宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

縮小コリメート法(その20)

2013-08-31 13:11:00 | 縮小コリメート法
Kiwi Potos LA-52LX7を具体的にどう使うかを考えました。

一旦はお蔵入りとなったVixenの現行機種、DG-NLV DXアダプター
ですが、主点調節ネジ部を旋盤で10mm切断したことにより、
NLV25mmなどのアイピースが使えるようになりました。
この時点ではLA-52LX7の存在を知らなかったため、純正の
DGリング37mmを買ってLX7のフィルタアダプターリングに
ねじ込んで使っていました。
今回はLA-52LX7を具体的にどう使うかを考えた結果、

こうなりました↓


なーんだ、Vixen純正のDGリング52mmを買っただけじゃん!
でも、
これでLX7のレンズぎりぎりまで寄れます。


調節ネジ部を10mm切断するという関門がありますが、
器用な方なら旋盤が無くても出来そうです。
PENTAX XW20mmやバーダー・ハイペリオンはM43mmフィルタ
ネジが切ってあるようなので、M43 -> M52ステップアップリング
で使えるかもしれませんが、主点調節が出来ないので複数の
リングが必要かもしれません。
バッチリ合えば一番簡単で高性能か?

私の場合は上記でアッサリ使えるようになりました。
これならVixen純正鏡筒はもちろん、ニュートン反射や屈折、
シュミカセにも適用できますね!

Planet catさん、良い情報を有難うございました。m(__)m

                つづく

コメント (7)
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縮小コリメート法(その19)

2013-08-29 13:00:00 | 縮小コリメート法
こ、コリャ英和!!

LX7用フィルター・コンバージョンレンズアダプターのことです。

Kiwi Potos LA-52LX7


メーカーはココ↓
http://kiwifotos.com/index.php

Amazonで買えます。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%90STOK-SELECT%E3%80%91%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-LUMIX-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC-52mm/dp/B00AQ1943M

LX7のフロントリングがバヨネット構造になっており、
これが外せると教えて下さった方がいらっしゃいまして、
更に上記アダプターがAmazonで売っていると言うので、早速ポチ!


向かって反時計方向に回すと外れますが、
初めて外す時は”これ以上力を入れちゃあヤバイかも?”って
くらいの力が必要です。でも、2回目以降はアッサリ外れます。
と言うことは、あまり付けたり外したりしているとバカっちゃう
と言うことですね。

バヨネット部の拡大です。


材質:アルミ
表面処理:黒梨地アルマイト
質感:良し

なんと、NCでバヨネット部を削り出している。
バリも無くキレイですが、取り扱い注意ですねコレハ。
と、言うことで付けっ放し決定。”カチッ”とハマります。


お~お~、ええど、ええどコリャ~


”構造上、広角側では四隅がケラレます。”
とAmazonには書いてありますが、全然そんなことはありません。
これで広角端ですよ。


何時も使っているフードを付けるとこんな感じです。
このフードで四隅がほんの少しケラレる程度ですから、
LA-52LX7ではまったく問題なしですね。


52mmのフィルターねじが切ってあるので、市販のフードも使えます。


うーん、かっけー。
初めからこういうカメラだと思えば、それで良し。

露避けヒーターも難なく巻けます。


-------------

で、

こっからが縮小コリメーターのお話し。

内径48.3mm。Vixenの現行NLVアイピースの外形が48mmなので
入ります。




笠井トレーディングのSV30mm_2inchはM57->M52変換リング経由で
直結出来ます。(でもこのアイピースはC-8と相性悪いのよねえ~)
この状態でLX7のレンズギリギリまで寄れますが当たりはしません。


このアイピースは視野環が無いので輪郭が不明瞭ですが、
だいたいこんな感じです。あれ?F1.6になってしまった。
F1.4だともう少し写野が狭くなります。


以上、LA-52LX7の使い勝手を一通りチェックしてみましたが、
特筆すべきは機械的強度です。
M37mmフィルターねじを利用して縮小コリメート撮影をすると、
どうしてもズームレンズのフニャフニャ感が拭えません。

更に、LX7のズーム機構はLX7本体の自重を引き上げることが
出来ず、屈折鏡筒で天頂撮影時に画像チェックしようものなら、
”ガガガガガッ”とレンズが脱調して”電源を入れ直せ!”
となってしまうのです。
画像チェックをするとレンズが勝手に引っ込むんですよね、LX7。

それだけでもイヤなのですが、
これを繰り返していると、どうも無限遠位置が狂って来るよう
なのです。買った直後は、間違いなく∞マークの右側にあった
真の無限遠位置が、最近では2m~∞の間で、かなり2m寄りに
なってしまいました。常にデータを数値化していますから、
間違いないことです。
友人の個体では、なんと無限遠が0.3m~1mの間になってしまった
と言っていました。

国士無双・・・じゃなかった、 酷使無用ですね(^^♪

                つづく

コメント (4)
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ミザール10cmF6鏡筒を日本一使い倒した男

2013-08-28 18:56:00 | 撮影機材
まあ俺だが・・・

高校生の時、中免を取ってZ400FXに走るか、板橋の高橋製作所へ
行って90s赤道儀を買うかの辛い選択があった。
もちろん90s赤道儀を買った。
その足でお茶の水の誠報社へ行ってミザールの10cmF6反射も
買ったのである。
33年前、まだ宇宙が生まれたばかりの頃の話である。
その後社会人となり、RX-7を2台も買って道を誤まる・・・

そんな話しゃ~どうでもいいんだよ(V)o¥o(V)

おかげ様で仲間がTOA130だεだとポンポン買いまくる中、
初心一徹、昔の鏡で出ています・・・orz

しかし、昨今の冷却CCDやデジカメの進歩の賜物で、
この古くショボイ10cmF6ニュートン反射が息を吹き返して早3年。
改造に改造を繰り返し、遂に最終章に到達した次第である。


前置き長げーよ。

さて、

まずは筒内ツルツルのノッペリ鏡筒に正しく遮光板を入れるのだ。


正確に作図したところ、5枚必要と分かったので作った。


見ての通り、固めの段ボールをサークルカッターで切り抜き、
黒のクラフト紙をのり付け。所定の位置に空中元素固定装置にて
接着したのである。(コバ墨塗り)
筒内は全て黒の遮光紙を貼ってベルベット仕上げ。

今回はフードにも拘った。

今までのテキトーな段ボールフードとは雲泥の差の高級品なのだ。


露避け効果を高めるため、内部は全て段ボールとクラフト紙。
塗装はせず、絞り環の縁は墨塗りとした。
唯一、トップリングだけはラッカー仕上げである。
絞り環を5枚内蔵したフードを付けるとこんな感じとなる。


これで、多少のハイビーム攻撃には耐えられるであろう。


次、

すばる望遠鏡タイプの0.5mm厚卍スパイダーを本塗装。


斜鏡は1.75mmオフセットして取り付けてある。


そんで、
ココからが今回のハイライトなのである。

ショボいフォーカサーを鍛え、冷却CCDに耐えられるものとする。


このフォーカサーはリングクランプ式であり、ラックギア部の
バックラッシュと回転ガタを取り除けば結構使える。
しかしそれはデジイチまでのお話であり、
冷却CCD+フィルタホイールまでは対応できない。
そこで、ドローチューブが鏡筒内にせり出す部分を18mm延長し、
C環状にしてややバネ性状を持たせて冷却CCDが自重落下しない
ように改造した。(バネ性は極僅か)

これにより、リングクランプを完全フリーとしても自重落下
せず、ハーフクランプでのピント微調節が出来るようになった。
また、ハーフクランプから本クランプへの締め込みによるシフト
は、光軸中心から80mmの位置で50μmとなった。
2/3型CCDの対角では3.75μmで十分に許容範囲である。

回転機構部の溝は平溝 → テーパー溝に旋盤加工し、
セットビスの頭もグラインダーで丸くした。
これで締めた時の接眼部浮き上がりが無くなった。

<鏡筒のたわみ>

たわんで当たり前の0.8mm鉄板丸め安鏡筒である。
これに冷却CCDを付けた日にゃあ、鏡筒の向きによって
100~200μmは平気でたわむ。(光軸中心から80mm位置にて)

裏打ち板ならぬ、表打ち板を作った。




タッピングネジで固定


たわめるものなら、たわんでもらおうホトトギス・・・

と、

思っていたのだが、それ程甘くは無かった。
鏡筒を東西反転させて水平にした時が一番大きくたわみ、
80μmとなった。(光軸中心から80mmの位置)

Θ=tan-1(0.08/80)=3'26.26"角

2/3型CCDの対角、φ11mmでは、

⊿L=5.5tan3'26.26"=5.5μm となり、許容範囲である。

実際には全天振り回しで30μm程度しか動かなくなった。
この場合、CCD付近では3μm以下となる。
まあ、これ以上やっても仕方が無いと思われる。


先日のフィルター問題にせよ、気が済むまで一応は詰めた。
アレコレと数値化出来たので、安定して撮像できる筈である。

コメント (4)
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フィルタ清掃や与圧確認などイロイロ

2013-08-21 19:55:00 | 撮影機材
Hα画像のムラボケは本当にAC No,3のせいだろうか?
その後、去年からのデータを検証してみましたが、どうにも
Hα画像のフラットネスが足らない画像ばかりが目に付きます。
とりあえずAC No,2をドバシポイントで購入してはみたものの、
どうにも気になってバラシ清掃→再測定→再組込み。


去年はマイクロメータでフィルタ枠から外さずに厚さ測定を
やりました。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/225.html

今回はフィルタを枠から外してノギスで測定しました。
去年の値は見ないまま測定したところ、Hαフィルタの値だけ
異なっていました。去年は3.01mm、今回は2.95mmでした。
フィルタを外しているのであらゆる方向から測定し、2.95mmで
あることを確認しました。基板厚ムラは、当然に無いようですね。

では、フィルタの固定方法はどうでしょうか?


フィルタに固定リングが直接当たって圧迫する構造ですね。
しかし、フィルタ固定リングが樹脂製であることが判明。
特にHαフィルタ枠に凸凹などが無いか良ーく確認をし、中程度の
固定力でリングを締めました。更に、良く見るとフィルタによって
蒸着面の方向がまちまちになっていたため、鏡筒側(入光側)に
蒸着面が来るように揃えて取り付けました。

ついでにAC No,2 と AC No,3もバラしてみます。


これらはレンズが入る箇所にねじを切っておらず、
0.05mm~0.1mmのクリアランスを設けてありました。
コバも黒塗りしてあり、実売2,980円のフラットナー・レデューサ
としてはしっかりとした作りで、圧迫等は無いです。
安心して固定リングを締め付けました。
流石はケンコー・トキナーのクローズアップレンズですね!

さて、

これで問題の切り分けが出来ました。

・Hαフィルタ基板に厚さムラは無い。
・各フィルタ基板の傾き、与圧ムラは無い。
・蒸着方向を統一した。
・AC No,3レンズの圧迫は無い。

やはり、どう見てもL画像や他のフィルタ画像に比べてHα画像だけ
がムラボケしているようです。Lも周辺が甘いと書きましたが、
200%拡大して比べても、過去画像を何枚見てもHαの方が遥かに
悪いようです。今回の清掃・再組込みによってHαフィルタ枠に
付いていた(挟み込んでいた)ゴミ?か何かがポロっと落ちて
全面フラットな画像を叩き出してくれることを祈ります。
だって、2/3型CCDでムラボケなんてオカシイでしょ!?
但し、スケアリングは別問題として切り分けておきます。

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M31のHDR画像

2013-08-20 20:05:00 | 天体写真(PENTAX K-5Ⅱs)
昨年K-5Ⅱsが発売された当日に撮影したM31の多段露光画像を
再処理してみました。
元画像は↓ココ
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/256.html



今季はスパイダーの光芒が綺麗になっているため、
この画像以上のモノを撮りたいと思っています。

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Hαで撮るIC5067

2013-08-20 15:51:00 | 天体写真(冷却CCD)
IC5067をHαで3時間も撮像したと言うのに片ボケでした。

9 X 20min , 180min Total


周辺像の悪化問題ばかりに気が行ってしまい、
ドローチューブの傾き調整が疎かになって片ボケになってしまった。
まだまだ改善の余地があるな~。

今回は物凄い夜露で望遠鏡がビッショリ。

で、

そんな時に限ってダンボールフードを忘れてしまいました。
その結果、多くのカットで斜鏡が曇ってしまい、スジが入ったり
ぼやけたり、暗くなったりと散々でした。
月齢12程度でもHαはかなり撮れるので有難いですが、接眼部の
改造が急務と感じました。

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撮影日時:2013年8月17~18日
撮影地:有間峠
星空指数:50点
気温:19℃

冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.21
       (自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:ORION Hα_Filter

撮像時間:1カット20min
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:3カット。(薄明のSkyFlat)
フラット用ダーク画像:3カット。

赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm fl=250mm + SSAG + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7

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Hα画像の周辺ボケについて

2013-08-20 11:57:00 | 撮影機材
Kenko AC No,3を使って10cmF6ニュートン反射用の
フラットナー・レデューサを作った訳ですが、APS-C冷却CCDや
K-5系に対しては素晴らしい効果を発揮してくれました。
とろが、StarShootMonoⅢ(2/3型素子)冷却CCDで使用すると、
フラット化が十分に行われていないことが判明しました。
それでもLRGB合成では気が付かず、Hα画像だけやけに周辺が
甘くなる現象に悩まされ続けていました。
Hα単色では星像が小さくなるため、僅かなピンボケも目立ちます。

今回デネブ周辺を使ってL画像とHα画像を精査したところ、
L画像でも周辺は肥大していることが判明。
なーんだ、AC No,3の過修正がこんな所に現れていたか!
と言った印象です。

デネブ周辺のHα画像(周辺画像が甘い), 120sec


デネブ周辺のL画像(実は周辺が甘かった) , 30sec


K-5系用の配置では最適に補正されていましたが、
StarShootMonoⅢ用の配置は最適では無かったようです。
とは言え、

・K-5系用のフォーカスバック値=48.46mm

・SSMonoⅢ用のフォーカスバック値=49.85mm

・SSProV2用のフォーカスバック値=31.1mm

となっており、
APS-C素子のSSProV2では綺麗なフラット画像となって
いるのです。AC No,3効果が49mm辺りを境に薄れて来るのか、
そもそもNarrowBandに対応できる性能がないのか?
K-5系とSSProV2でフォーカスバック値が17.36mmも異なる配置
なのに、共に十分にフラット化されていて満足な星像です。
SSMonoⅢではフィルタホイールが挟まるため、最短で上記の
値となっています。つまり改善の余地がありません。
SSMonoⅢの画像はAC No,3を入れない場合と大差ないように
見えます。0.83倍程度のレデューサ効果はありますが、
さてどうしたものか・・・
視野1/4辺りでピントを合わせると全面で満足出来るのか?
いやいや、それはごまかしの妥協策でしかないよなあ~。
うーん、悩む。

まあ、MPCCⅢを買ってはありますが、
この鏡筒には改造しないと組込めません。
元々はMPCCⅡで作る予定だったのですが、発注してから6箇月
も納品されず、その間にAC No,3で自作してしまったわけです。
MPCCⅢはF4.5に最適化されているが、F4~F6まで使えるとな
っています。でも、F6に使ってNarrowBandで撮って、
AC No,3と大差無かったら悲しいなあ。

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NGC7000_Hubble Palette Another world.

2013-08-16 18:47:00 | 天体写真(冷却CCD)
Hα画像も好きですが、Hubble Paletteは別格ですね。

S2=4X20min , Hα=5X20min , OⅢ=3X20min , 240min Total
Hubble Palette -> R(S2)=5 : G(Hα)=2 : B(OⅢ)=3


メキシコ半島に襲いかかる暗黒星雲のディティールなど、
可視光では表現できない領域です。
北アメリカ星雲とペリカン星雲の間には大きな暗黒星雲がある
ことが良く分かります。宇宙はダイナミックですね。

すばる望遠鏡タイプの卍スパイダー効果もあり、
10cmのニュートン反射としては限界の分解能じゃないでしょうか。

と、言いたいところですがそうではありません。

この画像の限界を決めているのはモノクロ冷却CCDのピクセル
なんですねえ。SONY ICX285AL は6.45 X 6.45μmの画素ですが、
10cm反射鏡の最小分解能1.16"角までは描画できません。
SONY ICX814ALG ならば3.69 X 3.69μmなので限界描画出来そう
です。実際には夏の好シーイング時でないとICX285ALでもボケ
ます。NarrowBand撮影を行うには日本の空は適していないのです。

NarrowBand撮像は時間がかかりますから、
本当はもっと明るい鏡筒が欲しいところです。
ε130Dなんか良いでしょうねえ~(^^♪

イカン!
そんなことを考えてはイカン!

今回の撮像は、総露光=4時間・・・です。
これでもまだまだ少ないのです。
海外では9時間とか、当たり前のようにやってますね。
特にS2が足りない。
OⅢは高い所で撮らないと上手く出ない。
楽な筈のHαはムラボケ現象があって不満足なんです。
あー、どうしてくれようか。

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撮影日時:2013年8月14~15日
撮影地:有間峠
星空指数:50点
気温:19.5℃ → 17℃

冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.21
       (自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:ORION Hα, OⅢ , S2_Filter

撮像時間:1カット20min
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:各フィルタで4カットずつ。(薄明のSkyFlat)
フラット用ダーク画像:各フィルタで4カットずつ。

赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm fl=250mm + SSAG + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7

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いるか座新星(2013) 8月12日には無かったようです。

2013-08-16 15:04:00 | 天体写真
skameさんにご指摘を頂いた”いるか座新星(2013)”ですが、
8月12日には、まだ私のカメラでは検出できないくらい暗かった
模様です。

2013年7月8日(まだ有りません。)


2013年8月5日(まだ有りません。)


2013年8月12日(まだ有りません。)


ピンボケカットにペルセ群流星は写っているし、
いるか座新星が出たエリアと言うことで止むなく等倍拡大。
なんでボケかましたカットに有用情報があるかねえ~まったく。


2013年8月15日 00:21:49 (写っています!)


200%拡大


山形の板垣さんが発見されたとのこと。
http://www.astroarts.co.jp/news/2013/08/15nova_del/index-j.shtml

発見が14日の23時頃となっていますから、
私も有間峠でこの付近を撮影していた訳ですね~(^^♪
微妙~に悔しかったり・・・ウソです。
板垣さんは凄い御方なので相手になりません。
そもそも私は新星捜索をやってないし・・・

しかし新星とは突然に現れて増光するもんですねえ~。
これを間髪入れずに発見する人達って、どんな生活をして
いるのでしょう?
まあ、野暮なことを考えるのは止めよう。

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NGC7000のHα画像

2013-08-15 16:20:00 | 天体写真(冷却CCD)
昨晩撮像したNGC7000です。


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撮影日時:2013年8月14~15日
撮影地:有間峠
星空指数:50点
気温:19.5℃ → 17℃
シーイング:4/5

冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.21
       (自作フラットナー・レデューサー使用、卍スパイダー)
フィルタ:ORION Hα_Filter

撮像時間:5 X 20min , 総露光=100min
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:4カット(SkyFlat)
フラット用ダーク画像:4カット

赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm fl=250mm + SSAG + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7

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どうもHαフィルタに問題があるようで、画像が均一に
なりません。この問題は以前から引きずっていて、
解決の糸口が見つからないのです。
他のフィルタでは少なくとも理解できるボケ方をするのですが、
Hαだけは”むらボケ?”するのです。
うーん、悩ましい。


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