AKB48の旅

AKB48の旅

「an an」No.1866 Who's hot 指原莉乃

2013年07月27日 | AKB
「an an」のインタビューを読んでいて、思い浮かんだ言葉が、「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」だった。

原文は"If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."これを「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」と訳したのは誰なんだろうとググってみたけど・・・、意外にも正確なところは分からないのかな。日本語訳のニュアンスが、原文とはけっこう変わってるようにも思うけど、その日本語訳のニュアンスの方が、より普遍的というか、使い勝手が良い感じなのかも。

さっしーの何を知るわけでもないけど、伝え聞く中学生の頃のエピソードや、例の「中2」の存在様式なんかに、その片鱗が窺えるように思う。AKB加入後は、当初は端くれとはいえ芸能人ということで、基本、フィクションとしての存在にはなるけど、ゴム手鼻風船にして太田プロ芸人、ヘタレキャラからソロデビュー、総選挙4位直後のスキャンダル、からの急転直下のHKT移籍、事実上のプロデューサにして劇場支配人、そしてついに総選挙1位。

弱冠二十歳の女の子にして、あり得ない人生の荒波に揉まれて来たからとは言え、やはり生まれ持ったものがあったから、としか思えない。これまでは「魂」とか書いてきたけど、巷間よく使われる「原石」という表現でも、それなりにしっくりくるのかも知れない。傷つき鍛えあげられることで、そんな「魂」が覚醒した、宝石へと磨かれた。そこにあるのは、強さ、そして優しさ。

そんな人格が確立されてるから、その上にてきとーに積み上げられては崩される虚構の数々が、不思議に輝く。あり得ない関係性の構築能力については既述だけど、それが可能なのも、知的能力以上に、一つには人間としての基礎ができてるからなんじゃないかと思う。

力こぶってドヤ顔で主張するとかではない、ナチュラルに「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」という存在。そう言えば、AKBの上位って、みんな多かれ少なかれ、そういう内面の持ち主かな。さっしーが「一人AKB」的存在なんだということは何度か書いたけど、ホント、AKBムーブメントの申し子なんだと思う。

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