一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

マドンナとの飲み会は、まさかの展開

2011-10-05 00:05:04 | プライベート
先日、体調が100%回復したと書いたが、また50%ぐらいに減ってしまった。もうどうしようもない。

マドンナとの待ち合わせ場所は、実は、彼女が働いているファミレスだった。
時刻は午後5時半だが、店の前で待っていてもしょうがない。中に入ってドリンクバーでも注文しようか、ということになった。
入店すると、AKB48の秋元才加(さやか)がいた!
「あなた、AKBの秋元ナンタラに似てるって言われるよね」
私は前にいるウエイトレスさんに話しかける。彼女は、もう聞き飽きました、という顔をして、曖昧に頷いた。いやまったく、とんだそっくりさんがいたものだ。
有名人といえば、石垣島のバス会社にイチローそっくりの運転手さんがいたが、とにかくふたりとも、「笑っていいとも!」の「そっくりさんコンテスト」に出したいくらいの相似形であった。
席につくと、「秋元才加」が近くを通ったので、呼ぶ。私は初見だと思ったが、W氏は異を唱える。彼女に聞くとW説が正しく、ここでもう4年も働いているそうだ。
私たちのことも覚えていて、彼女は、将棋クラブのひとでしょ? と言った。いや申し訳ないが、私は全然、彼女が眼中になかった。これだから私は、女性と縁がないのだろう。
しばらくして、別のウエイトレスさんがやってきた。
…ええっ!? マドンナ!?
な、なんで!! なんでマドンナがウエイトレスをやってるんだ!?
「ごめんなさい。きょう、人がいなくて、急にシフトが入っちゃって…」
彼女は申し訳なさそうに口を開いた。
「はああ!?」
そ、それはないだろう、それは!! マドンナは、オレたちとの飲み会よりバイトを優先させたということか!?
こっちは口をあんぐりして、曖昧に返事をするのみだった。場はすっかりシラケムードだが、もうどうしようもない。しかしこのまま帰るわけにもいかないので、私たちはそのままファミレスで食事を摂ることにした。なんだこりゃ。
現在キャンペーン中の特別メニューを頼む。
彼女が去ったあと、
「いやあ、さすがのオレも、この展開はまったく予想してなかったよ」
とW氏が嘆いた。私もただただ頷くしかない。
しばらくして、マドンナが料理を運んできた。
「このグラタン、私も食べたけど美味しかったですよ」
と言う。しかしマドンナは、いつもはこんなことは言わない。こちらに気を遣っているのだ。しかし私は、そういう配慮はいらない。
前回マドンナとの飲み会を決めたのは9日(金)。あれから17日が経って、彼女に冷静さが戻り、おっさんとの飲み会に嫌悪感を示した、ということか。バイトはあくまでも、断りの理由だろう。だが彼女の胸中を慮れば、これは仕方のないことだ。
その後マドンナは、こちらのテーブルに来ることはなかった。すべては終わったのだ。しかしやるせないW氏はその後、「秋元才加」を飲みに誘ったが、彼女は今夜、用があるとのことで、これもダメだった。
やがてもうひとりの参加者、Hon氏が来る。ちょっとしたジョナ研だ。Hon氏に事のあらましを伝えると、Hon氏も絶句した。
「まったく、ひでー展開だよ。こりゃブログ的には面白いけど、こっちはつまんないよな。いや読者だって、オレとマドンナとのやりとりを楽しみにしてたかもしれないんだ」
と、私は嘆く。ふたりとも苦笑いするのみだ。
「でも、次に彼女に会ったら、また飲み会をやってくれる意思があるのか、確かめないと」
とW氏。
「ないよ。あれは明快な断りだ」
「そんなの分かんないじゃん。大沢さん、相手の言い分を全部聞かないで、勝手にガックリすることがあるけど、そういうところがよくないよ。彼女に、本当に飲む意思があったかもしれないだろ」
「どっちでもいいよ。もう、強くお願いしてまで飲みたかねーや」
と、私は「投了」した。まあ、ここまで誘えたことが奇跡的だったのだ。それでよしとするしかない。「しかし…こうなると、ケータイ買ったのがまったくの無駄になっちゃったな」
「これから使えばいいだろ」
「だけど無理に使ったってしょうがないじゃん。元々こんなもんなくたって、ちっとも不自由しなかったんだ。もっとも、あればあったでうまく活用したとは思うけど…クソッ」
「だろ?」
「だけどネット代が月7千円だぜ。そんなカネねーよ」
「あるよ。大沢さんがこれから将棋で遣う金を考えてみろよ。あんただいぶ少なくなるぜ」
W氏は、いままで私が将棋関係で消費していた事柄の中で、これから「浮く」ものを、指折り数えていった。「な? ちょっと考えただけだって、マイナビの懸賞金が手元に残る。今年も去年も大沢さん、数万円遣ってただろ。これでネット代が丸々取れるよ」
「ううむ…。マイナビには、今年も去年も9万円遣ったからなァ。年84,000円が賄えるか…」
たしかに、同じおカネを遣うなら、ネット代に費やしたほうが、今後の自分のためになりそうだ。これは何となく、割り切れそうな気がした。
きょうは平日の月曜日である。Hon氏は9時少し前に退室。これでW氏とツーショットになってしまった。いつもは大勢の中で会っているので、ふたりきりになると、妙に意識してしまう。男とふたりでこれだから、女性とふたりきりになったら、私はどうなってしまうのだろう。
「話変わるけどさ、最近中井さんて、かわいくなったよね」
とW氏。
「うん」
言うまでもないことである。
「ほら昔さ、LPSAの代表理事をやってたころって、恐いとか、キツイってイメージが強かったけど」
「うん、あのころは中井先生、忙しかったもんね。ザンバラ髪で、とてもそこまで気が回らないってふうだった。…あ、Wさん、いま中井先生のこと、ヘンなふうに言わなかった? それブログに書かせていただきますから」
「なんで!? そりゃマズイよ」
「大丈夫だよ。ちゃんとイニシャルで書くから。みんなには分からないよ」
「Wじゃ分かるだろ、みんなに! 大体オレ、大沢さんのブログで、どういうキャラになってんのよ」
「いいキャラになってんじゃん。傷心のオレをいろいろ慰めてくれてさ。オレWさんのこと、ちょっとよく書きすぎちゃったよ。問題はオレのほうだよ。みんなにさんざん泣きごと言って、評価ガタ落ちだよ。全国の読者に、どれだけ笑われてるか」
「知るかよ」
と、私たちはどうでもいいことを話すのだった。
しばらくしてW氏が、久しぶりに将棋指そうか、と言った。
ふたりとも将棋は好きだが、最近はお互いで指したことがない。年中会っているので、いまさら将棋もないのだ。だが、たまに指すのも新鮮でいいと思った。
W氏が布盤と駒を出す。駒は、松尾香織女流初段や中倉彰子女流初段が欲したほどの逸品だ。とくに中倉女流初段がW氏に向かって、
「今度私の誕生日が来たら、その駒ください」
と言った話は有名だ。あの天然キャラぶりは、LPSAでも突出している。
駒を並べ終わって、対局開始。旧LPSA金曜サロンの生徒会長と、副会長の対局である。見る人が見たら、垂涎の一局だったと自負する。
結局きょうは、11時すぎに散会となった。マドンナとの飲み会は叶わなかったけれど、また「彼女」のショックから、少し癒された気がした。持つべきものは棋友である。
コメント (7)
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