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アイルランド研修日記~二日目~

2016年06月19日 22時33分24秒 | 研修日記
はいこんばんは。
珍しい時間に更新です。
いつもはこの時間お仕事ですが本日は定休日皆様いかがお過ごしになられましたか?
金曜、土曜日とアイルランド帰り、たくさんご来店いただきましてありがとうございました。
楽しく営業できましてアイルランドの話たくさんできました。
何回も同じ話すると思いますが心広く聞いていただけたらと思います。




さてさてアイルランド研修日記も二日目です。
コークの空港近くのホテルに泊りましてまずは朝ごはん。

この旅この絵をたくさん見ることになります。
噂に名高いアイリッシュブレックファストです。
ホテルの朝食ということもあり今回はビュッフェ方式でしたが今思えばどこでも出てくるものを選んでました(笑)
ソーセージ、ハム、ベーコン、玉子、マッシュルーム、豆の炊いた奴。
パンの種類も豊富でした。
まだこの時はこのごはんが続くなんて思わず朝からたくさんいただきました。
あ、先に言うときます。
アイルランドのごはん全部美味しかったです。
今後出てくるごはんも全部美味しいです。
誰やご飯まずいでって言うた奴!
お腹千切れそうになるほど満腹でいざミドルトン蒸留所へ。
コークの街から東の方へ。
レンタカーでこのたびは移動です。

コークの街アイルランド最南端で海辺の町です。
通勤時間なのか車の量はすごい多いです。
そんなこんなで1時間もかからない感じでミドルトン蒸留所に到着。

まずは入り口。

建物の入り口。

中は当たり前ですがアイリッシュ、ジェムソン一色。
見学前に少し飲みましょうかと思いましたが法律で朝からお酒出したらあかんそうです。
午前中は通常見学。
いわゆる旧ミドルトン蒸留所の見学です。

男前のアイリッシュマンに案内していただきました。

麦芽を粉砕する施設だそうです。
左に小さく水車が写ってるのわかりますかね?
これが昔は動力やったんです。

中の歯車も年期入ってます。

糖化槽。
バカでかいです。

上から見てもバカでかい。

ポットスチルもバカでかい。

今度よく耳にすことになるのですがアイリッシュウイスキーは三回蒸留にこだわってます。

ワームダブもこれでもかってくらい大きいです。
連続式のカラムもあるのですがその一部です。

そんなこんなで旧ミドルトンの見学終わりです。
旧ミドルトンは博物館になってまして今は稼働してないのです。
少し一息ランチタイム。
朝がっつりいただいたのであんまりお腹すいてないのですが流れでそうなりました。
軽いのでいいわと思って頼んだサンドウィッチ。

いやーアイルランド舐めたらあきまへんあきまへん。
バカみたいにでかいです。
ターキーとクリームチーズのサンドウィッチと野菜たっぷりスープ。
パンはハードタイプ、多めのターキーとブルーベリーかな甘め少なめのジャムがクリームチーズにかかってます。
これがうまかったんです!
お腹いっぱいになりましたがどうにか完食。





お腹いっぱいの中午後からお目当ての新ミドルトン蒸留所。
この新しい蒸留所は70年代アイリッシュウイスキーの危機の時、起死回生をかけて色んな蒸留所がダブリンからも含めここに集約されたのです。
今もミドルトン蒸留所ではジェムソンをはじめパワーズやグリーンスポット、レッドブレストなどたくさんの商品を作ってるのです。
そしてこの新ミドルトン普段は見学を受け付けてないのです。
しかし今回特別なルートでこの新ミドルトンの見学をすることができたのです。
見学はさせていただきましたがカメラをはじめ電子機器の持ち込みは全面禁止。
こっから先は写真なしです。
僕の駄文で表現していきます。
まず、旧ミドルトンとは違い新ミドルトンはスーパー近代的なんです。
厳しめのセキュリティがある門をくぐりメガネとヘルメットをかぶるように言われます。
まずは説明を受けます。
アイリッシュウイスキーには3種類あります。
モルトウイスキー、グレーンウイスキー、ポットスチルウイスキーの3種類。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーは皆様ご存知ですよね。
ポットスチルウイスキーってなんじゃい?
皆様ウイスキーの作り方を少し思い出してください。
大麦を浸麦させ発芽させます、発芽させると麦にある糖化酵素が出てきましてでんぷんを糖に変えるのです。
アイリッシュウイスキーは未発芽の大麦を使うのです。
未発芽の大麦ということはモルトじゃないですよね。
モルト(発芽大麦)とバーレー(未発芽大麦)を使って蒸留したものをポットスチルウイスキーと呼ぶのです。
レッドブレストにはポットスチルウイスキーって書いてます。
シングルモルトではないです。
話が脱線しましたがここの蒸留所、一般公開してないわりにポットスチルがある建物全面ガラス張りでむちゃくちゃ綺麗。
そしてポットスチル今まで見た中で最大。
大きなポットスチルが三基。
今後もう三基増やす予定だそうです。
そして今度はメルセデス社の小型バスに乗せられまして熟成庫へ。
あごが外れんばかりの樽の数。
熟成庫は80棟ちょっとて言うてましたかな。
今後近くにもう30棟やったかな作る予定だそうでさすがあんだけジェムソンつくってるだけの事はありました。
アメリカではジェムソンすごい売れてるのです。
熟成庫では樽からそのままなんなら樽も開栓させていただきバーボン樽とシェリー樽の原酒を試飲。
両方めちゃうまでございました。
ここで蒸留所の人に記念撮影していただいたのですがその写真はどこに行ってしまったんでしょうかね・・・。
蒸留所の人はカメラオッケーなんですね・・・。
そんなこんなで次はティスティング。
ジェムソンカスクメイト、グリーンスポット、パワーズ12年、レッドブレスト12年が出てきました。
ジェムソン以外はシングルポットスチルウイスキー。
ミドルトンではシングルモルトは作ってないそうです。
カスクメイトはウイスキーの樽を近所のビール工場に貸出、ビール熟成した後もう一回返してもらいウイスキーを熟成したそうです。
色んな質問にも答えていただきました。
正直言いにくかったこともたくさんあったと思いますが親切に答えていただいたと思います。
写真ないから細かい事は説明しにくいのですがすごい規模の施設でした。
新ミドルトンのあとはビジターセンターにてお土産購入。
蒸留所限定のウイスキーを大量購入。
自分で樽詰めできるハンドフィルもしましたよ!


ほかにもいろいろ買いまして序盤にしてすごい買い物しました(笑)
最後に記念写真。




コークの街に帰ってきましてミドルトン蒸留所で通訳していただいた方と軽い打ち上げ。


ビーニッシュの生♪
クリーミーで香ばしくほのかに苦い。
おいしー。
地球の歩き方にも載ってるル・シャトー・バーってとこでした。
そのあと晩ごはん。
シーフードレストランに行きましてお魚。
先ほども言いましたがコークは海のそばの町。

サーモンのグリルにチップス、サラダのワンプレート。
ここも量がすごいです。
グリルでよかったです。
揚げてるバージョンの人もいたのですがすごいボリュームでした(笑)
そのあとはコークの夜の街をうろうろ。

オリヴァー・プランケットというパブ。
至る所で音楽が鳴ってます。
ここでもビール、でもお腹いっぱいでお酒があまり入りません・・・。
ということで帰りましょうということになりました。
歩いて宿まで行ったのですが途中トイレに行きたくなり結局もう一軒パブに(笑)

老夫婦が二人でやってるパブでした。

どのパブも雰囲気あってカッコイイです。

ビール飲めそうもなかったのでこの旅初のアイリッシュコーヒー♪
ふわふわクリームとしっかりコーヒーそのあとウイスキーの香り。


お宿はキラーニーゲストハウス。
可愛い建物です。
この前には大学もあり安宿の部類だと思いますが綺麗なお部屋でよかったですよ。




実はこの二日目がこのアイルランド研修の山場でございました。
この日だけ通訳の方がいました。
一緒にご同行しましたお店のお客様なのですがその方がいまして大変助かりました。
蒸留所でも細かい質問もできました。
英語力ほしいです(笑)
あんだけ喋れたらカッコエエです。
皆様にはどんだけかわからないでしょうが(笑)
英会話行こうかなー。
ということで長くなりましたがこのあたりで。
月曜日も門真でお待ちしております!

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