AKB48の旅

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「第3回AKB48紅白対抗歌合戦」メイキング

2014年04月11日 | AKB
本編については、スカパーでの放送であらかた感想は述べてしまってるんで、メイキングについて。まずは断言だけど、メイキングの方が本編より格段に面白いぞ。それぞれのシーンでの、メンバーの感想とかが拾えてるのはもちろんだけど、それ以上に、バックステージの様子、それもメンバーの動静のみならず、スタッフの映り込みがこれまでにも増して多かったように感じられた。また、ホール側での各地点からの撮影も臨場感を誘うし、ファンのコールやざわつき、歓声もよく捉えられてた。

印象的だったシーンを上げてみると、バックステージ側では、高橋さんが「深呼吸」の練習に続いて、松井Jさんに触発されて「ハートエレキ」を熱唱してるシーン。すぐ傍には茅野氏と衣装スタッフ(と推定)、そして北川謙二氏がたむろってて、高橋さんに向けてノリノリの歓声を上げてた。もう一つ上げるとすれば、生田絵梨花さんの、何を今さらではあるけど、上品な立ち居振る舞いと透明感かな。ホール側だと、「2人はデキテル」で、さすがに少人数ではあったけど、「超絶カワイイ、ケンジー」が聞こえたのにはワロタ。

本来なら、メイキングが本編を越えてしまうと言うのは掟破りだろうと思う。けれども、このAKB紅白に限っては、というか限らないんだけど、内輪受け、楽屋オチ的な要素が強いんだし、膨大なAKB物語を参照するハイコンテクストな構造になってるのは言わずもがな。なので、こうしてステージの正面からどーん的な、確かに一般的なコンサートだとそれが普通なんだろうけど、そういう見せ方は最適解ではないように思う。

むしろ、小回りの効くマルチアングル的なカメラワークで、表裏関係なく360度全方向から、内外も分け隔てすることなくアクセスフリーで、正にこのメイキング的な構成をさらに推し進める、極めるというのが正解なんじゃないか。

本メイキングは正味で1時間11分25秒。本編は例によってディスク2枚に渡る前後編、2時間28分56秒+45分40秒。本編のリアルタイムが、この合算の3時間14分34秒で合ってるならば、そのリアルタイムでのメイキングを作るというのはできない話なんだろうか。はっきり言って、そっちの方が遥かに見たいし、間違いなくこの本編より面白いものなる。と言うか、AKBGの特性、そしてとりわけAKB紅白の特性からして、そういったメイキング的なアプローチこそ、映像ソフトとしての本編に相応しいように思う。

とここまで書いて思い出した。ディスクに収められた本編映像だけど、スカパーで放送されたものと同一なんだろうか。AB比較とかはしてないけど、そして記憶はまったく当てにならないけど、少なくとも明らかに違うところはなかったような。


以下追記>b2さん
たぶんですが、「筋書きのないドラマ」が一番キツいのは運営なんだろうと思います。様々なレイヤでの根回し、手配、スケジューリング、そしてズバリ経営は、ある程度先が読めないことには回らない。けれども予定調和にもできない。

もう一つ上げるとすれば、人というのは成功体験にしがみつくもので、それはやむを得ない面がある。けれども同時に人は、失敗からしか学べない、そんな矛盾を抱えて生きてる存在なんでしょう。

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