宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

なんだか画が薄い・・・

2019-04-12 21:25:00 | 天体写真(冷却CMOS)
前記事で撮ったM100付近を2x2ソフトビニングし、ダークも
フラットも当てないヤツを作ってみました。

が、

ど~も画が薄いなあ~。

上から順に

・30.5cmF4+ICX285ALにて3時間の本気撮り
・15cmF4+IMX183MM , 2x2bin , 90min , NoDarkAndFlat
・15cmF4+IMX183MM , 90min , DarkAndFlat



シーイングが悪かったとはいえ、LRGBのくせに画が薄い。
2x2bin画像はもう、ゴリゴリに彩度上げてます。
何でだろう??
CMOSカメラのLRGB合成って、CCDと何か違うぞ。

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ASI183MM_ProでLRGBのM100付近・・・なんだけど

2019-04-07 14:37:00 | 天体写真(冷却CMOS)
週末、新月、晴れ予報なれど土曜日も夕方まで仕事。
金曜日も午前様とタイトなスケジュールでした。
しかも、19時ごろの入間市はベタ曇りとなり、秩父方面も雲が
多そうなSCW予報になっていました。

ウダウダ

     ウダウダ
          うだうだ

でもなあ~、今日行かないと、しばらく行けないしなあ~
まあ、そんなわけで出発が21:30とゆー(^^♪

北がダメそうなので、奥多摩から山梨方面へ抜けてカッパ池へ。


予想通り快晴、微風、気温3℃、結露なしと好条件でした。
が、
思ったよりもシーイングが悪かったです。(泣)
せっかく出っ張って来たからには、ASI183MM_Pro+15cmF4で30㎝クラス
のCCD撮像システムをカモってやろうと目論んだのですが・・・

M100付近
Gain:250
冷却温度:-20℃
露光:L= 12 X 300s , RGB=each 2 X 300s , 90min Total
Dark:L= 4 , RGB= each 2
Flat:L= 4 , RGB= each 2


コマコレのバックフォーカスは計算通りピッタリにしたのに、
何故か左上の星像が宜しくありません。ナンデダ??

もう!

そもそもシーイングが悪いじゃんか!
バーティノフマスクの像が二重三重にブワブワしとる。
これではラッキーなイメージングは無理と判断し、普通のLRGB撮影
を行いました。

お約束の反転強調


30.5cmF4+冷却CCDと比べてどうよって・・・比べ物になっていませんね。
ICX285AL vs IMX183MM


https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/711.html


んがあ~~ 全く適いません。
方や140万画素の冷却CCD、こちらは2000万画素の冷却モノクロCMOSカメラ。
何だろうね、デジカメやワンショットCMOSカメラ同様に系外銀河の
HⅡ領域が出ないなあ~。RGB画像も各5分×2枚で30分かけたのだが。
シーイング以前に色が出ない。モノクロCMOSカメラなんだから、
んなハズねーよなあ?

系外銀河は冷却CCDの方が濃ゆい画像が出てきて好きだなあ~。
まあ、世の流れは明らかにCMOSカメラなのですが、
使い方の問題もあるかもしれないし、LV画像は超絶便利だし
利点も多い。
今回感じたことは、1カット300秒も露光した割には写って来ない。
CCDだと、露光を掛けるほどに写って来る。
その辺りは構造上仕方ないのでしょうかねえ?
デジカメっぽい。
あー、冷却デジカメかあコレハ。

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撮影日時:2019/04/06-07
撮影場所:カッパ池
天候:晴、弱風、結霜なし
気温:3℃
星空指数:70
シーイング:3/5-

撮像鏡筒:ZWO-CN15F4 , 15cmF4 , fl=600mm
カメラ:ZWO-ASI183MM_Pro (Sony IMX183CLK-J Back Side Illuminated CMOS 1inch)
FilterWheel:Orion Nautilus 1.25"X7 (LRGBで撮像)
コマコレクター:SkyWatcher ComaCorrector F4
Gain:250
冷却温度:-20℃
露光:L= 12 X 300s , RGB=each 2 X 300s
Dark:L= 4 , RGB= each 2
Flat:L= 4 , RGB= each 2
ファイルフォーマット:Fits

赤道儀:TS-90s
ガイド:50mmF4ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:90s極望+PHD2のドリフトアライン機能

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:SharpCap3.2_Pro
現像ソフト:SI7
微調整:PhotoShopCC_2019
撮像用PC:ASUS T100HA Win10_64bit , USB_3.1C
ガイド&FilterWheel用PC:ThinkPad SL510 Win10_32bit , USB_2.0

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・出発時にウダウダやっていて21時30分発→22時55分着。
 GoogleNaviで行って見たが、なんちゅう~マイナーロードを走らすんじゃい!

・ANKER PowerCore 13000でT100HAを5時間使い、LEDがひとつ消灯。
 今回はAC100Vへの接続は一切やっていない。
 調子が良かった。

・PC2台と言うのは、慣れると快適である。
 T100HAはUSB3.0延長ケーブルで自由に移動出来るようにした。

・ファインダーが無いと全く実用的ではない!!
 電子ビューファインダーでも良いが、まずは最低限のファインダーが必須。

・コマコレのバックフォーカスを51.66+1=52.66にした。
 実測ではフィルタホイールが18.4ではなく18.1だったので、52.36である。

・シーイングが良いかと思ったが、予想外に悪かった。
 県民の森はいつも期待通りの好シーイングだが、カッパ池はいつも良くない。
 地形上の問題かもしれない。

・SharpCap3.2_Proの使い方をちゃんと調べよ。


コメント (2)
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