2月会議最終本会議のお知らせ
3月27日(火)午後10時から
主な議案:2012年度予算(案)に対する討論・採決
議員提案:島本町議会国旗等掲揚条例の制定について
意見書案:「こころの健康基本法(仮称)」の法制化を求める意見書
一般会計については、会派「人びとの新しい歩み」を代表して戸田が討論を行います。討論とは、賛成した理由、反対した理由や評価できる点、改善を求める点、要望などを述べるもので、議員同士が議論を戦わせるというものではなくなっています。当初はとても違和感がありました。
この度、議会議場に日の丸を掲揚するための条例案が議員提案され、あさっての議場では、議員間での質疑・答弁が行われます。通年議会(試行中)運営要綱で、議員の提案による審議には出席を求めないという条文が記載されていますので、この間、行政職員は出席しません。なぜ、今、国旗掲揚を「義務化」する条例を定めようとするのか、なんの目的をもってするのか、提案者である議員にしっかり問うておきたいと思います。傍聴をお願いいたします。
提案議員は、伊集院・清水議員(自民)、川嶋議員(公明)、菅議員(山吹民主)です。
わたしは国旗・日の丸に反対するものではありませんが、日の丸に反対する人を排除する社会を好まず、認めません。この3年間「あんたも日の丸反対か」「国旗掲揚に立たないなら卒業式に出るな(わたしは立っています)」など、住民の方から声をかけられることが少なからずありました。行事などで「ほら立てよ」と、まるで「廊下は走ったらあかんで」というノリで、立たない議員に声をかける議員もいます。
これまでも要望者や公開質問状が議長あてに届き、議会運営委員会で議論されたことはありましたが、その際、わたしが記憶する範囲では、内容について活発で深い議論がされたという印象はありません。国民の意見が二分されている複雑な問題に対して、なんの前触れもなく今回議員提案されたことに、違和感、危機感をもっています。
わたしが知るこの3年間で、与党議員の構成もかつてとは異なり、島本町議会は誇ってきた「合意による議会運営」を手放してしまったように思います。議会運営のなかで行うことが可能な国旗掲揚を、合意できないと見込んで、敢えて条例に定めて義務化しようとするものです。
議員のみならず、すべての市民の思想信条にかかわる議場のことであり、本来、こういった議案の提出は全会派一致での提案がされることが望ましい議会運営と考えますが、提案について事前に議論することもなく、後半の本会議で提案されています。わたし自身の国家観や歴史観を自分の言葉で真正面から述べたいと思います。傍聴をお願いします。
画像は、京都岡崎の観世会館
18日、吉浪壽晃先生(観世流能楽師シテ方)の独立20周年の舞台「屋島」を拝見
間狂言はあまりにも有名な野村萬斎さん、太鼓は島本町にお住いの井上敬介先生です
能に限らず、多くの伝統芸能は神に捧げるものです。珍しく母を誘いました
この日の朝は、第一小学校「なごみ倶楽部・におの子」最後の野鳥観察会でした
親子で楽しめる会として、背中にヒナを乗せて子育てするカイツブリの名をつけました
講師の先生のご都合で会を閉じることになりました
長い間、ありがとうございました
3月27日(火)午後10時から
主な議案:2012年度予算(案)に対する討論・採決
議員提案:島本町議会国旗等掲揚条例の制定について
意見書案:「こころの健康基本法(仮称)」の法制化を求める意見書
一般会計については、会派「人びとの新しい歩み」を代表して戸田が討論を行います。討論とは、賛成した理由、反対した理由や評価できる点、改善を求める点、要望などを述べるもので、議員同士が議論を戦わせるというものではなくなっています。当初はとても違和感がありました。
この度、議会議場に日の丸を掲揚するための条例案が議員提案され、あさっての議場では、議員間での質疑・答弁が行われます。通年議会(試行中)運営要綱で、議員の提案による審議には出席を求めないという条文が記載されていますので、この間、行政職員は出席しません。なぜ、今、国旗掲揚を「義務化」する条例を定めようとするのか、なんの目的をもってするのか、提案者である議員にしっかり問うておきたいと思います。傍聴をお願いいたします。
提案議員は、伊集院・清水議員(自民)、川嶋議員(公明)、菅議員(山吹民主)です。
わたしは国旗・日の丸に反対するものではありませんが、日の丸に反対する人を排除する社会を好まず、認めません。この3年間「あんたも日の丸反対か」「国旗掲揚に立たないなら卒業式に出るな(わたしは立っています)」など、住民の方から声をかけられることが少なからずありました。行事などで「ほら立てよ」と、まるで「廊下は走ったらあかんで」というノリで、立たない議員に声をかける議員もいます。
これまでも要望者や公開質問状が議長あてに届き、議会運営委員会で議論されたことはありましたが、その際、わたしが記憶する範囲では、内容について活発で深い議論がされたという印象はありません。国民の意見が二分されている複雑な問題に対して、なんの前触れもなく今回議員提案されたことに、違和感、危機感をもっています。
わたしが知るこの3年間で、与党議員の構成もかつてとは異なり、島本町議会は誇ってきた「合意による議会運営」を手放してしまったように思います。議会運営のなかで行うことが可能な国旗掲揚を、合意できないと見込んで、敢えて条例に定めて義務化しようとするものです。
議員のみならず、すべての市民の思想信条にかかわる議場のことであり、本来、こういった議案の提出は全会派一致での提案がされることが望ましい議会運営と考えますが、提案について事前に議論することもなく、後半の本会議で提案されています。わたし自身の国家観や歴史観を自分の言葉で真正面から述べたいと思います。傍聴をお願いします。
画像は、京都岡崎の観世会館
18日、吉浪壽晃先生(観世流能楽師シテ方)の独立20周年の舞台「屋島」を拝見
間狂言はあまりにも有名な野村萬斎さん、太鼓は島本町にお住いの井上敬介先生です
能に限らず、多くの伝統芸能は神に捧げるものです。珍しく母を誘いました
この日の朝は、第一小学校「なごみ倶楽部・におの子」最後の野鳥観察会でした
親子で楽しめる会として、背中にヒナを乗せて子育てするカイツブリの名をつけました
講師の先生のご都合で会を閉じることになりました
長い間、ありがとうございました
私は、日の丸が国旗であることは否定しません。むしろこの国の国民は、この旗の重みを背負い続け、考え続けるべきだとも思えるからです。
わが国の重い歴史を背負ってしまったこの旗には、むしろただの国旗以上の、深く重い意味があると思うのです。
だからこそ、この旗に対する個々人の考え方を強制するような契機には絶対に反対です。この旗の重みを前に、形式的な尊重を強制する条例などは、まったく軽薄でそぐわないものです。
日の丸を見て誇りを感じるのも、反省を新たにするのも、個人の自由です。各人がそれぞれに、これだけの意味を持っているこの旗の意味を考え、自らの考えに従って、この旗に対する態度を決めれば良いのです。
更に、忘れてはならないのは、過去の困難な時代を生きてこられて、この旗に悲しく辛い記憶を呼び覚まさせられてしまう人達も少なからず存在するという事です。これもまた、この旗が背負ってしまった厳然たる歴史的事実であり、公共の場でこれを強制することは、人によっては大変な苦痛ともなりうるのです。
日の丸を眺める事自体が好きで仕方がないという人は、旗日(死語?)だけとは言わず、自宅の庭にポールでも立てて、毎日掲げて好きなだけ眺めていればよいでしょう。
すべては個人の自由です。そしてその自由の中で、その人の思想と見識の深浅が、立ち居振る舞いにも滲み出てくるのではないかと思います。
常に話題になる一方、親しい身近な人と語り合うことはなく、なぜかこの話題は避けているのもまた事実です。このことを静かに語り合うこともまた、わたしたちの課題だと思います。
明日は傍聴者が多いようです。議場で発言してのち、用意している討論の内容を追ってUPします。