宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

国立天文台三鷹キャンパス見学会

2015-08-10 12:11:00 | ノンジャンル
8月7日はこの夏一番の酷暑日で、埼玉県入間市も38℃越えでした。
そんな日に、入間市天文クラブ(小中学生向け)御一行様37名は
三鷹にある国立天文台へ見学に行ったのであります。
三男は唯一、中学生での参加です。(中一)


三鷹の方が入間市よりも涼しかったですよ。


初めは第一赤道儀室の太陽望遠鏡から。(マヤ文明の遺跡かや!)
http://www.nao.ac.jp/access/mitaka/facilities/20cm-telescope-dome.html



1921年(大正10年)完成のカールツアイス社製望遠鏡です。
日本のメーカーがこぞって真似をしたのが良く分かる機体です。
メカとして実に良く出来ており、カッコ良い。
入間市児童館の五藤光学製望遠鏡も、コレにそっくりです。


何度見ても感動的な恒星時ガバナー機構。
電気を一切使わずに太陽時、恒星時、月時が切り替えられる。


今日の太陽黒点


お次は国内最大の65cm屈折望遠鏡ドームへ。


何度見てもカッコ良い望遠鏡ですね。


妻曰く、大きなヤシの実の中に居るみたい・・・うーん、確かに。


これもツアイス製。イエナですねえ。


展示室ではTMTについて説明してくれました。
しっかし、こんなに短焦点でちゃんとした像を得られるんだろうか?
楽しみな望遠鏡ですよ。


最後は現役の50cm公開用望遠鏡も見せて頂きました。
普段の見学コースには入っていないそうですが、今日は”特別”なのだそうです。
何が特別なのかは微妙ですが、チョト緊張しながら昼間の天体導入操作を
見守ってみたり・・・

公開用50cm望遠鏡は綺麗な芝生があるグラウンドに隣接しています。




昼間のカペラやシリウスを自動導入。


薄雲で見えなくなってしまいました。残念!


1994年の設置以来21年間大きなトラブルも無く稼働し続けています。
これからも頑張ってくれ!!


コメント
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