一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

東十条囲碁将棋サロン、5月26日(火)で閉席

2015-05-10 01:10:01 | 東十条囲碁将棋サロン
植山悦行七段のブログ記事によると、東十条囲碁将棋サロンが、5月26日(火)をもって閉席になるらしい。
いまだから話すが、同サロンの閉席の噂は以前からあった。最初は昨年秋、大野八一雄七段と和田あき女流初段とのお好み対局が組まれた矢先に、その話が出た。
このお好み対局は、これを足掛かりに同サロンの周知を図り、ゆくゆくは新規の客で盛況にする、というものだったが、早くもミソがついた。
閉席の理由は察しがつく。建物の老朽化と来客の減少、席主の高齢化、これに尽きる。
ことに将棋のほうは壊滅的で、一般の客が皆無である。植山七段と大野七段を講師とする月2回の教室は、級位者のレギュラー生徒が3人、段位者のそれが2人だった。教室からサロンへは場所代を払わねばならぬから、これでは赤字である。
私はレギュラーにはなれず、東十条でジョナ研があるときにサロンを利用したが、そのパターンは私とHon氏のみ。ほかに将棋客もおらず、閑古鳥が鳴いていた。これではますます、私の足も遠のいてしまう。
そんな中、大野七段と和田女流初段とのお好み対局は、席主を痛く感動させたらしい。棋士の真剣勝負を間近で見せる手法は囲碁教室にはないらしく、秒読みと棋譜読み上げの声も心地よいBGMとなり、ちょっとしたカルチャーショックだったようである。
後日W氏に聞いたところでは、「もう閉席の話なんて全然出てないよ」とのことだった。これで私たちは安心し、次はどの女流棋士とのお好み対局を組もうか、と企画を練ったのである。
そんな矢先の「閉席」の報だった。お好み対局後も、冷静に見れば客数は増えていない。席主も現実に返って、これ以上の発展は望めないと決断したものであろう。
それにしても、LPSA駒込サロン、LPSA芝浦サロン、ジョナサン駒込店と、馴染みの場所が次々消えていく。寂しいことである。
植山七段と大野七段の教室は、12日(火)と26日(火)を残すのみ。閉席が決まってから伺うなど、ガンで余命いくばくもない友を見舞うようで…否、廃止の決まったローカル線に乗りに行くようで、感心しない。しかも火曜日は、「そうだ旅(どっか)に行こう。」「踊る!さんま御殿」「開運!なんでも鑑定団」と、観たいテレビが充実している。
よって両日とも行かないと思うが、サロンに置いてあった「スーパー四間飛車2」(小林健二九段著)と「高速の寄せ2・振り飛車で勝て!」(谷川浩司九段著)は、記念に何とかいただきたいと思っている。
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