宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ThinkPad E560も強化

2024-05-17 10:45:30 | 撮影機材

このThinkPad E560は現在遠征撮影に使用しているものです。

7世代Core i5-6200U , Win10_Pro , AMD Radeon R7 M730(2GB)  , Full HD IPSノングレアと言うスペックです。

昨年、遅っそい500GB_HDDを1TB_SSDに改装しました。

但し、メモリー8GB ・・・ <-ココを強化します。

CFD  D3N1600PS-L8G (SODIMM DDR3L PC3L × 2枚 ¥3,360.-(ドスパラ購入)

注意点はLowVoltage 1.35 [V] 品だと言うことです。

Amazonなどでは1.5 [V] 品やDual Specメモリーが更に安価で散見されますが、

主要パーツなのでドスパラ購入です。(緑基板の方)

ThinkPad系のPCはメンテナンスマニュアルもしっかりとしており、

内部へのアクセスも簡単に出来ます。(現行機種は知りませんけど)

4GBメモリー2枚を取り外し、8GBメモリー2枚をセットしました。

メモリーインターリーブも効く構成です。

グラボが別途入っているため、UMAでメインメモリーを喰われません。

15.9GB丸々使えるところがポイントです。

8年前の15.6inch機なのでやや重いですが、未だバッテリー駆動で3時間半(70%残)使えます。

観測所で撮影すると翌日にデータ処理をやりたくなりますが、メモリー8GBではやや足りませんでした。

PS_CCはグラボ未対応落ちしましたが、SI9では十分に実用的です。

PS_CCは仕上げ用なので全く問題ありません。

ThinkPad系のキーボードは打ちやすい上、簡易防水仕様です。

天体撮影用には最適で、2年ぐらいは延命できたでしょう(^^♪

 

 

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Lenovo C340を殻割アップグレード

2024-05-12 15:35:57 | 撮影機材

昨晩は遠征撮影に出掛けませんでした。

夕方までウダウダしていましたが、高層雲が出る予報だったので行きませんでした。

21時頃から関東でも薄雲が広がり、安心して眠ることが出来ました。(^^♪

で、

本日のお題はコレ。

Lenovo C340という約5年前のコンシューマ向けノートPCを殻割してアップグレード。

流石、IBM ThinkPadの流れを汲むメーカだけあり、C340 をネットに接続してHPのサポートへ

アクセスすれば、当該PCを検出してマニュアルやらドライバーをDL出来るんです。

更に、ハードウェア分解メンテナンスマニュアルまでDL可能です。

眺めていたら、

どうやらメモリー4GBオンボードで4GB_SODIMMが1枚刺さっている模様。

更に、2.5inch SSD増設スペースまである・・・(^^♪

んじゃあ~やるか!ってことで殻割。

メモリーは samsung 4GB SODIMM PC4-2666 が付いていました。

交換後のメモリーは crucial 16GB DDR4-3200 SODIMM (CT16G4SFRA32A.C16FT) です。

高速耐性がアップしているのでヨシとします。(ドスパラ購入品)

良い作りです。

メモリーシールドまで付いている。

この辺りはドスパラなどのBTOパソコンが及ばないところですね。

元々は 4GB Onboard + 4GB SODIMM = 8GB でしたが、16GB SODIMMに交換して20GBへ!!

おお~、ThinkPad Tシリーズかや!

メモリーインターリーブは使えなくなるけれど、本機はPhotoShopCC適合、かつ、Win11適合機です。

C:ドライブは元々M2._PCIe_512GBと高速です。

もう一つ、

15inch機には内蔵SSDエリアが付いていました。

迷わず crucial MX500 1TB SSD (ドスパラ購入品)を増設しました。

また旧PCの強化アップグレードをやってしまった。

¥18,160.-(税込)

これで超絶旧式の Core i7_2600K 16GB デスクトップPCに引導を渡すことが出来ました。

コリャ、流石に古くてPhotoSopCC不完全対応機だったのです。

モニターはHDMIで外部24インチ(1920 x 1200)へも出しているため快適です。

天体画像処理がかなり改善されることでしょう。(現状、私的にはコレで十分)

 

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C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星

2024-05-07 16:42:55 | 天体写真(冷却CMOS)

C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星も撮ってみました。

G380 , -10deg , 5x180s , 15min Total , OnlyDark(彗星基準コンポジット)

2024/05/04   20:52:30 - 21:04:30

500%拡大

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撮影日時:2024/05/04
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:快晴、微風、夜露多め
気温:7℃
星空指数:80
シーイング:天頂 4/5 , 低空 3/5

カメラ:ZWO ASI294MC-Pro
撮像鏡筒:Askar FRA300 F5 Pro
フィルター:LPS-P2

赤道儀:90s赤道儀OnStep改
ガイド:30mmF4 (RG630_Filer)+ ASI120MM + PHD2

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まだ鬼太郎の魂レベルじゃな。

 

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OnStep + PHD2 でテスト撮影

2024-05-07 12:13:05 | OnStep

M8,M20 , G380 , -10deg , 20X180s , 60min Total , DarkAndFlat(ノータッチトラッキング)

PHD2が使えず、やむを得ず3分×20枚をノータッチトラッキングしましたが、

1カットも失敗がありませんでした。

高精度なベルトドライブは平ギアで伝達するよりも良い感じです。

極軸合わせは90sの旧パターンでザっと合わせただけです。

300mmを3分間ノータッチ撮影できるなら、ガイド撮影をしなくても良いかもしれません。

 

NGC4592(青い馬星雲), G380 , -10deg , 20x180 , 60min Total , OnlyDark(ノータッチトラッキング)

たった60分で狙える星雲でないことは分かっています。

最低限10時間は必要そうですね。

 

M104 , G380 , -10deg , 11x180s , 33min Total , OnlyDark(ノータッチトラッキング)

 

M83 , G380 , -10deg , 20x180s , 60min Total , DarkAndFlat(PHD2ガイド)

4日に撮ったM83はPHD2ガイドが復活しています。

OnStepで初めてのガイド撮影です。

M8 , M20 でガイド不要なことは分かっていましたが、今回の目的はOnStepの機能テストです。

一応PHD2ガイド撮影を実施してみました。

 

アンテナ銀河 , G380 , -10deg , 5x180s , 15min Total , DarkAndFlat(PHD2ガイド)

 

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撮影日時:2024/05/04
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:快晴、微風、夜露多め
気温:7℃
星空指数:80
シーイング:天頂 4/5 , 低空 3/5

カメラ:ZWO ASI294MC-Pro
撮像鏡筒:Askar FRA300 F5 Pro
フィルター:LPS-P2

赤道儀:90s赤道儀OnStep改
ガイド:30mmF4 (RG630_Filer)+ ASI120MM + PHD2

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テスト撮影なのでGain380です。

90s赤道儀+OnStepのテストなのでPHD2関連はノーマークでした。

しかし、世の常でノーマークの所がトラブルと言う・・・

いや、正確にはPHD2のカメラ選定間違いに気付かず、初日の3日はAGが出来ませんでした。

4日朝からアレコレ検証した結果、なんとPHD2もASI294MC-Proを使う設定になっていました。

PHD2のカメラ選定時にZWO ASI Camea(非ASCOMドライバ)を指定して接続しましたが、

先に起動してあるSharpCap4.1も当然にASI294MC-Proを使います。

既にSharpCap4.1がASI294MC-Proを使って連続撮像していると言うのに、

PHD2側でもASI294MC-Proでガイドするつもりで撮像出来てしまっていました。

本来ならASI120MMが選定されるべきです。

出発前にPHD2を最新版にアップデートしました。

撮像もガイドもASIカメラですが、最近はずっと安定して動作していたのです。

ところが、

3日はガイド撮影中にガイドカメラが居ません! エラー頻発で使いものにならず・・・

仕方なくノータッチトラッキングを決め込んで回避しました。

4日朝からの検証にて、PHD2側もASI294MC-Proが指定されていることを発見!

PHD2はASI120MMを使うように明示的に再指定。

して、

無事に動作した次第です。

 

全く、なってこったですよ。

2つのソフトが1つのカメラを取り合っていた訳です。

既に使用されているカメラを自動選択出来るんですかねえ?

ホント、出発前にソフトのアップデートなんかやるもんじゃないですね。

Windowsは勝手にやりやがりますけど。

 

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GWで疲れた猫がこちらです・・・

2024-05-07 10:33:43 | ノンジャンル

GWにいじくり回され、お疲れのようです(^^♪

ぐっはあ~~疲れた

放心状態

大丈夫でちゅか?

家族は来て良し、帰って尚良しだにゃ

 

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K-1Ⅱ+FRA300_F5_Proでカラフルタウン

2024-05-06 20:02:43 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

ノーマルK-1Ⅱでカラフルタウンを撮りました。

構図イマイチ・・・赤は結構出るなあ~。

ISO3200 , 30X180s , 90min Total , NoDarkAndFlat

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撮影日時:2024/05/05
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:快晴、微風、夜露多め
気温:7℃
星空指数:80
シーイング:天頂 4/5 , 低空 3/5

カメラ:PENTAX K-1Ⅱ
撮像鏡筒:Askar FRA300 F5 Pro
フィルター:LPS-P2

赤道儀:90s赤道儀OnStep改
ガイド:30mmF4 + ASI120MM + PHD2

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PSのCameraRAW現像でTiff画像を作り、SI9でコンポジットだけを実施。

ダークもフラットも撮りましたが、SI9で処理するとダメダメ画像になってしまうため、

PSだけで処理しました。

なんでSI9だと色が出ない? ザラザラ画像になる? K-1Ⅱだから?

 

< 追記:2024/05/09 >

SI9でダークとフラットを当て、精一杯処理した画像がこちらです・・・(-_-;)

発色とフラットネスはこちらの方が良かも。

 

 

 

 

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K-1Ⅱ+アストロトレーサーで天の川

2024-05-06 15:19:19 | アストロトレーサー

久しぶりにK-1Ⅱでアストロトレーサーを使いました。

ISO3200で60秒撮影が出来るので有り難い存在です。

全てJPEG1枚撮って出し、データ付きです。

固定撮影10分

3時頃

修正版

ここの夜空も明るくなったものです。

入笠山での天の川は光害に悩まされます。

東の甲府盆地、南西の伊那、西の諏訪湖周辺と逃げ場がありません。

天頂は暗いのですけどね・・・(-_-;)

 

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入笠山天体観測所でOnStep実戦投入

2024-05-05 19:17:18 | OnStep

こんなに好条件なGWも少ないですね!

3,4,5日と観測所へ行ってOnStepの実戦投入他アレコレやって来ました。

 

都合によりフィールド展開。

Askar FRA300 F5 Pro + ASI294MC-Pro , K-1Ⅱなど。(間に合わせフードはご愛敬(^^♪)

お約束のXperia1 Ⅳによる星景。

24mm相当

24mm相当の撮影データ。

16mm相当

16mm相当のデータ。

ピントはAF指定でお任せです。

さて、

肝心の90s赤道儀OnStep改ですが、どうやら赤緯軸のギア比を間違えたようです。

赤経軸同様の144歯との思い込みで設定してしまいましたが、

自動導入時に赤緯軸の駆動量が全然足りませんでした。

赤緯軸の部分微動部を観察すると、ウォームネジの位置がどう考えても144歯の

径ではありませんでした。導入時の動きを目盛環で測定したところ、1.6倍位違います。

どうやら240歯のウォームホイールから切り出した軸のようです。

それだと240/144=1.666667 となり、測定結果と一致します。

思い込みとは恐ろしいものです。

早速修正して次回に再検証します。

<追記 2024/05/17>

その後の検証で216歯相当に落ち着きました。

まあ、

それ以外にもつまらないトラブルがありまして・・・

やはり新しい機材構成はすんなりとは行かないものですね。

とは言え、

最終的には思った以上の性能を発揮してくれました。

ではまた。

 

*入笠山天体観測所は私有地(別荘地)にあって、一般車進入禁止のクサリ柵があります。

 悪しからずご了承願いますm(__)m

 

 

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山岸天体観測所に5年後の我を見た!

2024-05-01 15:01:27 | OnStep

あなたはこの写真を見て何を感じるだろうか。

会社での仕事を勤め上げ、自由を獲得した男の城である。

良く見て欲しい。 この機材構成を・・・

1975年頃から現在に至るまで、連綿と流れた時の流れを、写し込んではいないだろうか。

この作り

    一つひとつが高精度であり、考え抜かれ設計されている。

フォーカサーもEAFではない。

ESP32 Wi-Fi ASCOM Focus Controller改なのである。

複数台あるため、IP Address分けしてPCで制御しているのである。

全ての鏡筒に光軸調整機構が付いており、同じ天体を見つめている。

BKP300鏡筒は徹底的に改造されており、主鏡セルは爪無しリング、鏡筒は補強、接眼部も補強、

オリジナルで個性的なフードもスバラシイ!

このクサリの様な補強バンドも、自作魂のなせる業です。(フツ―やらんて、こんなメンドクサイもの)

 

こちらはデジイチの冷却改造品。

2段ペルチェ、全部自作、マイコン制御。

このカッコ良いESP32_フォーカスコントローラよ。(サクッとDINレール付・・・この案頂き!)

青いヒートシンクが顔を出しているけど、

穴はフライス加工で空けたそうです。

こ~ゆ~ところ、たまらんなあ~(*'▽')

 

何故 OnStep カテゴリー記事なのか・・・?

 

それは山岸さんがArduino系マイコンを使い倒し、AtluxをOnStep化、複数FocuserをESP32でWi-Fi化しているから。

しかも、Smart Hand Controller まで自作しているからなのです。

出来合いの基板を買わず、全て手ハンダ作業で。

何年も前から、回路図と英語ソースと格闘して来たからなんです。

 

山岸康文さんご本人と・・・私の愛機♪

(ご本人の許可を頂いて掲載しています。)

 

初めてお会いしましたが、

正直言って恐れ入りましたm(__)m

山岸さんは大手電機メーカのエンジニアで、機械系設計がご専門。

GN-26赤道儀に付いている美しい羽子板もご自分でCAD設計され、

製作はお付き合いのあった国内企業の中国工場で

加工してもらったそうです。

メカ屋なのに電気にもソフトにも詳しいスパーエンジニアです。

 

開封の儀と既製品のレビュー記事に翻弄されてばかりの昨今において、

なんと骨のある天文趣味を実践されていることでしょう。

GN-26赤道儀、Atlux赤道儀、30㎝反射鏡筒、OnStepと、機材まで私とソックリです。

お聞きしたところでは仕事内容も非常に、と言うか同じ方面だったご様子。

 

ということは、

 

5年もすると私もこの境地に到達できるのではないか?

そうなるべきとの、神の思し召しか?

う~ん、越えねばならぬ壁は厚いですねえ。

 

山岸さん、

良い刺激を頂きました。

どうぞご健康で、今後の天文 機材 ライフをご満喫なさって下さい。

有難うございました。

 

 

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