宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

すっかりヨタカになって・・・

2018-06-22 12:43:00 | アストロトレーサー
2018年6月21日 23時15分 入間市発

6月の新月期は終った。
22日の月没は0時48分。天文薄明開始が2時37分。

この10日間、すっかりヨタカになって徘徊。
4戦4勝。(上野村3回、湯沢1回)
しかし、朝はちゃんと5時には帰宅しているという事実。
明け方の仮眠30分、夕方の仮眠90分で4戦をクリアできました。
日中は普通にお仕事。
ビルゲイツがマイクロソフトを設立する前、いつも床に転がって
ノタレ寝ていたという。出来たソフトウェアをIBMに納品するため、
ポルシェ911で空港までぶっ飛ばしていたらしい。

自慢ではないが、俺は今でも床に転がってノタレ寝ている。
ゲイツと何が違ったのか・・・運命とは残酷なものだ。

( ̄▽ ̄)

<共通撮影データ>

日時:2018年6月22日
場所:上野村付近の林道アチコチ
カメラ:PENTAX K-70 + O-GPS1アストロトレーサー
レンズ:HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR , 16mmF4.5
ISO:3200
露光時間:60秒

上野村は暗いけど、視界が・・・それに、またもや送電線がおった!


雲が過ぎると美しく濃い天の川と、送電線が・・・(-_-メ)


天頂は素晴らしいが、アレ? ピントが素晴らしくなかった。


はくちょう座からカシオペアへ流れる秋の銀河。
二重星団とM31が稜線上に昇って来ました。
ピンボケに気付いて修正したのでバリピンです。


北天。
北斗七星が半分沈みかけています。
画面やや右上中央の一番明るい星が、北極星です。
さっきまで居た山向こうは雲の中・・・org


それにしても憎らしきLED照明!!!
どうして下方だけでなく上方まで光が回り込んでいるのか。
必要ないじゃん(-_-メ)
山肌まで不自然な緑色になってしまう。
前記事のかぐら三俣スキー場の駐車場も同じ色。
R17号沿いですから。


最後のカットはISO400にして10分間の固定撮影。



あら、大きな流星が2つも写っている。
っと、思いたい。
確かに今朝方は大きな流星を数本目撃しました。
流星群あったか?
ま、人工衛星も数多く飛び回っていましたが。

<総感>

ロケハンも兼ねて秩父の浦山ダムに行って見ましたが、
LED照明激しく、全くお呼びでない場所でした。残念。

秩父ミューズパークへも行きましたが、例によって底霧で雲の中。
秩父盆地は雲海になっていましたよ。
ホント、夏も冬も雲海になりやすい所だわ。通過!

で、
R299をクネクネと走って上野村に入りましたが、雲だらけ。
トンネルひとつ向こうは晴れている。
という不安定な状態でした。
アストロトレーサーと三脚だけですから、晴れているところ目指して
移動すること3回。
アッチ、コッチ、どっちなんだよ~~~

重量級機材は言うに及ばす、たとえポータブル赤道儀であっても
こうは行きません。アストロトレーサー有り難し。
お陰様でこの新月期、4戦4勝でしゅーりょーです。


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2 コメント

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Unknown (臆崖道)
2018-06-22 21:09:14
私は鳥屋(駆け出しですが)でもあるのですが、確かにヨタカは深夜に飛び回りながら虫などを捕食するらしいです。☆男さんの、言いえて妙かな。

ところで海外のように暗~い光害のない場所では、広角の星景の露出では、ガ~ンと上げても大丈夫なのでしょうか(←現地で試せよw)。
たとえば、F2.8で天の川撮影、ISO3200で60秒など。
返信する
Unknown (☆男(hoshiotoko))
2018-06-23 04:01:57
臆崖道さん

ヨタカ 夜中に飛び回っている鳥が、確かにいます。
    深山最奥領域の夜中、以外にも賑やかです。

トラツグミ 別名ヌエ。
      暗闇からヒイーン・・・ヒイーン・・・ヒイーンと言う、物悲しい、
      とてもマイナーコード的音階で鳴く。

ミミズク科 トラツグミがヒイーンと鳴くと、
      フーホー、フーホーと返すように聞こえる。

虫 ありとあらゆる虫が暗闇でうごめいている。
  その音が、塊となって迫って来る。もの凄い音圧。
  虫の声には、何故かドップラー効果が無いようにも聞こえる。
  それ程に、多く潜んでいるということである。

深山最奥の新月期、ひとり林道にたたずみ想う。
藪からオオカミやクマが飛び出して不意打ちされても、
俺も地球内生命の 小さな小さな そして
悠久の時間軸の ほんの一瞬を生きた知的生命体であったと・・・思えるのだろうか

自然は、かくもしたたかで理不尽、生きるための攻防が繰り広げられている。
不意打ちしなければ、喰ってはいけない。
そういう躍動を写真に収めよう 撮りたい 見てみたい
その背後から、不意打ちを狙っている、飢えた獣が居ることも分かっている。

綺麗ごとでない
凛と張り詰めた感覚が好き
背後から喰われるかもしれない
そんな思いを巡らせながら宇宙(そら)を撮る

ヒトの目の、なんと高性能なことよ
F2.8神レンズと裏面照射デバイスをもってしても
およそ捕えることが出来ないものが見える

深山最奥、深夜大平原。

さて、F2.8の60秒露光は、どのような画を見せてくれるでしょうか。
たった瞳径7mmで、それに対抗してみるのも楽しいかもしれません。

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