一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

再び大野カウンセリング教室に行く(前編)・午前5時まで眠れなかった

2011-10-26 00:05:34 | プライベート
16日(日)は、夕方から「大野カウンセリング教室」に行った。同教室は、食事会を通じて患者の悩みを無料で聞いてくれる、ありがたい教室である。診療日と診療時間は不定期だが、第1、第3の週末の夜に開かれることが多い。
教室に入ると、Hon氏、Ue氏がいた。いつもはもっと人がいるのだが、もう帰った人もいるし、きょうは田町で将棋のイベントがあったので、そこに出向いた生徒もいたようだ。
大野八一雄先生に挨拶。いつもの笑顔で返してくれた。大野先生は将棋が強く、生徒に有料で指導もしている。いまはUe氏に指導を終えたところだった。
しかしUe氏はまだ将棋を指し足りないらしく、教室備えつけのパソコンで、将棋ソフトと対局を始めた。ソフト側の飛車落ちだった。
しばらくそれを見ていたが、Hon氏が外にタバコを吸いに行ったので、私も後を追う。Hon氏は私の悩みをうんうんと聞いてくれる同志で、得難い存在である。
しかしきょうの彼の応対は、ちょっと私の予期した答えとは違っていて、あまり気分が晴れなかった。彼としても、いつまでも私の望む答えを言ってられない、というところか。
教室に戻ると、将棋はまだ続いていたが、ソフトの相手が、なぜか大野先生に代わっていた。なんで先生が、飛車落ちのソフト相手に将棋を指しているのだ…。大野先生の将棋好きは尋常ではない。
私は書棚にある「将棋世界」の最新号を取り出して読む。「将棋世界」は、学生時代から1号も欠かさず購読していたが、先月は将棋雑誌を読める心境になく、結局買わなかった。
しかし買わなきゃ買わないでとくに不自由もなく、今月もダラダラと未購入のままでいたのだ。
中をパラパラと見る。青野照市九段の新連載がおもしろい。「対局日誌」風の読みものだ。
河口俊彦七段の「新・対局日誌」が終了してから、いろいろな棋士が同種の読み物を連載したが、なかなか定着しない。「熱局探訪」を連載していた野月浩貴七段に話を聞いたことがあるが、月に20日は執筆や取材に時間を取られ、それはそれは大変だったという。
現役バリバリの棋士がこの類の連載を持つのは、キツイに違いない。その点、青野九段は第一線を退いているし(失礼)、文章もうまい。過去にも数々のエッセイを発表しているし、この類の連載には、適任に思われた。
成田弥穂アマの写真が載っている。あまり知られていないが、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の第1回は、「私が勝手に選ぶ女性ファンランキング」というタイトルで、7位にAV女優の月見栞、次点(11位)に成田アマが名を連ねていた。
のちに「女流棋士」に焦点を絞り「女流棋士ファンランキング」と改題したため、第1回は月見栞を除外し、成田アマを繰り上げ、10位にランクインさせた。よって成田アマは、「女流棋士ファンランキング」に登場する、唯一のアマとなったのである。
成田アマの魅力は、大山康晴十五世名人を彷彿とさせる、手厚い将棋にある。落ち着いた対局姿勢、勝ちを急がない老獪な指し回しは、とても10代のそれとは思えない。身長も170センチ近くあるし、まあ私のタイプと言ってもよい。
「成田さん、しばらく見ないうちに、また綺麗になりましたよねえ。ふふふっ…」
私がニヤけると、大野先生が、アンタも好きだねえ…という顔で苦笑した。

「大沢さん、きのうブログ、アップしなかったでしょ」
大野先生が言う。私は2009年4月から将棋のブログを書いていて、ここ数日は午前0時すぎに更新している。それがきょう16日(日)は、昼の更新になった。「いつもは0時すぎにアップされてるのに、更新されないからさ。それから何度もブログ見たんだけど、やっぱり更新なしで…。大沢さん、きのうウチからの帰りに事故でも遭ったんじゃないかと心配してさ、気がついたら2時になってたよ。結局寝たのは、5時すぎだった」
大野先生、なんだかさらっと、スゴイ言葉を続けた。
大野先生は当ブログの熱心な読者であり、ブックマークもしてくださっている。
それはありがたいが、たまたまブログが更新されないから、午前5時まで寝付けなかったとは、聞いた私が驚いてしまった。
「あ、ああ、すみません。きのうは0時過ぎから『ナンバーズ4』の原稿を書き始めたんですけど、どうも文章が納得いかなくて、アップしないまま寝ちゃいました」
こんな変態ブログ、楽しみにしている人は少ないに違いないが、ここまでコアなファンがいると、定時にアップしなけりゃならないのかなあ、と思う。

時間もいいころになって、大野先生、Hon氏、私で食事会。Ue氏は所用があるとかで退席した。Ue氏とは一度食事をしたいと思っているのだが、なかなか叶わない。
川口駅前のサイゼリヤへ行く。私は鶏料理の定食にスープとサラダのセット。1ヶ月前は、パスタさえ喉を通らなかったから、これは完全に食欲が戻ったといえる。
しばらくして、Fuj氏が合流した。Fuj氏は田町で行われた将棋イベントに出席して、その帰りだった。
食事のあとは、将棋談議に花を咲かせる。午後9時を過ぎたころ、私のスマホにメールが入った。将棋の中井広恵女流六段からだった。
(つづく)
コメント (2)
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