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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

大阪青凌中高一貫校、島本へ

2015年10月07日 | JR島本駅西まちづくり
10月1日、8月の中旬から助走がはじまっていた決算審議の定例会が終わりました。最終日、久々のOFF気分で夕方島本駅のホームに立つと、季節はすっかり秋でした。帰宅すると議会事務局からFAXが届いていました。

学校法人浪商学園理事長名で島本町長宛にいただいた通知、タイトルは「大坂青凌高校・中学校の校地の移転について」。若山台1丁目のサントリー研究所跡地を校地として取得されることが確定したこと、平成32年もしくは33年に移転する計画であることなどが書かれていました。

島本町に大阪青凌高校・中学校が校地を取得され、移転されるとの情報。生徒数などその規模はわかりかねていますが、JR島本駅から開設後約10年、阪急水無瀬駅までの道を中高生が登下校で往来、役場庁舎、若山台集合住宅までの様子が一変することになります。

教育的な観点からは、ふたつの町立中学校への進学に影響すると思いますし、近くにある府立島本高校への影響が全くないとも思えませんが、わたし自身は新しい風を肯定的に捉え、よりよい風にしていくのが行政の役割と受け止めています。

さて、大阪青凌が町内他所に移転地を取得されたからといって、JR島本駅西地区の開発計画がなくなったわけではありません。引き続き大阪府の都市計画決定を待たずに、市街化調整区域の農地をいつでも市街化区域に編入できるよう、島本町は再度「保留区域申請」を大阪府に行っているところです。

すなわち、駅西側の開発計画は依然島本町のゆるぎない方針ということです。今後は、もう一度、地権者への個別意向調査を行い、新たなまちづくりの構想を練り直します。ここに市民的議論が必要である、というのが戸田の一貫した主張です。

島本町としての政策的なまちづくりの計画・判断と地権者の資産運用、どちらも重要ですが、まちづくりの主役はあくまでも「住民」です。2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレム白紙撤回と同様、「説明や情報発信が絶対的に不足し、透明性に欠けた」(大会組織委員会報告)経緯が問題でした。

住民、特に次世代が望む公共の福祉、幸福感、ライフスタイルに目を向けることなく「まちの将来像」を地権者のご意向に委ねてしまうのではなく、住民への説明責任を果たす必要があります。開発するとしたら住民にもそれなりの覚悟がいると思うからです。

いずれにしても、大阪青凌高校・中学校がサントリー跡地に移転されることによって、JR島本駅から阪急水無瀬駅間に生徒、ときに保護者が往来します。今後、関西電力跡地の開発も視野に入ってくるのは確実と思われ、これから数年、JR島本駅周辺は大きくかわることになるでしょう。


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ホームに立つ苦痛を感じない稀有な駅として
このままの景観を残していきたいというのが
わたしの願いであり、政策的な判断です
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2 コメント

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どういう町にしたいのか (ももすけ)
2015-10-09 13:07:32
サントリー跡地に学校が来てくれるとは驚きです。
宅地開発がされれば、住民税は入りますが
計画的な開発でなければ、小学校の過密や
保育所学童の待機児童問題に繋がります。
他の企業所有の空き地なども町内にはまだあるので
子育て世代としては心配でした。
行き当たりばったり、つぎはぎだらけの政策ではなく
行政には5年、10年先を見つめた計画をしっかり出してほしいです。
そして、情報を開示、住民に説明の場を設けるという誠実さがほしいと思います。
どういう町にしたいのか、住民にも発言する場、考える場をくださいと思います。
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情報開示・説明責任 (とだ*やすこ)
2015-10-10 19:40:21
ももすけさま
コメントありがとうございます
おっしゃるとおり、大型住宅開発は保育・教育行政に大きくかかわります
関西電力のグランドやテニスコート跡の詳細が公表されれば、ブログでお知らせします
返信する

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