とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

特別に管理がいる産廃の焼却計画2

2017年05月07日 | とだ*やすこの活動日記
〈つづき〉

高槻市梶原中村町・特別産業廃棄物焼却施設の計画地周辺には、既に都市クリエイト株のリサイクルセンター(ペットボトル・アルミ缶など)があります。

その既存施設に隣接して、新しく特別産業廃棄物を焼却する施設を建設するため、都市クリエイト㈱は既に一定の土地を取得されています。

新名神高速道路の開通を機に交通の利便性が高まったとして、「特別に管理が必要な」産業廃棄物を大阪府域?近畿圏内?から広く収集する計画とのことです。

人の営みがある限り、一般廃棄物・産業廃棄物・特別産業廃棄物をどこかで誰かが処理をしなければなりません。議員としての立場からは、そのことを考えるとある程度の情報を収集して判断、慎重に行動したという思いが実はありました。

説明会に参加しての素直な感想は「なんでこんな市街地に???」という驚きです。そして「これはあかん!」と思いました。施設周辺部には複数の学校、保育所もあり、近隣住民のみなさんが健康被害を心配されるのは当然のことと思えます。

近隣で行われる「鵜殿のヨシ原焼き」の折には洗濯物が干せないのに産廃なんて心配、と広瀬地区の方からも不安の声をいただきました。風向きによっては島本町も影響を受ける可能性が否定できないのではないか、というご指摘でした。

高槻市のハザードマップにおいて浸水深5メートル以上の危険地帯に指定されているというのも気がかりな点です。また、国道171号線を、医療施設からの感染性産業廃棄物など特別に管理を要する廃棄物(注:表現を一部訂正)等を積載した車輌が、日々走行することになるとも聞き及びます。

その数、一日最大70台(片道)。市街地を通る交通量の多い国道、なおかつ高槻市民、島本町民には生活道路です。これだけの量の車両が危険物を掲載して年間約300日も走り続けることに、近隣の住民が不安にならない方が不思議というものです。

将来的には走行台数が増える可能性もあります。今は一つの炉で焼却するという計画ですが、一旦施設ができてしまえば必ずもうひとつ炉ができる可能性があるとわたしは考えています。位置図をみれば充分以上に土地が確保されているからです。

寒い季節から小さいお子さんをもつ保護者を中心に署名活動が行われています。先日も、天王山ファーム&フードマーケットの開場近くで、ひっそりと署名活動をされている女性に出会いました。手探りで一所懸命活動されていると思います。

これは他人事ではありません。まず、廃棄物の問題はすべての「人」の問題です。そして施設建設に際しては、高槻市の都市計画審議会、大阪府の都市計画審議会に諮られる案件とのこと、すなわち市民が意見を述べることができる「まちづくり」の重要課題なのです。


署名活動への協力
署名用紙は、産廃焼却炉対策協議会のHPからダウンロードできます。

※一部、表現を訂正しました(5月21日)


画像
5月2日議員総会の朝
3期目の議員活動がはじまる日
調子橋から西の天王山の山並み

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