とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

第3小学校の耐震化課題に新事実!

2018年10月06日 | とだ*やすこの議会報告
台風直撃で波瀾の9月定例会議を28日に終え、暦は10月。10月2日には都市計画審議会でJR島本駅西地区の都市計画についての審議を傍聴。10名の定員に30名以上の申し込みがあり、多くがロビーで音声により傍聴しました。

8月のタウンミーティングで開発そのものに反対意見の多かったなか、50㍍の高層タワーマンションの建設を可能にする地区計画案(島本町決定)が「報告」され、市街化区域から市街化調整区域に編入(=開発)するため大阪府との協議に入りました。

9月の議会のこと、都市計画のこと、ブログに掲載したいことは山ほどありますが、実は議会終了後は公私ともに多忙。日本女性会議(金沢市)政治分野の分科会へのパネラー参加準備や近畿市民派交流学習会の幹事(10月島本町担当)など結構やることがある。

議会活動報告の原稿の執筆、メールチェック、公私の区別のない集まり、気になる実家のことなどに加えてパソコンの不具合。ブログ更新がままならない日々です。10月20日(土)に開く「ひと・まち語らい広場」(議会報告会)と「まなびとひろば」(講演会)の準備も!(←ご参加お待ちしています)

さて、そんななか、9月議会からのご報告!議場で明らかになった大きな問題「第3小学校の耐震化工事の遅れ」です。

会派「人びとの新しい歩み」(戸田・中田)を代表して戸田が行った大綱質疑で、第3小学校の耐震化工事が遅れている理由が明らかに。

しかしこれは、議員の質問に答えてオープンにすることなの?!という驚きの内容です。以下、大綱質疑から(一部省略)

第三小学校校舎の耐震化工事の遅れを問う
平成28年度に着手した第三小学校校舎B・C棟の耐震化補強工事が完了しましたが、入り口玄関や給食棟のあるA棟の耐震化、すなわちA棟の山側への移設が全く進んでいません。そもそもの設計プランに無理があったと言わざるを得ません。

なぜ、今なお工事に着手できていないのか、その理由は何か、改善策は検討されているのか、詳細説明を求めます。

過去、人びとの新しい歩みは第三小学校の基本構想について様々な点で無理があるとして指摘、私は一般質問において、建物を新しく建て替えることの合理性を主張しました。

見送ることとなった第三小学校基本構想をどのように検証されていますか。


教育子ども部長
第三小学校の耐震化工事につきましては、既存のB・C棟の耐震補強工事後に、B・C棟の北西側に新A棟を増築する計画で事務を進めてまいりました。

新A棟を増築するにあたり、建築確認申請の手続きを行う前に、B・C棟の既存建築物状況調査報告書を作成し、大阪府へ提出する必要がございます。

本報告書の内容について大阪府と事前協議を進めている中で、既存不適合と判断される「鉄筋を保護するコンクリートの厚み不足」が確認されました。

既存不適合のB・C棟に新A棟を増築することができないため、改善方法について大阪府と一般財団法人日本建築総合試験所と調整・協議を行い、既存不適合躯体の改修案を作成いたしました。

現在、既存不適合躯体の改修案を含めた既存建物状況調査報告書を大阪府へ提出し、書類確認を行っていただいているところであります。

なお、第三小学校基本構想につきましては、同校の敷地内で建築予定であった第四保育所は別敷地で建築する計画に変更となりましたが、校舎は引き続き耐震化に向けて事務を進めているところでございます。 以上


これを受けて行なったヒアリングで「検査済証」が存在しないことがわかりました。そのため鉄筋の状況を調べる「はつり調査」を行うこととなり、問題がないことを確認した。ところが、このとき「コンクリートの厚み不足」には気づかなかった。

府に提出した「B・C棟の既存建築物状況調査報告書」により大阪府がこれを指摘、既存不適合と判明した。現在、答弁にあるような手続を行っている途中。新A棟の増築には至らない、という経過と現状です。

これら詳細については、審議を付託された民生教育消防委員会で中田議員が問い(見事な連携!)、これを受けて他の委員(女性)からも謝罪や保護者への説明を求める厳しい発言が出されました。

検査証の不存在とその理由(未検査なのか保存の不備なのか)、建築基準法に反することから建築工事をした業者の責任(時間経過により瑕疵責任は問えない)など問題は多岐にわたります。

それらの理由により工事が遅れていることを隠ぺいしていたこと、議会議員として調査が充分ではなかったことの含めて子どもたちに申し訳ないです。そのようななか大阪北部地震が起こっているわけです。

また、施行業者を把握していないという姿勢(調べもしていない?あるいは庇っている?)も問題でした。呆れる傍聴席。議員経験を活かした市民の調査(昭和47年の議会会議録から工事請負契約の同意について調べる)により施行業者がわかりました。

現在、わたしは、大阪府に提出したB・C棟の既存建築物状況調査報告書、既存不適合躯体の改修案を含めた既存建物状況調査報告書、関係機関との協議内容がわかる文書などを情報公開請求しています。引き続きこと問題に取り組みます。



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9月のある日
庭のお多福南天に朝露
コメント
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