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とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

夏です、プールです

2013年07月23日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
ずっと気になっていいながら、忘れてしまっていたこと。ときどき、町のプールに行く子どもたちが自宅から水着を着て、パタパタ草履で生活道路を歩いている姿をみかけます。学校が夏休みになって、今年もそういう季節になりました。日本の夏の微笑ましい風景ですが、昨今、これには、いくつかの問題点があります。

まず紫外線の問題。夏に真っ黒に日焼けするのが「元気」な子どもという大人たちの思い込みが、ほんの数年前まで日本に残っていました。諸外国に比べて対応が遅れているといわざるをえません。女性を対象に紫外線カット、美白効果のあらゆる商品が開発されながら、子どもは「健康的に」真っ黒に日焼けしている・・・このアンバランスが不思議でなりませんでした。

幼い頃、我が子はすぐに裸ん坊になる子で(5歳まで香港育ち)、ハイキングですれ違う香港の人たちは「シャツを着せなさい」「子どもに紫外線はよくない」とよく注意してくださいました。また、オーストラリアの子どもたちは全身を覆うウエットスーツで完全防備(!)して泳いでいました。同じ場所に住んでいるのに、その姿はまちまちでした。

実は、オーストラリアはニュージランドとともに皮膚がん発生率が世界一高く、紫外線の影響、とくに皮膚がんに対して非常に強い関心があるとされています。政府機関や民間機関によるさまざまな啓発・教育活動が盛んに行われているのです。同じ香港に住んでいても、母国の姿勢によって大人たちの意識の違いには大きな差がありました。

今では日本でも国が紫外線の有害性を認めています。2008年には「紫外線環境保健マニュアル」を発行して注意喚起を促しています。わたしは、過去に一般質問でこのことを明らかにして、教育委員会に、時間割への配慮や保護者への啓蒙を要望、改善を求めました(その後、追跡できていない!)。また、子ども支援課では既に一定の配慮がされていることも確認しました。

もうひとつの問題は、水着を着た女児が不特定多数の人が行き交う生活道路を歩いて移動することの問題点です。特に大人の付添いなしで歩くことはできる限りにおいて避けなけらばなりません。子どもたちへのわいせつ事件、わいせつ事案が増えていますが、一般的にまだまだ無頓着で、諸外国では考えられない日本の「おおらかさ」は本当に気になります。

盗撮やわいせつ行為の性犯罪がより弱い立場、抵抗できない子どもに向かう傾向があると感じています。日本は幼い子どもが一人でまちを歩けるという点で比較的安全な国といえますし、このことはむしろ誇りに思ってよいのかもしれません。しかし!危機管理という点では「犯罪の実態とはかけ離れた単なる無頓着」といわざるをえません。

これらのことは、学校教育の現場においてもいえることで、子どもたちの「水着姿」について配慮すべきことを、しっかり認識しておいていただきたいと教育委員会・教育推進課に伝えました。


画像は、生八つ橋・和菓子
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