議会の準備もはじめなければなりません。

画像は、庭の紫陽花。梅雨がすぐそこですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ごみ学・島本プロジェクト

2010年06月04日 | ごみ問題学習会・島本PJ
今日の午後は、久しぶりの「ごみ問題学習会・島本プロジェクト」でした。会派「人びと」の議員3人と住民で、一般廃棄物処理計画(案)に関するパブリックコメントの成果を検証しました。

住民の方から「成果」「計画」は、ごみを「質」「量」でみることはあっても「金額」でみるという概念が抜け落ちているというご指摘がありました。そのことに議員が充分に気づいていないことを講師の先生から指摘され、はっとしました。たった1年で感覚が麻痺しています。

「成果」とはなにかという点でも、行政職員の感覚は民間企業で努めた経験のある者には理解しがたいものです。「なにを」「どのようにして」「その結果どれだけコスト削減できたか」ではなく「このような会議を行いました」という報告で先へ進む「計画」に実効性は期待できません。

「現場」からかけ離れたところで「計画」が作られているというご指摘もありました。高額の委託料を支払って外部組織に丸投げしていますが、その「成果品」である計画(案)を精査する職員に、プロ意識と専門知識と現場感覚が欠如しており、委託業者の「ゆるみ」を育てています。入札というある種の「価格破壊」が内容を低下させ、計画がますます現場から遠ざかっています。

この悪循環を止めるのは「課題に目覚めている」住民の参画しかありません。専門家の幅広い経験を活かした学習会を経て、住民とともに学びながらパブリックコメントを提出できたことはたいへん意義あることと感謝しています。議員はみなさんのお力を借りて、はじめてよい仕事ができます。議会という表舞台に立つのは一瞬です。

画像は、高槻市のし尿処理施設・唐崎クリーンセンター(6月2日見学)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

し尿処理施設見学

2010年06月02日 | ごみ問題学習会・島本PJ
午後、高槻市東上牧にある島本町のし尿処理場と、高槻市の唐崎クリーンセンター(し尿処理施設)を見学しました。小沢福子府議、高槻市議3名、平野、澤嶋、戸田の7名で行動しました。高槻市、島本町、いずれも担当部職員による丁寧な説明をいただき、専門的な内容は理解できかねるものの、おおまかな流れと課題を把握することができました。

施設の老朽化が問題になっている島本町のし尿処理ですが、設備機器等に関しては更新が行われていることもあり、また維持管理の努力もあって基本的には健全に運転されているという印象を受けました。搬入、化学処理、淀川に排水される様子まで順を追って見学できたことの意味は大きいです。

高槻市の唐崎クリーンセンターは平成16年に施設を改修し、現在は衛生処理ではなく希釈で処理されています。処理方法が簡素な希釈後の下水道放流であれば、必要な敷地は大幅に縮小するということが実感できました。

島本町のし尿・浄化槽汚泥を高槻市唐崎クリーンセンターで委託処理していただく「広域行政」については、数字上、量的にはなんら問題がないというのが共通認識であると確認できました。机上の計画では成立可能ですが、しかしその一方で、日常的に周辺住民と向き合って現場で働いておられる方の発言から、「ことはそう簡単ではないのだ!」ということがよくよく理解できました。

引き続きこの問題に関心を寄せ、より多くの住民のみなさんと情報を共有し、解決策に近づけるよう努めます。

画像は島本町のし尿処理場
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする