極和ファシリテーター養成スクールでは、
さまざまなゲームやワークを通じて学びや気付きを得る
オリジナルのプログラムを使って学んで頂いています。
その中には模擬会議などのように模擬で何かをすることがあります。
例えば、模擬会議の場面がPTAの保護者会議だったりしたら、
ある人は担任の先生役、
ある人は学校に協力的なお母さんの役、
ある人は協力的でない学校任せのお母さんというように、
実際の自分とは違った役になって頂きます。
このときにどれだけその“役”になりきれるか?が、
学びのキーポイントになります。
“役”になりきれないと実は深くは学べません。
だから、なりきることが非常に大切なのです。
協力的なお母さんと非協力的なお母さんを前にして、
教師の立場だったらどんな心境になるだろうか?
非協力てきなお母さんに対して嫌悪感を持ってしまうかも知れません。
そんなネガティブな自分の感情とも
向き合う必要があります。
だって、人間四六時中ポジティブで居るわけではないかも知れないし、
何よりネガティブな人が世の中には存在するからです。
“役”になりきる!ということは、
その人の心境を想像し、思いを寄せることです。
もしも教師があるお母さんには親切に、あるお母さんにはつっけんどんに
接したとして、同じような態度で接すべきじゃないか?
と意見したくなるときがあったとしても、
実際にその教師の立場になったら、
そうしてしまいたくなる気持ちもわかるかも知れません。
またつっけんどんで非協力的なお母さん役をやってみることで、
実は家では親の介護をしなければならず、
子どもも4人も居るので、学校行事ひとつとっても
4倍の役割が発生してしまうとしたら、
本当ならば協力したくてもとてもできないのかも知れません。
“役”になりきる!ということは
相手の立場を理解することに繋がります。
“役”になりきれない人は、
実は他人の立場になって物事を考えるのが
苦手なのかも知れません。
だとしたらこの機会に誰かの役になりきることで
リアルの場面で
相手の立場、他人の立場になることが容易になるかも知れません。
今回“役”になりきれなかった人は、
普段ちゃんと相手の立場に立って
ものごとを考えているのかどうか?
もう一度振り返ってみてくださいね♪