一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

一公、スマホを買う

2011-10-04 00:03:26 | プライベート
9月26日(月)、ついにマドンナと飲む日がやってきた。きょうは午後6時に某ファミレスで待ち合わせをし、駒込界隈の居酒屋に繰り出す、という算段である。
マドンナとはサシで飲んでもよかったのだが、彼女が誰かを連れてくるやもしれず、念のためこちらも、W氏とHon氏に同席いただくことになった。
が、私にはその前にやることがあった。
「女と付き合うにゃケータイは必須だよ」
というW氏の主張に折れ、きょう私はついに、ケータイを買うことになったのである。
ケータイは、サラリーマン時代に強制的に持たされたことはあるが、任意で持つのは初めて。棋友から見れば大事件で、Kaz氏などは、某掲示板で「歴史的快挙」とまで言い切った。
今回は、私ひとりでは何も分からないので、W氏も同行となった。
そのW氏とは午後4時に駒込駅前で待ち合わせ。
ところがW氏がいつまで経っても来ない。私は待ち合わせ場所を間違えたかと、反対側の改札にも行ってみたが、やはり彼は来ない。
結局20分近く遅れて、W氏が来た。鉄道で事故があったらしい。こういう時にケータイがあると、すぐに連絡が取れて便利だ。しかし私は、連絡のない不便が好きなのである。もっともそれで、女性と親密になるチャンスも逃してきたのだが。
とりあえず駅近くのケータイ販売店(au)に行く。店内に入ると、スマートフォンがいっぱい陳列されていた。「これからはスマホの時代」と野月浩貴七段は言っていた。せっかくだから、私が買うのもスマホである。
問題は機種だが、ケータイ処女の私があれこれ選んでもタカが知れている。17日(土)に中井広恵女流六段が買ったのと同じものを、私も買うことにした。中井女流六段が多くの時間をかけて選んだのだ。それに倣えば間違いがないというヨミである。
その値段は68,250円だった。目玉が飛び出そうな数字だ。薄給の私には分不相応の買物である。しかしこれも必要経費と思って、受忍するしかない。
このほかに初期費用2,825円と、毎月のネット使用料、1ヵ月25分の電話代が、都合7,070円かかる。結構な額である。ネット使用は、一般的な?2年契約としたが、ただしこれには特典として、毎月1,800円の値引きが付く。機種によって「本体0円」の表示があるのは、この値引きの累計額を差っ引いて書いているのだ。
私の買ったスマホも、定価68,250円が消され、25,050円になっていたが、これも値引き額1,800円×24ヶ月=43,200円が引かれた額である。
いろいろ書いたが、ともかくそういうわけで、私はけっこうな買物をしたのであった。問題は毎月のネット代のモトが取れるかどうかだが、残念ながらこれには、疑問符を付けねばならない。
ネットは繋ぎ放題だから便利にはなるだろうが、見たいサイトがそんなにあるわけでもないし、メールも、とくに用事がないのに他者とやりとりしても無意味だ。第一、それらはPCで賄えるものである。
またスマホは、W氏によれば、女性と付き合うための必須アイテムという位置づけだが、ではスマホがあれば彼女ができるかといえば、答えは「否」である。スマホを所有して彼女ができれば、世話はないのだ。
それよりも、ケータイの類を所持することによって、自分が俗物に堕ちる感覚を有することのほうが不健全だ。
ケータイ不携帯者には不携帯者なりの矜持がある。それを捨ててしまったマイナス、精神的打撃のほうが大きいのだ。
さて担当氏はいろいろ説明をくれたが、私が細かいことをいちいち聞き直すので、話がサッパリ前に進まない。
ついにW氏がシビレを切らして、それはあとでオレが説明するから、と言った。
W氏の目下の懸案事項は、スマホのメールアドレス取得で、これがないとマドンナとメアド交換ができない。飲み会の午後6時まで、そんなに時間はない。
ところが担当氏が言うには、メアドの取得には本体に充電をしなければならず、いまからでは時間的に無理だという。
私も、どうせ処女メールと処女電話をもらうなら、マドンナからがいい。まあ、中井女流六段からでもいいが。しかしきょうの設定が無理なら、仕方ない。ここが私の詰めの甘いところで、こんなことになるのなら、かかる事態を想定して、もっと前に買うべきだったのだ。
しかし人間何事も、諦めが肝心である。反省するところは反省し、次回の恋?に活かせばいいのだ。
けっきょく私たちは、本体だけを購入し、某ファミレスに向かったのだった。
コメント (4)
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