一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

中倉宏美に将棋愛はあるか

2011-10-20 00:15:23 | 女流棋士
LPSA日めくりカレンダー・11月11日右下のミニ広告に、「中井広恵女流六段 20年目の結婚記念日です」と書いてあるが、中井女流六段が結婚したのは平成元年。今年で結婚20年目ということはない。編集部がどうしてこんな間違いを犯したのか分からぬ。

18日(火)、自宅に2通のハガキが届いた。中倉宏美女流二段と、大庭美樹女流初段からである。
LPSAは16日(日)にファンクラブイベントを開催したが、今回は「LPSA総選挙」と題して、事前にファン投票を行った。この上位4人が、第44回1dayトーナメント「ファンクラブカップ」に出場できるのだ。このハガキは、その投票者への御礼。つまり私は、このおふたりに投票したのだった。
宏美女流二段の文面を見る。
「今回も残念な結果で…決め手に欠けますね」
私信をブログに載せるのは道徳に反するが、宏美女流二段は当ブログの読者でもあり、それに免じて赦していただこう。
「今回も残念な結果で…」とは、めでたくファン投票に入賞した宏美女流二段は、1回戦で石橋幸緒女流四段と対戦したが、善戦むなしく敗れた。これはその悔恨である。
また「決め手に欠ける」とは、私が第5回の女流棋士ファンランキング改訂版を発表したとき、その順位に不満をもらした宏美女流二段に、私が投じた言葉でもある。
現在宏美女流二段はランキング3位だが、これより上にあがるためには、将棋に勝つなどの決め手が欲しい、と苦言を呈したのだ。上の一節はそれをそっくり私に返したもので、宏美女流二段、なかなか機知に富んでいた。
さらに文面は続き、
「努力しかないと思うので、勉強がんばります」
とあった。
この言葉をどこまで信じればいいのか。宏美女流二段はかつて、私の飲み会の誘いを、「将棋の勉強をするから」という理由で断ったことがある。
「将棋の勉強」が断りの口実なのは百も承知でそれは構わないが、それでもどこかで、本当に将棋の勉強をしたんだろうなあ…と信じたい自分がいる。
ここで宏美女流二段に提案がある。私たちは来月、旧LPSA金曜サロン有志で、2泊3日の将棋合宿を予定している。場所はいつもの山荘だ。宏美女流二段、それに参加してみてはどうだろうか。
この合宿に「遊び」はなく、宿に着いたら対局時計を使ってリーグ戦を行い、食事と入浴を挟み、それを夜中まで続ける。指し将棋以外には詰将棋トライアルや大局観養成問題があり、最終日には、プロ棋士による模範対局も用意されている。
息抜きの時間は10秒将棋やリレー将棋。雑談も将棋のことばかり。まさに将棋漬けの3日間なのだ。
ゆえに、たとえ女流棋士が参加したとしても、私たちにナンパする時間などないから、その方面の心配も無用である。
宏美女流二段に参加の意思があるならば、その筋に一本連絡を入れるだけでよい。
ただしその運びになったら、「女流棋士」という肩書を外し、一般女性として参加していただく。指導棋士として同行し、ギャラをもらおうなどと、さもしい考えを持つようでは困る。みんなといっしょに将棋を勉強しよう、香一本強くなろう、という謙虚な気持ちを持つことが肝要である。
当然参加費もお支払いいただく。…が、その点は心配ない。合宿に参加する熱烈な宏美ファンが、費用を全額負担してくれるからだ。
私は決して、往復の車中で宏美女流二段とバカ騒ぎをしたいというわけではない。
湯上がりの宏美女流二段を見たいというわけではない。
ジャージ姿の宏美女流二段を見たいというわけではない。
一杯飲んでる宏美女流二段を見たいというわけではない。
寝起き姿の宏美女流二段を見たいというわけではない。
ただ、模範対局での宏美女流二段の聞き手は、見てみたい。

中倉宏美女流二段に将棋愛はあるか。私はこのブログを通して、宏美女流二段に問う。本当に将棋の勉強をしたいなら、本当に強くなりたいなら、今回の合宿参加を、どうか真剣に考えてほしいと思う。

ちなみに美樹女流初段の文面には、
「ご来場いただけなくて残念でした…」
とあった。書き遅れたが、今回のファンクラブイベントは、私は行かなかった。所用があったからだが、なくても行かなかった。
まあ、行くも自由、行かないも自由である。去年2月14日(日)、旅行の行程を削ってまでファンクラブイベントに参加した日のことが、いまでは夢のようだ。
コメント (7)
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