一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

今日26日は、室谷女流初段VS渡部女流初段!!

2015-05-26 08:25:10 | 女流棋士
今日26日(火)は、女流名人戦リーグ・室谷由紀女流初段と渡部愛女流初段の一戦が行われる。2人はここまで、0勝2敗+不戦勝1、1勝1敗+不戦勝1という成績。2人の対局は過去1回あり、昨年の同リーグ戦だった(室谷勝ち)。本局は両者、とにかく勝ちたい一戦だ。
なお本局は「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の1位と2位の激突である。これは2012年8月17日、中井広恵女流六段(当時1位)VS室谷女流初段(当時2位)以来、2年9か月ぶりとなる。
そして今日の2人は、女流棋界の美人度1位と2位の戦いでもある。本局を観戦できる関係者をうらやましく思う。
私は先日の将棋ペンクラブ関東交流会で、渡部女流初段に今日の対局を激励したのだが、あまり信じてもらえなかった。
いや実際厳しい。もちろん愛ちゃんに勝ってもらいたいが、室谷女流初段も応援したい。綺麗ごとだが、どちらにも勝ってもらいたいのだ。
2人にはとにかく、持てる力を全部出し切ってもらいたい。どちらも応援しています。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

G.W.九州旅行2015・10

2015-05-25 21:47:19 | 旅行記・G.W.編
国鉄の路線は走っていないので、民間鉄道が走っていた可能性はある。この先は山鹿温泉があるし、大昔は温泉客のために需要があったかもしれない。
さらにしばらく歩くと、ようやく温泉街が見えてきた。といっても温泉宿と思しき建物がポッポッとあるだけで、町の統一感はない。
またも荒木観光ホテルの大看板があったので、何とか着くことができた。ホテルのフロントでおカネを払うが、志賀島の休暇村と同じシステムだ。
温泉処に向かい、脱衣所に入ると、強面のおじさんが2人いた。ひとりは背中にイ○○ミがある。私は喉が渇いたので、冷水器で喉を潤す。水が跳ねて、おじさんの肩にかかった。ギロ! と睨まれ、私はビビる。
中に石けんとシャンプーはあるのだろうか。私はもうひとりのおじさんに聞いてみる。
「あのう…」
「ヒッ! びっくりしたあ!」
「ああ、すみません、あの、中に石けんとシャンプーはあるのでしょうか」
「ああ、あるよ。どっちもあるよ。石けんはほれ、こういう液体のがあるよ」
おじさんは意外と親切に教えてくれ、私はタオルだけ持ち、浴場に向かった。
温泉は玉名温泉と違い、ぬるぬるしていた。化粧水の海のようで、いかにも効きそうである。橋本マナミに入ってほしいと思った。
露天風呂もある。一口に露天風呂といってもさまざまで、温泉によっては簡素な囲いだけのものもあるが、ここのそれは東屋もあり、広かった。これで300円とは、これまた激安である。
立て続けに温泉を味わい、体中の毒素が抜けたような気がした。
帰りは若干、道に迷ってしまった。道行く人にバス停までの道を聴き、事無きを得る。さっきのサイクリングロードは、やはり鉄道の廃線跡だったらしい。時間が許せばこちらの散策もしたいところだが、今回はパスせざるを得ない。また、交通センターはやっぱり、「熊本~」のことだった。
植木温泉入口・16時46分発のバスに乗り、定刻を数分遅れて17時47分、交通センターに着いた。1時間近くバスに揺られて690円は、まずまずである。
熊本交通センターは、その建物の地下が商店街になっていたが、この3月で全店閉店になっていた。以前訪れたときもパッとしなかったが、こんな事態になっていたとは…。建物の老朽化があるのだろうか。
私はバスの窓口に行き、鹿児島までの高速バスチケットを所望する。が、満席だと断られた。
あすは吹上浜砂の祭典の観光がある。少しでも現地に近づきたかったが、これは計算違いが生じた。
私はスマホを繰る。ほかに廉価で鹿児島へ行くには鈍行を乗り継ぐしかなく、例えば18時44分の熊本発八代行きに乗れば、以下3回の乗り継ぎを経て、23時29分に鹿児島中央に着く。
しかし夜間に5時間近くも列車に揺られるのは、さすがの私も時間を持て余す。しかも料金が4,450円になり、ちょっと遠慮したいところである。もっとも、「旅名人の九州満喫きっぷ」を利用していれば、ノータイムでこのルートを採っただろう。
またこの区間は新幹線を利用すれば1時間足らずで行けるのだが、新幹線は選ばれた人が乗るものであり、私には無縁だ。
とりあえず熊本城に向かう。「坪井川園遊会」の告知があった。「くまもと花魁道中」は、2日に行われたようだ。数年前に訪れたときは3日だったが、日にちが決まっているわけではないらしい。おいらん道中もよかったのだが、花魁の年齢が若干高めだったのが、私の再訪を鈍らせた。
市電乗り場に向かう。いまから駅前まで戻れば、先のルートで鹿児島には着ける。だけど何だか疲れてしまった。私はフェードアウトし、アーケード街に向かう。近くにいた若者の旅行者が、私が突然道を外れたので、意外そうだった。
とりあえず、夕食を摂る。アーケード街に古風な外観のうどん屋があったので、入る。
すし定食を頼んだ。ざるうどん、すし3貫、巻物、サラダ、お汁で950円。ここの課税方法は面白く、950円は消費税5%込の値段。それに2014年からの増税分3%を上乗せする形だった。最終的には978円になる計算だ。
ざるうどんは、ツルツルと喉ごしがよく、すしも美味かった。巻物はツーンと鼻にくるが、これはワサビの茎か何かだろうか。ちょっとクセになる味である。
店を出たあと市電の線路に沿って、駅前に向かう。これが意外に距離があり、まいった。
午後も7時を過ぎて、黄昏時になった。熊本駅から、八代まで向かう。あすは鹿児島まで行く予定だが、少しでも近づきたい。八代からも高速バスは出ているし、新八代からは新幹線も出ている。あすの行程はあす考えようと思った。
20時11分、八代に着く。ゴールデン・ウイークも終盤になれば、宿の空きが出てくるものである。私はスマホで、今夜のホテルの予約を取る。「ホテルアルファーワン八代」で、同ホテル系列はパソコンの無料貸し出しがあるのが決め手となった。
といっても、駅からクルマで5分はけっこうな距離がある。とはいえ城跡の近くらしいので、メインストリートの近くにありそうだ。
大通りに、「丸亀製麺」があった。丸亀製麺は、おととし京都を訪れたおり、初めて利用した。うどんはもちもちして美味く、また味わいたいが、ここの店はもう8時を過ぎているのに、客が並んでいる。席に着いて注文を取るのではなく、セルフサービスに近い形と思われる。
食したいが、この時間に行列に並ぶのはイヤだ。私はホテルに向かった。
ホテルには午後9時にチェックインした。フロントで新聞とおしぼりのサービスがあり、早くもこのホテルに及第点を与える。
私は早速テレビを点ける。BSジャパンで「松本清張時代劇ミステリー」を放送しているからで、私が9時のチェックインに間に合わせたのは、これをリアルタイムで観るためだった。
雛形あきこの悪女ぶりに満足して、私は1階の居食屋に行く。もう閉店間際だったが、肉うどんを注文した。この食事がやっぱり太るモトなのだが、ダイエットは旅行から帰ってからでいい。肉うどんはダシが効いて、美味かった。
4日ぶりのホテルだ。ここのベッドは何とかいう特別なものを使用しているそうで、そのせいかどうか分からぬが、朝までグッスリ眠れた。
(27日につづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

将棋ペンクラブ関東交流会の、懇親会後の話

2015-05-25 12:46:06 | 将棋ペンクラブ
23日(土)の将棋ペンクラブ関東交流会はとても楽しかったのですが、残念なことがありました。懇親会の後片付けのとき、そのドサクサで、私が将棋大会でゲットした青野照市八段著「プロの新手28」(日本将棋連盟刊)を、紛失してしまったのです。その場にいた会員が持って帰ってしまった、とは考えたくないので、将棋ペンクラブが持ち込んだ備品に紛れ込んだかもしれません。
また、OK氏が書店で購入した上野裕和五段著「将棋・序盤完全ガイド振り飛車編」(マイナビ将棋BOOKS)その他1冊も、同様の理由でなくなってしまいました。ことに上野五段の著書は、その場で上野五段に揮毫をいただいた、OK氏の宝物であります。
本の間には、その日上野五段に指導対局いただいた棋譜用紙も挿してあるそうです。
「プロの新手28」は、むき出しで置いていた私の不注意です。ただ、OK氏の2冊は袋に入っていたので、同情の余地が大いにあります。
以上2点、心当たりのある方は、このコメント欄にご一報いただければ幸いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

G.W.九州旅行2015・9

2015-05-24 00:10:29 | 旅行記・G.W.編
23日(土)は、東京・将棋会館で、将棋ペンクラブ関東交流会があった。今年の指導対局者は、上野裕和五段、熊倉紫野女流初段、渡部愛女流初段。渡部女流初段は、形容する言葉が見つからないほど美しかった。非公式だが、渡部女流初段は室谷由紀女流初段に匹敵する美しさと断言する。そして熊倉女流初段もまた、キュートで魅力的だった。
23日の模様は、30日より記す。

(きのうのつづき)
ドアは閉まってしまった。Suicaで入っていれば降りたかもしれないが、すでに目的地までの切符を買っており、フンギリがつかなかった。せめてあと30秒停まってくれたら判断が変わったに違いないが、これも運命と思って諦めるよりない。残念だが、西鉄柳川は来年、同じ時期に訪れることにする。
10時03分、大牟田着。タイム9分の待ち合わせで、鹿児島本線に乗り換える。10時32分、玉名に着いた。玉名とは聞きなれぬ名だが、九州新幹線に新玉名の駅名があり、そこそこ拓けていると思われる。
駅前の観光案内所で玉名市中心部のパンフレットをいただく。駅前のバス停で待っていると、タイミングよく産交バスが到着し、私はそれに乗った。
「このバスは、植木経由、熊本バスセンター行きです」のアナウンスが入る。この路線が植木を通るなら、好都合だ。
5~6分バスに揺られて、10時44分、玉名温泉下車。たいそうな温泉街で下ろされると思いきや、目の前は綺麗な舗装道路に、シャレた建物がポン、ポンとあるだけの殺風景なもの。本当に温泉を味わうだけになってしまった。
案内嬢オススメの「玉の湯」にお邪魔する。後方にどでかい建物があるが、玉の湯はその手前にこじんまりと佇む共同浴場だ。入浴料は200円。…えっ? 200円!?
私「安い!」
温泉のオバチャン「みんなで頑張っております」
地方の温泉処に行って、驚くのは入泉料の安さである。風呂の代わりに毎日温泉を利用する住民もザラで、これだけは大東京がどんなに頑張っても敵わない。
玉の湯は温泉かけ流し。浴槽はわりと大きいほう。お湯は無臭でサラッとしている。昼間に温泉に入るのは、最高の贅沢だと思う。
打たせ湯があったので、打たれてみる。けっこうな水量で、ズシンと重たくかかってくる。こんなことをする人はいないが、絶対に目に当ててはいけない。
さっぱりして温泉を上がり、玉の湯の向かいにある中華料理屋に入る。ラーメン(650円)と餃子4コ(150円)を注文する。昼時なので、さらに「ご飯」が無料でつくが、それは隅の炊飯ジャーの中にある。左が白飯、右が炒飯になっており、セルフサービスである。これは、炒飯を食べてもいいということだろうか。
出されたラーメンは、チャーシューがトロトロで、美味かった。右のオジサンは、チャーシューをつまみにビールをちびちびやっていたが、なるほどこの組み合わせはアリである。
私は白飯をいただく。と、後方のテーブルに座っていた女性2人組のひとりが、炒飯をよそった。やっぱり炒飯も可だったのか、と多少後悔するが、仕方ない。
店を出てバス停に向かうが、妙齢の女性が2人、バス時刻をじっと見ていて、小心者の私は、バス停に近づけない。私はパンフレットを再読し、ここから徒歩数分の、歴史博物館「こころピア」に向かった。
こころピアの外観は階段状ありスロープありで、けっこう斬新である。中に入ると、何と「無料」だった。きょうが「子どもの日」だからだろうか。
入口のところに、日本刀のレプリカが置いてある。「同田貫正国」というらしく、手に持って撮影「可」で、日本刀女子がスマホで撮りっこしている。その組み合わせが妙にエロエロで、ちょっとそそられる。
想像できない読者は、袴姿の室谷由紀女流初段が、日本刀を構えている絵を想像するとよい。日本刀女子がどんなにエロエロか、ご理解いただけよう。
きょうの企画展は、「錦絵で見る西南の役」。昔の絵だが、構図がしっかりしていて、現代の絵とほとんど変わらない。小倉城庭園の「大正・昭和のオシャレ女子」もそうだったが、時代は進歩しているようで、していないのではないか。
屋外展示では、「十六の展示塔」がそびえている。これがなかなかにシュールで、これを表から眺めるだけでも、訪れる価値がある。
まったくきょうの無料は大儲けだった。玉名バンザイ!!
こころピアを出ると、うなぎ屋があったのだが、昼飯はもう摂ってしまった。今旅行で機会があれば、食したいと思う。
バス路線がよく分からなかったので、私はいったん玉名駅に戻る。25分の待ち合わせで再び鹿児島本線に乗り、13時51分、植木着。
ここでも駅でパンフレットをもらって…とフンでいたのだが、植木は山中の無人駅で、あたりはひとっこひとりいない。植木温泉がどこにあるかも分からず、私は途方に暮れた。
とりあえず、向かいの家のオバチャンに聞いてみる。と、植木温泉はこの丘のはるか上にある、とのことだった。
西鉄柳川で降りていたら、きょうは玉名までの観光で終わったはずだ。それを玉名→植木と初志を貫徹したからには、意地でも植木温泉に入りたい。私は目的地が分からぬまま、舗装道路を歩き始めた。
途中で2手に分かれた。ここは2分の1の確率だが、私は左を選ぶ。さっきのオバチャンは、歩けばバス停に当たる、と言っていたが、その気配はまったくない。
民家があったので、そのオバチャンにも聞いてみる。こちらのオバチャンはバス停までの道を丁寧に教えてくれたが、やや距離があるようだ。
そのうちオバチャンももどかしくなって?自動車で送ってくれることになった。こういうケースの親切は、ありがたく受けるのがよい。
2、3分走ると、急に拓けてきた。なるほどこの風景なら、近くに温泉処もありそうである。
オバチャンは植木バス停で下ろしてくれる。袖すりあうも多生の縁だが、私には何もお返しできない。情けは人の為ならずだから、今度は私が旅人に親切にすればいいのだ。
あたりは植木の市街地で、クルマの往来は多く、両端に商店が並んでいる。一口に植木といっても広いらしいが、ここがメインストリートで、どうして鹿児島本線がこの近くに鉄路を敷かなかったのか、理解に苦しむ。
次のバスまで余裕があったので、例によって少しでも先に進む。反対車線は「交通センター」行きのバスがばんばん通る。これは熊本交通センター行きということだろうか。私のイメージは進行方向、すなわち山鹿温泉の先にあると思うのだが。
定刻を2分遅れの14時47分、植木五丁目バス停から乗る。植木温泉入口には14時59分に着いた。バスによってはこの先、植木温泉街まで通じているが、今の時間、そのバスはない。すなわち、ここからまた歩きである。公共交通機関で植木温泉を訪れるのは困難を極める。
植木駅前のオバチャンからは、何とかいう温泉を推されたが、忘れてしまった。「荒木観光ホテル・小町の湯」という大看板があり、入泉料が300円だったので、そこへ向かうことにする。
しばらく歩くと、サイクリングロードが現れた。横に一直線に伸びる線、これは十中八九、鉄道の廃線跡である。だけど、こんなところに鉄道なんて走ってたか?
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

G.W.九州旅行2015・8

2015-05-23 09:46:53 | 旅行記・G.W.編
みんなは「博多どんたく」を踊っている。福岡親善大使はバラケて踊っていて、同好のカメラマンが、彼女らに向けてシャッターを切っている。私も合いの手を入れながら、ミスが来ると写真を撮った。
「博多どんたく」が終わると、今度は「カッチリ節」。先の曲と合わせて、この2つは博多どんたくのテーマソングといってよい。
それが終わると、親善大使の6人が何となく集合した。ここは絶好のシャッターチャンスだ。が、こういうとき一歩先に出られないのが私の甘いところ。ちょっと遠くからの撮影となり、あまりいい写真が撮れなかった。この積極性のなさが、私の人生全般を表している。
「ここでお待ちかね! 恒例!ソフトバンクホークスの試合経過です」
男性司会者(茅野正昌アナの声ではなかった、と思う)の放送が聞こえた。私はホークスは好きだが、ソフトバンクは腹の底から嫌いである。が、郷に入れば郷に従わなければならない。
「博多に来たら、皆さんホークスファンです。これは条例で決まっています」
放送氏も、私の気持ちを汲んだような言葉を発する。「きょうはすぐそこ、ヤフオクドームで千葉ロッテマリーンズと、試合中です。現在4回まで終わって、3対0で…」
ここで一拍置く。「ホークスが勝っております!」
会場は拍手の嵐。私も手を叩かざるを得なかった。
一息ついた後は、再び「博多どんたく」。現在のそれは7番まであるから、踊りごたえがある。私もリズムに合わせて手を叩く。
ステージ下の踊りの輪は、大変なことになっている。福岡市民の大半が、どこかの会場で踊っているのではあるまいか。

















踊りが終わると、お偉方3氏による、祝いめでたとなる。このとき、旧親善大使のひとりの目に、光るものがあった。彼女のイベントも、これが最後なのか。いまはなき「さっぽろ雪まつり」のフィナーレを彷彿とさせ、私も目頭が熱くなった。
祝いめでたが終わり、最後は「手一本」。
「よーぉ」シャン、シャン
「まひとつ」シャン、シャン
「祝(いお)うて三度」シャ、シャン、シャン!
私はこの手順がいまだに覚えられず、今年も最後の一本を打ち損ねた。ともあれこれで、今年の博多どんたくも無事に閉幕した。…えっ? あの…親善大使のミニ撮影会みたいなのはないの?
親善大使の6名もみんなに何か言いたそうだったのに、スタッフの指示によって、ステージ袖に帰されてしまった。
祭り振興会も、この辺の詰めが甘いよなと思う。もう少し感動を与えてくれてもいいのに…。
でもまあ、今年のどんたくも楽しめた。また来年も来られればいいと思う。

さて、博多最後の晩飯である。がその前に、携帯用シャンプーを調達しなければならない。少しでも荷物を軽くしようと家に置いてきたのが失敗で、ネットカフェのシャワーには、シャンプーが付いていなかったのだ。今夜もきのうのネットカフェを利用するつもりなので、この購入は絶対である。
私は100円ショップに入り、シャンプーその他を買う。が、合計324円のはずが、レジで540円と言われた。そのシャンプーがひとつで324円だったわけだが、こっちは全品108円だと思っているから、ダマされた気分だ。
容器を見たら「300円」の表示が付いている。たが私は納得できなかったので会計を拒否。購入キャンセルということで、店を出た。
さて、今度こそ晩飯である。デパートの地下街に、昨年も入ったうどん屋があった。ここのうどんは美味しいのだが、もう少しボリュームのあるものを食べたい。逡巡している間にも客はどんどん入り、席が埋まっていく。何となく入りそびれて、私は再び地上に出た。
きょう泊まる予定のサイバック福岡天神店の近くに、「大阪王将」があったので、入ってみる。ここは「餃子の王将」と親戚関係にあると聞いたことがあるが、味はどうなのだろう。
中華そば(510円)と餃子(240円)を頼む。連日のラーメンは芸がないが、一人旅なので、誰に後ろ指をさされることもない。
中華そばはアッサリ系の味付け。餃子は安心の味で、どちらも毎日食べられる感じ。カウンターの壁がガラス張りになっているのがヘンだったが、まずまず満足した。
コンビニでミニシャンプーを買い、サイバックに入店する。昨年は博多どんたくの後に鹿児島まで高速バスで向かい、午前1時すぎにネットカフェに転がり込んだものだった。とても中年のオッサンが採る行程ではなく、あんなハードなことはしたくない。
福岡天神店は幸いにも空きがあり、きょうは広めのフラットブースをあてられた。横になっても足が壁に当たらないので、気にせず眠れるということである。
PCでは再びエロビデオを鑑賞し、忍耐力を鍛える。狭いながらも楽しい我が家だった。

翌5日(火・祝)。主目的の博多どんたく観光が終わって、6日までの2日間は、完全フリーである。宿も決まってないので、どこへ行こうが何の支障もない。ただ、鹿児島県吹上浜の「砂の祭典」の前売り券は買っているので、そこへ向かう必要はある。ただこれも、展開によっては、見送っても構わないと思っている。
きょうは、熊本県の玉名と植木を訪れようと思う。おととい鹿児島本線に乗ったとき、車内の路線図に、これらの駅名を見つけた。
玉名は将棋の「玉」と名人の「名」が入っており、将棋好きなら一度は訪れたい聖地に思える。
また植木は、私がファンである心理学者、植木理恵さんと同じ名前なので、興味を惹かれた。調べてみるとどちらも温泉が湧いており、これを味わおうと思う。
サイバックを出るが、今朝は松屋には寄らない。私は西鉄福岡(天神)で、大牟田までの切符を買う(1,020円)。「SUN Qパス」「旅名人きっぷ」も3日間の利用なので、これから買っても元は取れない計算である。だからもう、ふつうに切符を買うよりない。ただ、3日はけっこう電車に乗ったので、もしフリー乗車券を買うんだったら「旅名人」のほうだったかと思う。
09時ちょうど発の特急(追加料金なし)に乗る。車内はほどよい混み具合で、私は立っていく。外はきょうも晴天で、ありがたい。
西鉄柳川が近づいてきた。と、車内アナウンスがあった。
「次の柳川では、大勢の市民の方が駅の周辺で、皆様のお越しを歓迎しております」
?? 外を注目していると、柳川駅に沿った左右の道路で、老若男女がポンポンなどの飾りを振り、私たちを歓迎してくれていた。以前、鹿児島県の指宿で、市役所の人がお昼休みに似たようなことをやっているのをテレビで観たことがあるが、こちらはそれよりスケールが大きい。いずれにしても、旅人にはうれしいサービスである。
柳川といえば落ち着いた街並みと川下りが有名である。若松屋のせいろむしも久しぶりに味わってみたい。どの道きょうは、何にも縛られていない。ちょっと下車してみようか…と思うが、私は大牟田までの切符を買ってしまっている。西鉄福岡から西鉄柳川までいくらかかるか知らないが、多めに乗車賃を払うことになるのではないか…。
降りるか、降りないか。電車は西鉄柳川に着き、ドアが開いた。
「○△高校の吹奏楽部の皆さんが、これから演奏を始めます」
車内アナウンスは、さらに追い打ちをかける。あああ、どうする!?
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする