BAR Reload

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古いアイリッシュ

2016年08月05日 13時12分56秒 | アイリッシュ
はいこんにちは。
今日も暑いです。
体温くらいの気温ですね。
屋外で活動されてる方はもちろん、室内でも油断せずにエアコンつけて水分補給をマメにしてください。




さてさて前回9周年のご案内をさせていただきました。
前回紹介したスプリングバンクに続き周年記念にあける予定のボトルの紹介です。
今回御紹介のウイスキーはこちら↓↓↓↓

タラモアデューストーンジャグ
従価・特級
でございます。
従価・特級ということで古いです。
オールドボトルのアイリッシュウイスキーです。
70年代流通のタラモアデューです。
約40年前のウイスキーです。
なかなかこの時期のウイスキー飲む機会もないでしょうから明日のリロード9周年でお試しください。





もう2か月前になるのですね。
アイルランド行きましてもちろんタラモアにも行きました。
今のタラモアは新しく立派な蒸留所があります。
しかしこの蒸留所は稼働して3年ちょい。
ほんで旧タラモア蒸留所は1959年に閉鎖されております。
そしてミドルトン蒸留所に生産拠点を移したのです。
今あるミドルトンはいわゆる新ミドルトン。
旧ミドルトンから新ミドルトンに生産拠点を移動したのは1975年。
ここ覚えてといてください(笑)



ほんでこのタラモアデューはどの時期なのかと言いますと70年代流通。
70年代言うても70~79までの10年あるのです。
この年でっせ!って断定するのは少し難しいのですが少し推測はできるのです。
このタラモアはサントリーの正規輸入品なんです。
そして細かく見ますとサントリーの住所が大阪市北区堂島浜通~となっております。
今のサントリーの住所は大阪市北区堂島~なんです。
この堂島浜通は1978年までなんです。
ということでこのボトルはそれ以前ということになります。
2年間とはいえ絞ることができました。
1978年の流通としたとしても最低3年は寝かすから1975年。
いや1974年かな。
普通のタラモアよりストーンジャグのが少しは寝かしてるような気もするんですけど、どうなんですかねぇ。
75年、74年でえらい変わってきます。
旧タラモア蒸留所は1959までなんでさすがにそれはないと思います。
ということはミドルトン蒸留所のウイスキーですね。
78年ぎりぎりのサントリー扱いでこのタラモアが最低必要年数の三年熟成だとして75年蒸留だと考えたら新ミドルトン。
上にあげた条件が一つでも覆ったら旧ミドルトンの原酒。
・・・旧ミドルトンの原酒だと思われますが・・・いかがでございましょうか?
今は博物館になってます旧ミドルトン時代のタラモアだと思います!
断言できないのがまだまだ未熟なとこですね・・・。





いやー今日のブログ珍しくウイスキーの勉強になったんではないでしょうか?
興味のない方からしたらポカ~ンですけど(笑)
新と旧のミドルトンなにが違うねん!って思いましたか?
全く違うのです!
江戸時代と昭和くらい違うのです。
まぁそんなんに興味持っていただけてお試しいただき楽しんでいただけたらと思います。
そんな機会が明日の9周年になればええなぁと思うウイスキーが好きなバーのマスターでありました。
めでたしめでたし。
本日も門真でお待ちしております!

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