9月14日展示開始で12月12日までというから、きょうからだ。
ベルサイユ宮殿で、村上隆(48)の作品展が開かれる。
ヴィジュアルのように、「重厚なバロック様式と、戦後日本のフラットな
世界の衝突を通じて、美の相対化ができればいい」(村上さんの会見談)
という景色となっているようだ。
村上ワールド、ここに完結せり。
といったところなんであろう。
庭園に据えられた金色のカッパ(河童)の像「オーバル・ブッダ」は
5.7メートル。
宮殿内の「とんがり君(二重螺旋逆転)」は高さ7メートルを超える。
また、「鏡の間」の「フラワー・マタンゴ」は高さ4㍍、幅3㍍で、
ポップな色彩の花の造形。
ご存知の村上アートのシンボル的造形・美少女フィギュアももちろん
鎮座している。
日本のマンガやアニメなどが海外で評価されて久しい。
その集大成といってよい景観か。
ベルサイユは、2008年から前衛芸術の先端作家の作品展を毎年開いて
おり、村上さんは3年目の3人目だ。
好き嫌いはあるけどね。