とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

JR島本駅のホームに立つと

2010年06月21日 | JR島本駅西まちづくり
雨の日は自転車を諦め、山崎駅から島本駅までJRに乗って役場に行きます。島本駅のホームから麗しい田園風景が里山の稜線とともに広々と望める、稀にみる駅舎です。ここに立つと、日本の季節の美しさ、日本人の礼節を感じます。大阪・京都間でこのような眺望景観をもつ駅舎は他にありません。

稲作という日本人の根幹的な文化を、東側の駅前広場周辺の歴史的建造物、国の史跡公園、楠公道路とともに総合的にプロデュースして、駅前の賑わいに活かしていけたら素晴らしいと思います。西側には、御所ヶ池、待宵小侍従の墓と魅力的な歴史的・文化的資源があり、ふれあいセンターも含めて総合的に整備することで、駅の存在が活きてきます。

30年後、50年後の島本町と島本駅を想うとき、西側のあり方はとても重要。自治体にとっては財政的に厳しい時代が当分続きますが、こんなときこそ「文化」。いつか、御所ヶ池周辺を緑と桜で整備できる日がくれば、美しい遊歩道ができると思います。再び野鳥が飛来する自然池を目指さなければなりません。

「昭和」という時代をひと括りにしてみる時代が、やがて必ず訪れます。島本駅の駅前広場は、好むと好まざるにかかわらず、昭和の歴史を背負っている地です。島本駅ができ「楠公父子別れの桜井駅跡」は憩いの広場として甦りました。「麗天館」はその看板を下ろして歴史文化資料館となりました。

「楠公詣で」の楠公道路は拡幅され、昭和14年「桜井駅」として開業した現在の水無瀬駅はバリアフリー化が進んでいます。JRと阪急のふたつの駅を結ぶ一直線の道路は、島本町のシャンゼリゼ通り!まだ未熟なクスノキが茂る頃、この界隈がどのようになっているのが望ましいのか、常にイメージしておく必要があります。

そんなこんなで、わたし自身は、いつも頭のなかが「夢」でいっぱい!どんな職業についても、未来の世代になにが残せるのかを考えて行う仕事こそ尊いとわたしは考えます。職業に貴賎はなく、仕事に貴賎があります。わたしは尊い仕事ができているかな?

人びとの心にある願いと現実とを「政策」で埋める・・・政治は「希望」です。明日からいよいよ議会がはじまります。

画像は、雨に煙る水田(15日撮影)