AKB48の旅

AKB48の旅

速報の行方

2016年06月03日 | AKB
昨日の続きみたいな話だけど、NGT48からランクインした、というかしなかったというか、91位の荻野由佳さんと92位の中井りかさんの順位を見るにつけ、これまでの選抜総選挙の歴史が思い返されるというもの。

NMB48が初参加した「22ndシングル選抜総選挙」は、速報で山本さんが25位、渡邊さんが34位にランクインしたけど、最終結果は28位に山本さんが一人。HKT48が初参加した「27thシングル選抜総選挙」は、速報で江藤彩也香さんが62位でランクインしたいけど、最終結果は47位に宮脇さんが一人。言うまでもなく、山本さんと宮脇さんは、その後のそれぞれのグループの代表にして、現状のAKBGの屋台骨を支えるメンバーとなった。

「22ndシングル選抜総選挙」の頃はリアルタイムでは知らなかったけど、「スター姫さがし太郎」とかを遡って視聴して、そんでもって容易に確信できたことは、山本さんは最初っから逸材中の逸材だったということ。この結果はきわめて妥当だったと納得できた。「27thシングル選抜総選挙」はテレビでリアルタイムで見てたけど、ほぼ初見だった宮脇さんの印象は、今でも明瞭に思い返せるくらいに鮮烈だったし、その後の活躍は言うまでもない。

となると気になるのが、今年初参加となるNGT48の去就ということになる。NMB48とHKT48、それぞれの初参加総選挙の結果は、きわめて類似しているようでいて微妙に違っている。山本さんの場合、当初からぶっちぎりで優秀なメンバーが順当にハネたと理解できるし、宮脇さんの場合、恐らくは現場の目利きヲタさんが一致団結?して押したものと推測される。

ではNGT48はどうかというと、山本さんタイプに近いのが加藤美南さんになるだろうし、宮脇さんにいくらかでも近いのは中井りかさんということになりそう(こちらは異論噴出だろうけど)。一方で、荻野由佳さんのようなタイプはこれまでいなかったという点では、こちらも注目に値するように思う。あくまでもこれは予想とかではないと念を押しておくけど、なんかいろんな意味でNGT48ヲタさん達の力量が問われることになりそうだし、それが引いてはNGT48の行く末を決定づけることになるのかもしれない。

そしてそれは、田中秀臣氏の指摘の通り、バタフライエフェクトの如くAKBGの今後を決めていくことになるのかも知れない。

「涙は句読点」その2 田中秀臣氏の指摘
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/600872ae110b5b00baa02f4d6b0ff376

1 コメント

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Unknown (kazu)
2016-06-19 18:38:07
選抜総選挙も終わりましたね。
コメントしたい内容と被る部分もあったので、こちらのエントリに感想を書かせて下さい。


常態ではない時に出来た時の常識を、常態になった後も持ち続けるのは危険な事です。

前田敦子が選抜総選挙1位になった事で選抜センターの禊になったと少年王3号さんがブログで書かれてましたが、以降古参メンバーの厚い壁に阻まれ、それを達成したと言い切れるメンバーは出てきていません。
これまでその事をAKBGの危機のように言う言論が多かったですが、古参メンバーの人気が落ちないのはその集合体であるAKBGの人気が一時のブームで終わらないことの証であり、本来は喜ばしい事でしょう。
原始のAKB48の立ち上げ時においてのみである先輩古参メンバーがいない状態は異常であり、その時に出来た常識を疑う意識を早急に持つことは急務だと思うのです。
だから前田敦子卒業後のAKBG第二章において、選抜総選挙センターと運営選抜の通常シングルセンターの持つ意味合いがどう変わって行くかが、選抜総選挙を通しての個人的な注目点でした。


AKBGも誕生から10年が過ぎ、年々の変化のパターンもいくらかは固まってきました。
姉妹グループ立ち上げ後最初の総選挙でトップにメンバーが、その後のAKBGを背負っていく人材になっていくのは何度も繰り返されています。
もう一つ、前田敦子と大島優子が最後に争った第三回選抜総選挙までAKB48立ち上げから5年ほどを費やしてますが、その後もメンバーがアンダーガールズ以上を争えるようになるには平均して5年程度の時間を要しているように思います。
仮にローティーンの頃からAKNGに所属して5年間活動したとするとハイティーンから二十歳前後になり、前田敦子以降に通常シングルセンターに抜擢された渡辺麻友・島崎遥香・宮脇咲良・向井地美音と年齢は重なる。
誰も1位になれないから半ば仕方なしの人選のようにも受け取られがちだったけれど、人気の古参メンバーがいるならこれが常態で、恐らく今後も似たことが繰り返されていくのでしょう。

では総選挙1位は何によって選ばれるようになったのか?
それもこの4年ほどのファンの選択が示しています。
後輩を指導し育て、グループ内においては代表する地位に立ち、グループ外においても自分自身の仕事上の立場を確立しつつあるメンバーでしょう。
現実社会においても二十歳を過ぎ社会人として新しい組織に所属する時に評価されるのは、十代の頃に所属していた組織(通常は学校か)における立場とか人間関係、言葉の選択は難しいけどその人自身の人としての総合力なのではないでしょうか?
AKBGにおいても二十歳を過ぎ選抜常連から神セブン、そして選抜総選挙1位に上り詰めていくメンバーは、センターどうこうではなくて人としての総合力に優れるメンバーであって欲しいと思うのです。


グループアイドルというものは、その売り方からしてセンターの存在有りきで、周りのメンバーはセンターを輝かせるための存在です。
しかし、ティーンエージャーの間から周りが自分を輝かせるために存在するセンターというポジションに立ち続けるということは、人としての総合力を育てるという観点からはあまり好ましくないのではないか?
AKBGはセンターに立つメンバーの物語ではなく周りのメンバーの物語であると、競走馬の生産牧場の喩え話でコメントした理由の一つでもあります。

AKBG第2章は昨日の選抜総選挙で通常シングルではセンターに立てない指原莉乃の連覇達成とともに幕を閉じました。
この事をもって、通常シングルセンターは同年齢の若手の登竜門であり、選抜総選挙1位はもっとその先の、人間としての成長により勝ち取るものだと、AKBGのファン全体の意識も成長して欲しいと願います。
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