一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

G.W.九州旅行2015・1

2015-05-15 00:05:29 | 旅行記・G.W.編
ラーメン屋では、味噌ラーメンを頼んだ。これが太るモトなのだが、ダイエットするのは帰京後でいい。
出てきたそれは、れんげのほかに穴空きスプーンも付いていた。これはコーンを掬うためのアイテムと理解したが、どうか。
麺の固さは「ふつう」にしたが、妙に固かった。具にももう一工夫ほしかった。ただし例のスプーンのおかげで、山盛りのコーンは一粒残らず食すことができた。
ホテルに戻り、午前2時ごろ就寝した。

翌2日(土)。まずはスマホできょうの宿を探索する。門司に1件だけヒットがあったが、電話で問い合わせてみると、レンタルパソコンはないとのこと。泣く泣く見送ったが、ブログを毎日書くようになってから、泊まる宿が制限されるようになった。旅行中ぐらい、ブログを休止しちゃおうか。
私はフロントに降りた。実は前夜自宅に電話をして、例のメモ用紙を、ホテルにFAXしてくれるよう伝えておいたのだ。
朝、改めて連絡をすると、フロントにFAXが届いていた。表裏2枚分で、受信手数料は20円。これが高いか安いか分からぬが、良心的な料金なのだろう。
「朝食」となったおにぎりを頬張り、これでようやくチェックアウトできる。いよいよ九州旅行の始まりである。
「小文字通り」に出る。その先の上空にモノレールが走ったが、その車体に「北九州市漫画ミュージアム」のラッピング広告があった。私はマンガ家になってもいいくらいマンガがうまかったし、読むのも好きだ。近場にあるなら寄ってみたいと思う。
駅前の平和通りを越えると、「昭和館」なる映画館があった。いまどき映画館は珍しいと思う。その先には「旦過(たんが)市場」というのがあった。数十メートルのアーケード街の両側に、魚屋やら総菜屋やら八百屋やら、さまざまな店が軒を連ねている。一口に「市場」といっても、観光客目当てなどいろいろあるが、こちらは地元客がメインのようだ。すなわち、良心的な価格設定ということである。
和菓子屋があり、水ようかんが1ヶ80円。豆大福は1ヶ100円。ひとつずつ買った。さらに別の店では、イチゴが廉価で売られていた。小粒のそれが1パック250円である。
私「イチゴもらおうかな」
オバチャン「どれがいい?」
私「甘いやつを」
オバチャン「みんな甘いよ」
このやりとりがいいのだろう。
1パック買い、その足で小倉城に向かう。意外に知られていないが、私は城巡りが好きだ。天守閣の最上階から下界を眺めると、自分が天下人になったようで気分がいい。
紫川を渡ると、小倉城の手前に、八坂神社があった。私は小倉城に何度か訪れているが、ここに神社があることは知らなかった。
手水舎でお清め。木彫りのフクロウが鎮座しているが、何の意味があるのだろう。
本殿は立派で、味わい深い。しかしお賽銭は5円である。
右手にある受付授与所で御朱印をいただく。そのままぐるりと境内を回ると、ドーム型の納札所があった。一回りしておみくじを引く。「末吉」は私らしくてよい。
小倉城公園内に入り、ベンチに座ってイチゴを食す。きょうは快晴で真夏のような暑さだが、ここは九州である。
イチゴが甘い! きょうび1粒数万円のイチゴが売れるらしいが、このイチゴはそれに勝るとも劣らない?甘味である。これだけ量があって250円とは、えらく得をした気分だった。
さて小倉城に入りたいが、さっき小倉城庭園を通ったら、「小倉城庭園300円・小倉城350円・松本清張記念館500円」とあった。それなのに3施設共通入場券が700円とあっては、これを購入するしかない。
最近の天守閣は凝っていて、最上階へ行くまでさまざまな展示物がある。ここもそうで、小倉城下町のジオラマや本物そっくりの大名かご(実際に乗れる)、クイズルーム、顔抜きパネルの数々、ミニシアターと多彩で、時間の経つのを忘れる。
最上・5階からの眺めは素晴らしかった。
次は松本清張記念館に向かう。同館は以前訪れたことがあるが、文章好きなら一度は訪れたい聖地だ。
二度目だから興味は薄れるかと思ったが、前回以上に興味深く見る。何故かと考えるに、以前入ったときはブログを書いていなかった。現在は毎日文章を書いていて、作家気分を味わっているからかもしれない。
記念館の白眉は、東京・杉並区の松本清張宅の再現展示だ。増築された書庫には資料が陳列されており、その量に圧倒される。藤子・F・不二雄の書斎もそうだが、膨大な資料に裏打ちされた作品は、内容に厚みが出るものだ。
地下の休憩コーナーには、セルフサービスの高級コーヒー(150円~)が売られていたが、時間もないので、パス。それでも充実した時間を過ごすことができた。
最後は小倉城庭園である。書院作りの木造建築物で、小倉城城主・小笠原氏の別邸だったらしい。その前には広大な池がある。
池を通って書院に上がると、係の女性が無料のガイドをしていた。あたりは畳が敷き詰められ、城主の部屋があった。サンバイザーをかぶったガイドさんは上川香織女流初段そっくりで、たぶん当人だったと思う。
帰り際、その女性に個人的にガイドしてもらい、最後は写真も撮ってもらった(撮ったのではない)。
入口の手前の別館では、「大正・昭和のオシャレ女子」の企画展示があった。竹久夢二をはじめとする、「夢二式美人」の美人画に魅了された。
以上、3施設を堪能して700円とは、安かった。
さて、昼食である。小倉駅へ向かう途中の大型施設の2階に「聘珍樓」があったが、値段を見ると庶民向けでない。1階は「びっくりドンキー」で、これでもよかったのだが、ほかをあたる。
横断歩道を渡ると、戦後すぐ創業したという「四方平」があったが、熟考のすえ、パス。
そのままいくつかの商店街をぶらぶらし、板そばを出す店があったので、ここに入った。
板そばと麦とろご飯のセットを注文する。板そばは本家よりも量が少なかったが、美味い。麦とろご飯も上品な味付けで、美味かった。…しかし、この店は、もっと売り上げを伸ばせる余地があると思う。
小倉駅構内に入る。昔ここを訪れたとき、名人戦フェスティバルをやっていて、谷川浩司九段作の詰将棋や次の一手が出題されていたことを思い出した。
また、地元の高校の書道パフォーマンスをやっていたのは、この手前のコンコースだった。
駅の反対側へ出る。右へ少し歩くと、「北九州市漫画ミュージアム」が見えてきた。
とあるビルの4階にあるようだが、ウン? これは…?
(つづく)
コメント
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