AKB48の旅

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「HARU-CON」HKT48

2014年09月08日 | AKB
これは絶対にブルーレイで見るべし。HKTのもともとのヴィジュアルレベルが高いのをさらに超えて、正に旬という言葉がぴったりの、あらゆる映像の隅々にまでカワイさが満ちてる。遠景であっても、メンバー全員を見逃すな、な感じ。そういう意味では、アイドルのコンサートとして絶賛されるべき素晴らしさ。

とは言え、プロフェッショナルなというかテクニカル的な評価としては、一言で言って指原無双に尽きてしまうんだろうと思う。一人だけ二桁ぐらい違うレベルにいる。申し訳ないけど、他のメンバーとの差は縮まるどころか、さらに引き離す勢い。後述の件も含めて、ホントこの人は「悪魔」と称するしかない。

とにかくセトリが良い。曲名を字面で追ってるだけだと今一分からないけど、こうしてブルーレイ視聴してみるとはっきりと感じることができる、絶妙の選曲にして曲順。指原さんには「それ」が見えてるんだと思う。その上で現場監督としての仕切りも完璧。

曲の流れという点で典型的なのが、「恋するフォーチュンクッキー」からMCを挟んで「明日は明日の君が生まれる」「そばかすのキス」「BINGO!」「飛べないアゲハチョウ」「How come?」の流れで、ストーリーというとちょっと違うけど、様々な要素が不思議な化学反応を起こしたかの如く有機的に結びついて、あたかも、ひと続きの生き物であるかのような息吹が感じられる。

仕切り的な部分で典型的なのが、「生意気リップス」の曲振り。指原、中西、谷(敬称略)の3人で、移籍をサカナにして、下ネタスレスレ話で盛り上げてから、なこみくへ持って行くというギャップというか、見事な演出にしてメリハリぶり。

そんなこんなだけど、それでも一番の衝撃だったのは、「明日は明日の君が生まれる」をぶっ込んで来たことだろう。リアルタイムでセトリを知った時にも、驚きと共に書いた記憶があるけど、「明日は明日の君が生まれる」は、ある程度ディープなファンなら誰でも知ってる、間違いなく名曲中の名曲にして「神曲」なんだけど、言わばAKBにとっての禁断にしてタブーであるかのような不遇の曲。これを入れてきた指原さんの采配に唸らされた。

しかも歌唱メンバーは、指原さんを筆頭に兒玉、宮脇、田島、朝長(敬称略)という、HKTのオールスターキャスト。衣装は純白ベースにキラキラ。これを指原さんからのメッセージと捉えなくてどうする。これは「明日は明日の君が生まれる」という曲が紛うことなき「神曲」であることの価値こそが全てであって、背景なんか些末に過ぎないというご託宣だろう。いやもう少し踏み込んで、背景を含めての「全肯定」としか考えられない。つまりは指原さんによる自己肯定にして、勝利宣言ということか。

マーティ・フリードマン氏のギターを従えて「あゝ無情」をソロで絶唱する指原さんの姿が、その象徴に見えた。

ついで。ブルーレイ1枚になったと書いたけど、何のことはない、DVDの2枚分の尺を、そのまんま1枚に納めただけだったというオチ。「セーラー服を脱がさないで」が終わった1時間24分47秒に、何の工夫もないつなぎ目が。

2 コメント

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Unknown (Dankichi)
2015-09-04 06:11:11
この映像何度観ても涙が溢れる。磨き上げられたダイヤモンドの様な輝きのひととき。
こんな時間を過ごせる幸せを与えてくれた指原莉乃という人は俺にとってのまさに女神。
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Unknown (Unknown)
2014-09-11 15:04:05
HKTは解散したほうがいいよな。
赤字垂れ流して48グループの足を引っばりまくってる。
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